BOOSTER STRAPは「シェル本来のフレックスが感じやすくなる」「動きやすくなる」とか紹介されることがあります。
具体的な効果・原理の説明が少なく、値段も割に高価で、商品のクオリティーもMade in USAといった感じなので、あえてデフォルトのパワーベルトと交換する必要があるのかと疑問に思う方も多いと思います。
僕は20年以上、ブーツを変えるたび交換して使っていますが、今ならBOOSTER STRAPのメリットがよく分かります。
ー実際何が変わる?ー
ここが一番気になるところだと思います。
ノーマルのパワーストラップからブースターストラップへ交換すると、僕が最初に感じるのは「ブーツが柔らかくなる」という印象です。
もちろん、実際にブーツの剛性が下がるわけではありません。
変わるのは前方向へのレスポンスです。
通常の伸びないストラップは、脛を押した瞬間に反力が立ち上がるため、レスポンスが速く、フィーリング的には硬く感じます。
一方、ブースターストラップはゴムが伸びながら力を伝えるため、反力が少し遅れて立ち上がります。そのため初期入力が穏やかになり、体感的にはワンランク柔らかいフレックスになったように感じます。
例えば130なら120、120なら110くらいに感じると言えばイメージしやすいでしょうか。
※ここでは主にEXPERT/RACERを120〜130のブーツにつけた際のイメージで説明しています。
ーなぜそう感じるのかー
ブーツ自体の剛性は変わりません。
違うのは、反力の伝わり方です。
通常ストラップは入力を抜くと反力も一気に弱まり、再び押せばすぐに強い反力が返ってきます。
それに対してブースターストラップは、ゴムが縮みながら常に脛をタングへ押し続けるため、入力を弱めても反力が途切れにくく、滑らかに変化します。
僕の感覚では、
通常ストラップはON/OFFのデジタル。
ブースターストラップは0.1→0.2→0.3…と連続して変化するアナログ。
そんなフィーリングです。
この違いが「柔らかい」と感じ、足首が使いやすくなることで「フレックスが感じやすくなる」「動きやすくなる」などの評判に繋がっているのだと思います。
ーメリットは?ー
ただこのフィーリングをどう感じるかは滑り方によります。
僕のように圧の変化を使ってスキーを操作するタイプには非常に相性が良く、入力を細かくコントロールしやすくなりました。このメリットは上級者だけでなく、初心者から上級者まで有効だと思います。
逆に、できるだけ素早いレスポンスを求める人は、ノーマルストラップ(伸びない)の方が好みという方もいるとは思います。
ただそういう上級者でも、トップグレードの「WORLD CUP」であれば伸縮強度が強く、レスポンス寄りの性格になると思われます。その上でタングの追従性は高まるので、レスポンスを求めるレーサーであってもブースターストラップをつけるメリットはあると思います。
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