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2013/03/05

Calltex CT40とGecko [クライミングスキン]


Colltex/こうやってアイゼンで挟む事で
コンパクトに収納出来る

ちょっとスキンのお話。

ヒョンな事から2種類のクライミングスキンが、手元にある。
2つともオーソドックスな糊タイプではなく、革新的な接着方法を持つ注目のスキンだ。
ソレだけに、仲間内でもどっちがいいのか?
という話題はつきない・・・

ちょっと比較してみようと思う。

[Gecko]ゲッコ ARMADA用 183cm 

3年使用
接着素材:シリコン?

3年目の使用だが若干接着が弱くなっている気がするけど
使用には問題ない感じ。
立山での登り返し時に、凍結し、接着しなくなった事があったが
基本的には扱い方のミスなので、貼り直しに弱いと言う印象は無い。

メリット

□チトシート要らず(糊面同士を合わせれられる。)
□四つ折り収納が可能
□お湯で洗える
□ナイロンのため滑り難い
□接着強度にムラが無い

デメリット

■重い(同じくらいの大きさ長さのシールと比べると重い)
■シリコングルーのリペア(補修)が効かない
■モヘアと比較すると少し滑走性が悪い 
■接着面の初期不良がかなりある。
■雪が付いてもスキーのエッジで擦って取ると言う荒技が使えない
(プロモーションではやっているが、実質出来るかは懐疑的?)
■一旦氷ると、復帰は難しい
■付属のテールクリップがお粗末で使えない
(ボクはG3のものに交換している)

   

[Calltex CT40]コールテックス VOLKLE 191cm

3年使用
接着素材:吸盤?

Nさんから、譲り受けた。年式的には同じくらい
粘着力は、通常のグルー(糊)やGeckoと比較するとやや弱い。
ただ、上手く圧着すれば使用上は差は無い。

トップやテールのエッジ際はよく圧着しないと、最初に雪が入り込むと
糊タイプよりも一気に剥がれてしまい易い。

立山では、Geckoが剥がれてしまって使用不可能な気温でも
初期接着は弱いものの、圧着式のため使用しているうちに接着強度が安定して
使用には問題が無かった。

メリット

□基本的に圧着なため、温度変化に強い
□軽い
□モヘアのため滑走性が高い
□雪が付いた場合スキーのエッジで擦って取ると言う荒技が使える?
  

デメリット

■チトシートが必要
■初期接着が弱い(使用する事で圧着されるが、それまでに雪が入り込むと剥がれ易い)
■基本的に(吸盤の)リペアが効かない。
■絶対に糊面どおしを貼付けてはならない(吸盤どうしがくっつき接着しなくなる)
■若干ナイロンと比較すると、滑る気がする。(やや登坂性が低いかも?)     

正直、この2つは好みで選んでも良いかと思う。
扱いが簡単なのはGeckoかな?と思うが、実践での使用感はさほど変わりがない。

普通の糊を使ったBDやG3も慣れれば、むしろ無理が効くと思う面もあるが
夏の間の保管がデリケートすぎて、今更戻る気にはなれない・・・

値段的には双方高級な部類なのだが、製品としての完成度は
やや[Calltex CT40]の方が高いかな?

BDやG3の方がプロダクトとしての完成度は高い。

付属のケースや、テールクリップ、リペア用品など
トータルの完成度はやはりBDやG3にはかなわない感じ・・・

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