右半分だけ加工(削って)してみた |
ここからの記載は、自己責任ですることであり、もちろんヘルメットに構造的な加工をしてしまえばメーカーの保証も無く、
その安全性のおいてもメーカーが示した物ではなくなる事が予想される。
ただ、個人的にはもちろん、ネット上には同じ様な悩みの方が多いのも事実だ。
バイクのヘルメットなどは最近のモデルだとサイズによってインナーの交換が出来、調整が可能の物も出ているようだ。
其れに比べると法律で規格や着用が定められていないスキーヘルメットや自転車のヘルメットなどは、
帽子のサイズ調整のような、外周だけの調整の物が主流だ。
※そんな中でフィットした物を選びましょう?と言うのは如何なものか?!
実際は外周だけの調整では、インナーと頭骨の間に空間が出来、部分的に頭骨が当るために、外部から強い衝撃を受けた際は、部分的に当る部分を中心に衝撃が伝わる事になる。
※POCの様にインナーがずれる事により衝撃を分散するシステムの物などもあるようだが、大半はインナーとシェル(帽体)は一体だ。
よって、外から受けた衝撃は部分的に当ったとしても、丸い帽体とインナー側の緩衝材(スチロール)により分散吸収される構造がスタンダードだ。
しかし、頭骨がインナーと部分で当っていた場合、せっかく分散した外部エネルギーも、部分的に当っている所に集中して伝わるのではないかと思うのだ。
※突飛な話だが、角の生えた人がヘルメットを被ったら、いくら頭の外周で合わせても、
内部に大きな空間ができ、帽体が受けた衝撃はかなりの割合で角周辺の頭骨に伝わるだろう?!
理想的なのは頭骨の形が丸く、インナーもシェルも均一な厚さである事が、
部分的に受けた衝撃を最も効率よく分散するのではないかと思う。
実際はプロパーモデルでそのような状態で被っている人は稀?じゃ無いかと思う。
だからといって、緩衝材を削る事は推奨されるべき事ではないが、
仮に頭骨を忠実にトレース出来たインナーだとしたらどうだろう?
部分的に緩衝材が一定厚で無かったとしても、シェルの受けたエネルギーは、頭骨全体の面で受ける事になる結果、むしろ部分的にエネルギーが集中する事が減るのではないかと思うのだ。
もちろん、緩衝材を削る事でその部分の衝撃に対し弱く(吸収力の低下)はあるし、シェルに対しては面圧も均一ではなくなる(設計時の設定と異なる事だろう)が、もとよりベンチレーション等の穴の空いたものの多いスキーや自転車用のヘルメットでソレを語るのは微妙な気がする。
加工後にメーカーに責任を問わない、自己責任の範疇で行う事だが、フィットしていないまま被るのも、
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