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2013/04/25

BCでのリーシュコード考


切れる?!リーシュコード!作ってみた。

リーシュコード、いわゆる流れ止めだ。
スキー以外でもスノーボード、サーフィン等では安全具として、マナーとして
取り付ける事で、板を流すのを防ぎ安全を確保する?ものだ。
スキーは、ストッパーの出現によりゲレンデではまず見る事は無くなった。
ボクの子供の頃はまだステップインでもリーシュ(コード)が付いているものもあった。

スノーボードのビンディングは開放機能が無いため、滑走時、板が外れる事は基本的には無い。主には装着時などゲレンデ内で板を流し、事故を防ぐ為に取り付けが義務とされている?

スキーでもストッパーの無いテレマークなどは、リーシュが標準装備されている。理由はボードと同じだろう。

サーフィンはおそらくロストを防ぐためというところだろうか。

スキーの場合、ストッパーによってスノーボードのような理由では、必要がなくなったリーシュだがBCとなると少し状況が変わる。

実際アフターメーカーで幾つかリーシュが売られている。
ボクも一つ持っているが、その使用に付いてはいつも悩む所だ・・・・
ワイヤーのリーシュ

この事案に付いては、数多くのブログやHPでも意見の分かれる所だ。
というのはBCにおいて(特にパウダー)板の開放は、板のロスト(紛失)に繋がり易く、板の紛失は、グループの行動を制限し遭難の確率を高める。
その反面、リーシュを取り付ける事により、万が一雪崩に遭遇した時は、スキーがリーシュでアンカーとなる為、危険という考え。
だから、セオリーとしては雪崩の可能性のある場合は、リーシュを外す。とされているようだ。
しかし、なだれ易いという事は、大抵パウダーだったりする訳で、ロストの可能性も高くなる。

最近の傾向としては、BCでもストッパーのみというのがスタンダードのようだ。
少なくとも、国内のガイドツアーではリーシュの装着は勧める所は少ない。
※スキーリボン等をスキーに付け、解放時の目印にする方法もあるが・・・
いちいちスキーを外すたびに、セットし直さないと行けないので、結構わずらわしい。

で、今回ARMADAにTLTを取り付けた事により、今後はTLTシステムがメインでBCを行く事となる。
となると、少々問題が・・・

このTLT、少し使ってみて気がついた事がある。
ボクのTLT Vertical FT12は、ヒールピースを回転させる事で、ハイクモードに切り替え、同時にストッパーをロックする構造になっている。
つまり、
ハイクモードの状態でスキーを外した場合は、ストッパーが出ないのだ。

基本的にはハイクモードからスキーを外す際は、スキーモードにしてから外せば良い訳だが、まだ慣れないためうっかりという事も考えられる。
バフバフの深雪であれば、さほど問題は無いが、不安定な斜傾地で板を脱ぐ場合はデリケートだ。

テレマークでもそうだが、ストッパーの無い板というのは、整地でもスキーを履く事が思った以上に難しい。
ましてや、高度の上がった斜傾地で、スキーモードへのチェンジはよほど場所を選ばないと難しい。
※もちろんシール等を剥がし、装備を切り替える為には十分なスペースが必要

そんな不安からリーシュは、個人的には付けたい装備だ。
しかし、雪崩時のリスクも考えると迷う所。

そこで、海外のサイトで見つけた「50ポンドで切れるリーシュコード」の記載
これなら、スキーの自重くらいでは外れる事も無く、大きな負荷が掛かったときは壊れることで、アンカーになったり、自分に帰ってくる事も無い?!

こんな感じで使う
で、簡単なものを作ってみました。
用意したのは
■100均の携帯用のリーシュコード。
■3mm細引き
100均のリーシュは、携帯やビデオカメラに落下防止の為によく使っていたが
ビニールのスパイラルコードは、それほど引っ張り強度が在るものでなく、ましてや雪上で零下にさらされると著しく耐久性が落ちる。
その為、スパイラルコードの中に細引きを通して、ある一定までしか伸びない様に固定した。

少し短いような気もするが、これ以上長いと始末が悪い。

ただ、このままだと細引きも、100均のリーシュに付いた小さなフックも、少し強度がありすぎて、50ポンドでは切れずに保持してしまいそうだ。
100均の強度のほとんどないアルミのカラビナに替えた方が狙った機能になるかもしれない。

スキーブレーキと、リーシュと言う軽量化の為にリーシュにする人もいる中で、オカシイと言われそうだが、立山の上部で板を流すのだけは勘弁だから、TLTに慣れるまでは付けようと思う。

7 件のコメント:

  1. 理事長です。

    ご質問の件私のブログに回答しておきましたので参考にしてください。
    それから、このリーシュ、切れちゃうかもしれませんよ。寒くなると硬くなりますし・・・。
    芯にケブラーを使ったカールコードを使うと良いと思います。

    では!

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    1. ありがとうございます!!助かります。
      TLTのことなら理事長さん以上の情報は中々無くて、ついお問い合わせさせていただきました。
      これで、安心してシェイクダウン出来ます。

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    2. あ、ソレとこのリーシュは中に3mmの細引きを入れてありますので、すぐには切れないかと思います。
      実質スパイラルコードは、縮む為だけの機能なので・・・

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    3. 失礼しました!
      内容をよく読んでいませんでした。
      細引きがあるなら大丈夫ですね。

      あと、トーピースへの取り付けは樹脂部分ではなく金属のレバーの穴を利用した方が良いと思います。

      では、御気を付けて楽しんできてください。
      私も明日から東北の“のんびりスキーツアー”に行ってきます。

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    4. 了解です!
      修正します。
      理事長さんもお気をつけて!

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  2. やはり必要ですよね!

    昨シーズン、スキーが勝手に滑って行くのを見ました。
    それも延々と流れ、森へ消えて行きました。
    今シーズンは、ボードがゲレンデを・・・
    かなり危なそうでした。

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    1. 山でスキーを流すのだけは勘弁ですが
      雪崩の時は切れて欲しい・・・・
      そんな感じで作りました。

      若干丈夫すぎるかな・・・

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