まずはスキーセンターを出し直線をスキーにマーキング。
次にネットで仕入れたRADICAL2のペーパーテンプレートを用意。ソールサイズにテンプレートを合わせ、スキーに貼り合わせる。次にスキーを水平に固定して、各ネジ位置センターにポンチを強めに打つ。
MARKERドリル |
刃先のキリが鋭角でセンターが踊ることが少なく、深さも一定以上進まないようになっている。
今回はインビスの取り付けと違い、タップも切らないので、専用ドリルを使う限りは、そレほど神経質にならなくても良い。
ここで念の為、固定用ビスの径と長さをノギスで計測し、穴を開ける前にテンプレートの位置など、2本スキーを並べ俯瞰でみて、位置が同じか確認する。 |
次にいよいよ板に穴を開けるのだが、使用するドリルはマーカー専用ドリル。
ビスの計測 |
今回は専用ドリルの為深さの調整はできない。気をつけないといけないのは、
※心情的にはなるだけ穴を開けたく無い気持ちにはなるが、ソールを押さない程度に深い方が安全。
次に開けた穴の周りが膨らむので、カッターでカット、面取りカッターで凹る。
この辺りはDIYならではの配慮だ。
穴の深さの確認、面取り済 |
開けた穴に2液エポキシを穴の奥までしっかり爪楊枝で入れる。
※ここでちゃんと奥まで空気を抜き入れないと、ビスの頭にエポキシが行き届かない。
ここで、ビンディングを仮置きしボルトを締め込むのだが、ビンディング側の穴は、販売時の紛失防止のため少し小さく、ビスが刺したまま固定できるようになっている。
取り付けにあたりこのままだと、ボルトが締め込む際に曲がって入ってしまうため、僕は事前にビンディング側の穴をドリルで拡大し、ビスが当たらないように加工している。
そうすることによりビスをスキー側の穴に合わせて締め込むことが出来る。
ヒールピース穴の 拡大加工 |
RADICAL2はトゥーピースが4点止めなので、対角に少しずつ絞めながら、先に書いたスキーセンターマークに合わせながら締め込む。
変わってヒールピースも4点止めだが、ヒールピースがネジ位置に被るため、前後いずれかの2本ずつしか占めることができない。
※RADICALのヒールピースの移動はポジドライバーで行うが、ボルトのピッチが細かく大きく動かすには手がバカになる。そのため、僕はフレキシブルチューブをつけた電動ドライバーにポジをつけ回した。
ここのロングボルトはかなりデリケートなんで、あまり極端なトルクはかけないように。
文章に書くと大した作業ではないが、実際は様々微妙な力加減、頃合いがある。
実際、自分ほど気にして取り付けをショップがしてくれるとは思えないので、たとえトラブルがあっても個人的にはDIYでやる方が、納得出来る。
ただ普通のアルペンビンディングと違いTLTビンディングはトゥーピースとヒールピースのセンター出しがデリケートなので、最初のセンサーラインのマーキングは気を使う。
最終セッティングでブーツをセットし、ヒールピースの位置を専用のジグを挟んで調整。
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