アップが前後するが、GWの最終の2日間、初めて立山にいってきた。
所属するスキークラブのツアーだが、メンバーはほぼいつもの面々、ガイドも同クラブ員であり、ボクの大学の後輩。※1年の大半を山で暮らす仙人の様な職業スキーヤー?だ。
気心のしれたメンバーで、自分の体力以外は不安はすくない。
前夜の雨も止み、ごそごそと身支度をしトロッコ列車に乗り込み、
のち、バスに乗り換え1時間程。
快晴とはいかないものの、一面、銀世界?
距離感を失うスケール感、遠くにある小さな人影がこの場所の大きさを確認させる。
360°すべて登れば滑れそうだが・・・・
それは登坂しなければ一切滑れない。
ということでもあり、そう思うと早くも気が重い。
足下は[ARMADA TST]+[Geko]。それに[Baron]の純正クランポンをつけスタートする。
前日の下界の雨が、ここでは雪だったようで新雪と汚れた雪が風に叩かれストライプ。
スタートはザラメだが、少し登ると汚れたザラメと新雪の2層が明らかで、斜度が増すと表面がズレる。
よくよく見渡せば、点発生的表層雪崩もちらほら・・
心無しかトラバース時も横にズレ落とされる事も確かに少ない。
ただ、直にスキーに付ける[Voile]とちがい[Baron]純正クランポンはヒールピース裏にぶら下げ装着する為、
斜度がキツくなり、クライミングサポートを使った場合刺さる深さがどんどん浅くなる。
※2段階のクライミングサポートを上げると(使用すると)上げた高さ分突き出す量が減る。
[Baron13]の場合クライミングサポートを最大にすると
数センチ程しか刃が出ない。
ただ、この構造だと斜度のキツい場面ではクランポンが浅くなり、(急斜面、硬質等の)シビアシチュエーションには問題が出て来る。
※そのような場面はアイゼンを使えとう事か?
クランポンを着けているとはいえ、古い雪の上に新雪が数センチ乗っているため、少し斜度がキツくなると表面がズレ、直登は難しい。
当然、トラバースしながらキックターンして登るのだが
登る時は無駄に太い[ARMADA]は、結構気を使う。
特に一方方向へのトラバースがつづくと左右の足の高低差が、股関節の痛みを誘う。
ガイドの後輩は、[G3]のオニキスにガルモント。
つづくパーティの為に時折、山側の斜面にスキーを叩き付け水平面の足場を作ってくれていた。
やはりTLTとATブーツの組み合わせは無理が利く感じだ。
[Baron13]じゃ、つま先だけでぶら下がったスキーを、横にガシガシ叩き付けるのはちょっと不安がある。
結局天候の関係もアリ、それほど急な斜度を登る事は無かったが、高度が上がり雪も硬くなる中クランポンは明らかな安定感があった。
※ただ、クライミングサポートが最大だとクランポンの刃?は細小になるから
直登時はクライミングサポートを取るか、クランポンを取るか?迷う所だ。
翌週、御岳に登ったのだが、ソコでも気がついた事をすこし・・・
御岳はザラメ雪で立山とはまた違う登り難さがあったが、慣れてきた事もアリ、ヒールサポートを上げたり下げたり色々試す余裕があった。
斜面も急になって来ると、当然トラバースしキックターンを繰り返すのだが、
少し面倒でもキックターンを繰り返すたびに、谷側のヒールサポートを上げ(使用しない)、山側を下げて(使用する)登ってみた。
これにより左右の高低差を少なくし、足の負担が幾らかマシになった。
※ストックも左右で長さを変え、たびに持ち替えた。
この方法には、メリットがあって山側のヒールサポートを上げる(使用しない)事で常に、山側のアイゼンは深く刺さり安定し易い。
このトラバースの仕方が良いのかどうか、当たり前なのかは知らないが個人的には有効な方法だった。
ただ、他の山慣れしたパーティーは刻んで進む僕らを横目に、刻まず直登していた。
※ただ、クランポンは直付けで、ATブーツではあったけど・・・・
ん〜直付クランポンがいいな〜。
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