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2014/10/28

今頃、ウェア洗ってみた[Granger,s]


天気に恵まれず、シーズン目前にしてようやくウェアを洗う。

好◯山荘に[NIKWAX]を買いに行くが、今期から取扱いが無くなったようで、[Granger,s]しかなかった。
昨年は[Revivex]を使っていたが、今ひとつ具合が良くなかったので、今年こそは[NIKWAX]と、決めていたのに・・・・。
[Granger,s]は、撥水材だけはスプレー式の物を使ったことがあったが、それほど印象に無いブランドだった。
[Granger,s]には、2in1という洗剤と撥水が一度ですむ物もあるのだが・・・性格上、リンスインシャンプーはありえない。
GORE-TEXの商品のメーカー仕様の仕上げ材という事だが・・・

今回も前回と同じく、基本的には以前書いた通り

ただ、簡単に洗濯機で脱水はした。(但しメッシュに入れてね)
やはり、防水素材はウエアの中の水が抜けず長くはかけていられないので、大まかに水切りした感じ。

撥水剤も、バスタブに入れ、少し少なめのお湯でウェアがギリギリひたひたに浸かるくらいで浸け置き。
コノ時、取り説には洗剤が「使用量:ウェア1着に対してキャップ1杯(50ml)」と記載があるのに対し、撥水材は「使用量:ウェア1着に対してキャップ2杯(100ml)」という記載を見落とした・・・(泣)
その為か・・・後で・・・

まあ、しかたが無い。
浸けおいた後、簡単にすすぎと脱水をして、陰干し!
メーカー指定は機械乾燥だが、以前乾燥機をかけて止水ジッパーの皮膜が剥離した経験があるのでソレ以来、乾燥機、洗濯機は極力使用しない。
その代わり
乾燥後、テフロンペーパーをあてて、低温アイロンをかけている。
その方が、部分の素材を避けながら具合を見て加工出来るかなと・・・

慣れればどうという事は無いのだが、今シーズンのように天気に恵まれないと、億劫だ。とくにシーズン中はメンドクサイ!
シーズン中に洗うときは、部屋干しで除湿器をぶん回す。

で、
今回の仕上りは・・・洗剤はきれいになったけど、撥水は・・・
写真の通り、やはり圧倒的に使用量が足りなかった?

次回洗うときは、撥水材を水で薄めてスプレーしてみようかな?
メーカーのスプレータイプは、成分その物が違い、ウオッシュタイプが「C6 フッ素カーボン」GORE-TEX推奨成分に対し、スプレータイプは「シリコン」なので根本的に内容が違う。
ただ、ウォッシュタイプはトップワックスのフッ素と同様で、如何に成分を染み込ませるかという事だと思うので、適度の濃度に調整してスプレー出来れば、浸け置きよりも濃度は高く加工出来るんじゃないだろうか?
節約にもなるしね。
乾いたウェアには施工出来ないので、次回洗った際はやってみよう。

2014/10/25

小型テントランタン買ってみた[GENTOS Explorer EX-1015S]


今年、ソロテントも購入し、来るテン泊に備え小物も・・・ね

ソロテント内での光源など、ヘッデンが在れば十分と思っていたが、実際狭いテントの中でロングビームの120ルーメン!なんてモノをつかうと、手元は明る過ぎて見えないし、いちいち光源が動くのも落ち着かない。
※巷ではヘッデンに付けるカバーも在る様ですが、行動時のギアの電池を消耗するのはいささか管理が面倒。出来る事ならランタンとヘッデンは兼用したくない。
そんなニーズも在り
BlackDiamondのアポロの登場以来、ソロでもランタンを持って行くのはメジャーなようだ。

しかしコノアポロ、デザインはいけてるが、実際思ったより大きいし、重い。
アポロにはボイジャー/オービットというサイズ違いの姉妹品も在るが
ココまで来ると、機能的にも、デザイン的にもさほどアドバンテージは無く
値段だけが気になる。
で、
僕が結局買ったのは、GENTOS Explorer EX-1015S
某所で、ワゴンセールで山積みになっていて1K未満で買えた!!

1Kならば少々無骨なデザインには目をつぶりましょう。
折り畳んだ状態では100mm程、つり下げ用のフックもアポロ同様互い違いのDリング。
アポロのように真下を照らす構造とはいかないが、マズマズの拡散性。

サイズも持って行こうかという気になる・・・ギリギリ。

中々良い買い物でした。

2014/10/24

BCスキーのワクシング考#3 [衝撃!クライミングスキンも?]

えっ!シール [クライミングスキン]ってワクシングするの!?
「シールにワクシング(ホットワックス)してる!!!???」
僕は英語はさっぱりなので、詳しい事は解らないが
間違いなく、シール(クライミングスキン)にワクシングしている。
複数同様の映像がUPされていたので、当たり前のメンテナンスなのだろう。

いままで、スキーのワクシングについて、ごちゃごちゃウンチクを書いてきたのに
これ?知りませんでした(汗)

今まで、BDのシール専用ブロックワックスをシールを密着させがてら、生塗り?する事はありましたが、
シールにアイロンをかけるなんて、思っても見ませんでした!!

スキーウェアは、撥水の為ににアイロンをかける物だと知った時以上の衝撃です!!

2つの動画は、ともにワックスを生塗りしたのち、テール側から逆立てるようにアイロンをあててます。
TOKOの動画については、おそらく専用ワックスですら無く、パラフィンのイエローではないかと思います。
※じゃあ、何も専用のバカ高いワックスを買う事は無かった!!

何を言っているかは解らないので、憶測ですが
このメンテナンスで、シールの防水性、毛を整える効果があるのだと思います。
※映像は、ファットのアルペンの様ですが、山岳スキーのシールなどは、滑走性を重要視した物もありますので
スキンの滑走性の為にわくしんぐすることもあるのかも?!

個人的には、まだソコまでくたびれたシールが無いので、それほどの必要性を感じませんが、シーズン前にはしておいた方が、シールを乾かす手間は減りそうですね。

2014/10/22

BCスキーのワクシング考(BCにおける滑走性)


前回に引き続き、素人の考えるBC(バックカントリー)でハズレとトラブルの無いワクシングネタ。


スキー用のワックス3種類のカテゴライズ(3レイヤー)のなか、シールとの併用時にはホットワックスにしろ、オーバーワックスにしろ、少々気を使わないといけない事は、それぞれあり。メリット、デメリットもそれぞれあるといえる。
まずは前回も書いた、主な役割別の3種類のレイヤーワクシング

[3種類のカテゴライズ(3レイヤー)]
  1. ベースワックス/ソールに事前に入れる下地になるワックス(主にパラフィンのホットワックス)
  2. トップワックス/滑走条件に合わせて入れるフッ素を含む滑走ワックス(主にホットワックス)
  3. オーバーワックス/滑走前に塗るフッ素を主原料とする滑走ワックス(主にレース前に添付?する持続性のほとんどないドライワックスをさす)

基本的に上記のワックス論?はアルペンレースの思考だが、アルペンレースが限定的なエリアのパフォーマンスにフォーカスしているのに対し、BCでは、滑走以外でも、下山時のラッセル滑走、移動、トラバースなど、スキーの滑走性が体力をも左右する場面が多く存在する。むしろBCの方が多様な滑走性が求められる。

以前ソールの話しで書いたように、愛機のソール素材がエクストリュードだったなら、シールにはワックスは邪魔なだけだから、滑りが足りない時に補充?出来るオーバーワックスのスタイルがベストだろう。
エクストリュードソールで滑走性を気にするなら、オーバーワックスのフッ素の含有率だけだ。
※実際は、コールドワックスのワクシングは、仕上げ方で大きく滑走性は変わる。

愛用のスキーが、レーシングモデル並みのシンタードベースならば、ホットワックスをしないのは、正直、もったいない。
仲間が、滑走準備にコルクを擦っている間に、ファーストトラック、頂きです!(笑)
そして、
トップワックスに高フッ素の物を使っていれば、オーバーワックス派にもひけをとる場面は少ないでしょう。
その上、ベースワックスで硬い物まで下地に使用していれば、新雪時の滑走性も、ひと際です。
春先などは、汚れもつき難いので、仲間が無駄に体力を消耗する所で、スイスイ行けます(笑)

とは言え、新雪時(ドライパウダー)の滑走性は、同じ板で同じ雪は中々経験出来ません。
比較も難しく、技術とスキーの形状の影響の方が大きいですから、ワックスの正解は解りにくいです。

それでも、パウダーをよく滑る方なら気になっている方も多いかと思いますが、同じようなドライパウダーでも、気温の低い時、意外にスキーが渋る感じの時があります。
気温も低く、絶え間なく雪が降り続いている時など顕著です。

素人の浅はかなイメージではありますが・・・おそらくアレは、雪の結晶が崩れる間もなく、降り続けるため雪の結晶が刺さる?のだと思うのです。
雪の結晶は、小さく多くの空気を含んでいるので柔らかいイメージですが、小さな雪の結晶とはいえ、氷ですから、ソールとの接触面に、無数の氷の針?が刺さるようなイメージではないかと思うのです。
少し、時間の経った新雪は、手つかずでも僅かな温度変化、風などにより、降りたて程は鋭利な状態ではない為か、さほど、渋る感じを受ける事はありません。

年に何回もあるような場面ではないのですが、雪は一期一会、いつでも何処でも、イメージ通り滑るには
やはり
  • ソールを硬くする、温度域の低い物までワックスを入れる。(ベースワックス:ブルー/グリーン/エメラルド等)
  • 複数の温度帯を常に入れておく。(ベースワックス:イエロー~グリーン)
  • 滑る前日にはフッ素含有の滑走ワックスを入れる。(トップワックス:レッド以上)
  • グラファイトワックスでグラファイトは補充しておく。※グラファイトソールのグラファイトは徐々に抜けます。補充が必要です。

最も重要なのは・・・ソールを奇麗にしておく事
しっかりとスクレイピングする。(ワックスを残さない)
  • 霧吹きで水をかけしっかりブラッシングする。(帯電、ストラクチャー内のワックスの除去)
  • フィニッシュクロス等よりも、硬く絞ったウエスでサイドウォールまで良く拭く。
(ゲレンデスキーは、刷毛でワックス粉を払う程度でも良いが、BCスキーはシールにダーメージが残るので完全に除去する。)
出来れば、シールで登る前に、移動でも良いので一滑りしてからシールを貼れると良い。
滑走時も、シールを貼っての登坂においても、ソールはキレイに磨いておく事が必須。

汚れ、毛羽立ち、ワックスが残っていれば、滑走性もシールの粘着性も悪くなり
ホットワックスでも、コールドワックスでもしっかりとした、スクレイピング、ブラッシングが重要で、オーバーワックスの使用時は、パウダー、ブロック、リキッドなど、タイプに限らずレース同様に、最後に乾いたタオルなどで擦り込み完全に密着させるのが望ましい。
逆にたっぷり塗り付けた状態は、ワックスが浮いている状態で、滑走性も落ちるうえ、物理的な抵抗が増える。
※オーバーワックスは、その性質上浸透する事はほとんどなく、ソールの表面に皮膜を作るため、皮膜は薄く均一に塗られる事が望ましい。厚く、沢山添付しても、理想の皮膜の形成にはいたらない。逆にブロックなどの厚塗りはソールの平滑度を妨げ、物理的な抵抗を増やす事になり、汚れも拾い易く、剥がれ易くもなるので、厚く塗る事での持続性はまったく期待出来ない。
ソールの硬度と平滑度は滑走性に大きく左右し、登坂中のシールの剥がれ、ソールにグルーが残るなどの無用なシールトラブルも防ぎます。

シールも、グルーのタイプで様々ですが、基本的には平滑度の高いソールで、「粘着」というよりはシールとソールの間の空気が入らないように「密着」させる事で剥がれにくくなります。
コレは僕がCT40を使っているからというだけでなく、GeckoでもG3のようないわゆるグルータイプでも同様で、グルー面も時折アイロンで平らにしてあげると密着し易くなります。
同時に、ソールとグルー面のコンディションが良いと、剥がした際もグルーが残る事無く、互いの滑走性、密着性を妨げません。
以上、素人の思い込みワクシングでした・・・全て僅かな経験とフィーリングによる記載ですので、参考になさる場合は自己責任でお願い致します(笑)


2014/10/21

BCスキーのワクシング考(ホットワックスとオーバーワックス)


こないだの投稿山猿さんからこんなレスをいただいた。

>パウダーでも滑走性のいいワックス方法は私も気になっていました。シール使用した後は、ソールにグルーがどうしても少量付着するので滑降前には含フッ素の携帯ワックス→コルクしてます。

バックカントリー(BC)と呼ばれる、いわゆる山スキーでは、ワクシングに関して語られる事はそう多くない。
最近でこそ、BCにフォーカスした簡易ワックスなども、出てきてはいるが、ただでさえホットワクシングの需要も怪しいのに、BCのワックス事情は、ニッチの中のニッチだろう。

山猿さんのように、いわゆるオーバーワックス1)で対応するスタイルは、ゲレンデでも、BCでも少なくない。
ただ、使用するワックスにより、滑走性と施工に一番差があるのも、コノタイプで、最も多種多様なカテゴリーだと言える。

大まかにスキー用のワックスは目的によって3種類にカテゴライズ出来る。(3レイヤー)

  1. ベースワックス/ソールに事前に入れる下地になるワックス(主にパラフィンのホットワックス)
  2. トップワックス/滑走条件に合わせて入れるフッ素を含む滑走ワックス(主にホットワックス)
  3. オーバーワックス/滑走前に塗るフッ素を主原料とする滑走ワックス(主にレース前に添付?する持続性のほとんどないドライワックスをさす)
[今、唯一所有のオーバーワックス?]
今じゃ、コレを塗った方が
滑らなくなってしまうので
自分のスキーに使う事は無い・・・
個人的には1・2のホットワクシングが、僕がワクシングとしているところで、3のオーバーワックスについては、ほとんど使用しないし、経験も少ない。

個人的にはワックスはこの3種類(3レイヤー)でカテゴライズしていて、スプレー、ステック、生塗り等の簡易ワックスの類いも、滑走性の優劣に関わらずオーバーワックスと分類している。
ただ、一般的にはベース~オーバーワックスも、ホットワックスもコールドワックスも、ワックスと言う認識が普通なので、ベースワックスやオーバーワックスだけで滑る人もいるし、それでも、何もしないよりかは滑る訳で、全部したからと言って、倍滑る訳でもないのが、ワクシングの理不尽な所だ。

という事で、山猿さんの様に滑走前にワックスを塗るスタイルは、トップライダーでもスタートワックスを使用し、不意の雪質の変化にも対応している事からも、BCでは効率的と言える。

※トップライダーのベースがどの程度のものかは、解らないが・・・アルペンのレーサーのように専属チューナーがいるワケではないので、現実的には、さほどワクシングを重要視しているとは思えないし、必要性もそれほどでもないような気もする。

BCの場合、シールとの相性という点でも持続性の低いスタートワックスの使用は合理的だ。
というのも、シールのグルーにフッ素のワックスが残るのは、シールの粘着性にダメージが残る。グルータイプのBD,G3等はまだしも、Gecko等のグルーレスタイプには致命傷になりかねない。

ただ、滑走前に塗るタイプのワックスをBCで使用する際、気がかりなのは、滑走後、登り返し等で、再度シールを装着することがある場合、完全にワックスが剥げてしまっていれば良いが、部分的にも残っている場合は、滑走性の高いモノ程、フッ素の含有率が高いので、シールの糊面にダメージが残る可能性が高い。

僕の場合はというと、ホットワックス後のスクレイピングの粉がスキーに残っているのは、シールにはもっと致命的だ。
シールを貼るまえに一滑り出来る場合は、問題ないが、登坂から始まるツアーなど、自宅からシールを貼っていくか、もしくは、駐車場などで貼ってからスタートというのはよくある話しだ。
その為、最近はBCスキーについては、ワクシング、スクレイピング後に水拭きをするようにしている。
※正確にはブラッシングした後のワックス粉がヤバい。その為、霧吹きで水をソールにかけてロールブラシをかけ、ウエスで再び水拭きしている。
BCスキーをホットワクシングで仕上げるならば、コノ作業は欠かせない。
そう言う意味でも、オーバーワックスで対応するのは合理的と言える。
むしろ、ホットワックスする方が、リスクが多いとも言えなくもない。
普段、ホットワックスをヌリッパにしている人など、現地でシールが貼れない!なんて事も無くはないし、
現地で、スクレイピングなど始めたら、目も当てられない。

※前回のソールの話しでも書いたように、BCスキーの一部が、あえてエクストリュードソールなのは、このようなオーバーワックス使用にはベストマッチという事なのだろう。

また、長くなったので・・・BC用のホットワクシングについてはまた次回・・・

2014/10/20

シールの収納考#2[Cooltex CT40のTip]

たたむか?巻くか?

Cooltex CT40を一昨年から使い出し、とても気に入っているのだが
CT40でチトシートでたたんで収納するとなると、Geckoに比べメリットが薄い・・・・
せっかくCT40を使うなら、CT40ならではの巻き取り収納の方がトラブルのリスクも減りが減る。

巻き取り収納の良い点は

  • 収納時・使用時、接着面をさらす事無く作業が出来る。
  • チトシートを必要としない。(持たなくてすむ)
  • 収納時折り目を気にしなくてすむ。(折り痕も残らない)
  • テールクリップがプラプラしない。
これらのメリットは、CT40ならではの糊面の構造によるものだが
只一点だけ、注意しないと行けないのが、糊面同士の貼り付きだ。

ソレ故に、小屋での乾燥時や、稜線などで風にあおられ糊面同士が触れたりしないようにしなければならない。

そう言った意味合いからも、巻き取り収納はメリットが在るのだが
巻き取り時、最初の一巻きだけは注意が必要だ。

最初の一巻きをフック部から始めずに、シール部から巻き始めてしまうと、糊面同士が接触する可能性が在り、
一度そうなると、接着部分のリカバーはできない。

実際の雪上で風のある中、シールを剥がしながら巻き取る作業はグローブ越しには中々上手くいかないときもある。僕の知人でも何人か、テール部分の吸盤を飛ばしている。
対策としては、チトシートを丸めて、テールフックを巻き始めると、巻き易く、トラブルも避けられる。

もっと簡単に、キレイに巻けないか、そもそもチトシートを丸めたもの・・・というのが、スマートじゃない?!
写真1

最初の一巻きを、スマートに巻き、テールフックの凸凹を気にせず巻く為に・・・・
考えました!
要はCT40用の巻き取り芯。
ただの芯では、かさ張るだけなので、テールフックが芯の中に納まるもので、軽いもの・・・
※当初ビニールチューブ等も検討したのですが、重量もサイズも合わず・・・

で、得意の100均!
ありました!!
ヘアカーラー(写真1)
芯の中にクリップを突っ込んで・・・
コイツに穴を開けてテールフック部を芯の中に納めると、あとはクルクル巻くだけ。
芯があるので正確に巻ける。
※コノヘアカーラー、表面にマジックテープのオス側が巻かれており、シール面が直接くっつく事が無いのも具合が良かった。

写真のCT40はまだカットしていない未使用品なので、少しゴツい。実際はもう少しコンパクトになるはず。
チトシートを挟んで畳んだものと比較すると、2枚で同じようなサイズにはなってしまうので、コンパクトかと言うと微妙・・・

※今回は加工されてないが、トップフックにクッションコードで作った輪を通しておけば丸めて止めておく事も可能だ。
山ではいつも広いスペースが取れる訳ではないので、1つ1つの始末が良いのは助かる。

2014/10/19

シールの収納考[G3/Gecko/Cooltex]

シールの畳み方を考える・・・

昨シーズンから?Cooltex CT40を使う機会が増えた。
僕の少ない道具遍歴の中でも、シールは
  • G3
  • Gecko
  • Cooltex CT40

と続き、来期の新車用に用意したシールもCT40にした。

来シーズンは、またCooltexからグルーレススキンがでるようだが、とりあえずCooltex CT40の吸盤方式は、最初こそ、ハッキリしない粘着性?に不安を覚えたが、慣れると今まで使用してきたスキンのなかでは、最も使い易い。

G3以降はグルーレスを使っているが、チトシートが要らないのはやはり便利だ。

G3はメッシュチトシートを挟んで8ツ折り。
あまりに面倒だったので、スキンセイバーなる、ポリエステルの袋状のチトシート?も試した。収納時の納まりは悪くは無いが、なにしろシーズンオフの保管がデリケート過ぎて1シーズンでスキーごと嫁に出した・・・。

Geckoはセンターに印をつけて、トップとテールをセンターで糊面を貼り合わせて、8ツ折りで収納していたが、Geckoはその特質上、その他のシールより厚くて重い。
結局、思った以上にかさ張るうえ、テールとトップもしくはセンターで貼り合わせても、エッジ際のグルー部の劣化が気になるところだ。

Cooltexについては、その糊面(吸着面)の特性上、糊面同士を貼付ける事は御法度。
ただ、糊面自体にグルーのような粘着性が無いので、くるくると丸めて収納する事が出来る。Cooltexならではの収納が可能だ。
コノ方法は、吹雪いている中、粘着面を大きく拡げずに貼る事が出来、他の商品には無いアドバンテージだと言える。
シールの拡げ方については、以前痛い目に合って以来、注意している。

そんなこともあって、スキンセイバーなどもCT40と併用してみたが、相性は悪くないものの、スキンセイバー自体の長さがあまり長くないため、どうしても複数折りになるので、思ったより収まりが悪い。

という事も在り、ザックに詰める際は、基本的にCT40は丸めるように収納している。
ただ、少し注意が必要なのが、最初の巻き始めに糊面同士が接触するとマズい!
基本的にテールのクリップから巻き始めれば問題は無いが、実践で細かい作業は出来るだけ避けたい。その点、スキンセイバーの方が大胆な作業で良い面はある。

で、Cooltex CT40用のtoolを作ってみた!
ソレは、次回・・・・へ

2014/10/16

ソール考#2 [シンタードvsエクストリュード]

ワックスの入っていないシンタードベースは、エクストリュードより滑らない?

BCメーカーや、スノボメーカーで、ミドルエンドモデル以上の機種でもシンタードベースを使用していないのは、上記のような理由からと思われる。つまり、BC用の板などは、圧倒的に登り(スキンを付けての登坂)が多く、滑走時の時間は圧倒的に少ないため、手間のかかるシンタードベースを必要としないという事か・・・

個人的には、ワクシングをしない板に乗る事自体が無いので、本当にワックスを入れないシンタードベースが滑らないのかどうかはよく解らない。
ただ、ワクシングの回数で差が出る事からも、シンタードは、ワクシングの有無で滑走性が左右され易いとは思う。

コノ数年ワクシングに手間をかける中で、幾つか気づいた事がある。

柔らかいワックスというのは、あまり滑走性という点でも役に立たない印象が強い。
※あくまでも個人的な見解です。
特に顕著に感じるのは、新雪時。
新雪の雪の結晶が整っている状態というのは、結晶がソールに刺さる事で抵抗が生まれ、滑らない。
※滑らない・・・と言うと大げさだが、新雪で在るが故の減速要素が雪にあると思う。

よく言われている話しだが、結晶が刺さっているのを見た訳じゃないので、実際あまりイメージ出来なかった。
確かに、降りたての新雪は、見た目のイメージに反して、若干渋い。
だから、メーカーのマニュアルでも、比較的、硬いグレードのベースに硬い低フッ素のトップという組み合わせが推奨されている。当然、新雪時は気温も雪温も低い。
※つまり、新雪もアイスバーンもワックスグレードは似ている。新雪もまた氷なのだ。ただ細かく、新雪時は結晶が残っているので鋭利。

じゃあ、逆に気温、雪温が比較的高い時は?
柔らかいワックスが有効か?というと・・・・
個人的な見解ですが、柔らかいワックスが滑走性に優位に働く場面はほとんど・・無い。と、思う。

気温、雪温が高いときはパラフィンの硬度より、水分が増えることから、撥水性が有効で、フッ素の含有率の高いものの方が有効に働く。その際、ベース・ソールが柔らかい事が?優位に働く事は少ないように思う。

という事は・・・ソールは基本的に硬い方が滑走性能が引き出し易い。
つまり、硬いソールと柔らかいソールでは、圧倒的に硬度の高いシンタードの方が有利。

その上、エクストリュードは素材自体が柔らかく、ワックスの浸透も低いので、硬いワックスを浸透させ硬くする事も難しい。
逆に、シンタードベースはソールの素材より硬い高いワックスを浸透させる事で、ベースの硬度を高める事も無理ではない。
※実際、特定メーカーのグリーンやブルーなどは、ポリエチレンのソールよりも硬度が高いものもある。
※実際、メーカーの進めるベースバーン対策も同様の内容だ。

逆に撥水性、フッ素の含有率だけが滑走性の大きな要因だとしたら、デュポン社あたりがテフロンソールを作っても良いんじゃ?と浅はかな発想にいたるが・・・
おそらく、テフロン(商標名)は、低摩擦性の高い素材だが、柔らかいのでスキーのソールには向かないのかな?
とも思う。
とかくワクシングで、滑走性を語る時には、フッ素の含有率を如何に高め、持続させるか?と言う事に集約されますが
個人的には、如何に硬いソールを作るか?
というのがベース作りの基本かななどと、素人ながら考えています。
もちろん、ソレ以前にソールの平滑度、均一なストラクチャーなどの条件は満たされたうえでですけどね。

個人的には、ソールの硬さというのが、随分と滑走性に影響する印象を持っています。
柔らかいワックスから順に入れて行き、ベース作りをするのは、全ては硬いワックスを入れる為の準備と考えています。
実際、ソールの硬度以上に硬いアイスバーンでは、ソールが摩耗してしまうのは必然だと思う訳です。

いくら、撥水性が高くても、硬さの違うものを擦れば、柔らかい方がストレスを受けるのはイメージ出来ます。
幾ら撥水性が高くても、全面が水を挟んで浮いている訳ではないだろうから・・・
幾ら十分に柔らかいワックスを入れていても、柔らかいワックスではソールの摩耗(ベースバーン)を防ぐ事は出来無いんじゃないかと思うのです。
※ワックスが切れて(ドライアウト)摩耗が進む(ベースバーン)事は確かに在りますが・・・ソレ以前にレッド位までしか入っていないソールは、ワックスの有無にかかわらず摩耗するような気がします。
結果、ベースバーンが酷くなれば、幾らスペシャルなストラクチャーを入れていても、滑走性は落ちます。

ただ、アイスバーンでの滑走性自体は、ソールの影響を余り受けないので、アイスバーンで受けたダメージは、少し雪が緩んだり、湿雪時に現れます。

よくレーサー仲間が「ベースが緩む」というのは、そうなる事を嫌ってとにかくソールは硬くしたいのだと思われます。

ただ、個人的には新雪時の滑走性にも興味が在り・・・
それも、結局ベースを硬くするしか無いんじゃないかと・・・また長くなったので続きは、またいずれ・・書きます。

2014/10/15

ソール考#1 [シンタードvsエクストリュード]

滑るソールって・・・?

今更だけれど、スキーのソールは基本的にポリエチレンで出来ていて、
国産メーカーも今はシンタードが普通
その製法により、 [シンタード][エクストリュード]の2種類が在る。
ソコにグラファイトを混ぜた黒いソール、グラファイトベースが今の主流だ。
僕は化け屋じゃ無いので、まったく化学式も解らないし、
ポリエチレンも柔らかいプラスチックと言うくらいの認識しかないが、
スキーのトップモデルのほとんどがシンタードベースのグラファイトである事からも、グラファイトシンタードベースが最も滑る(滑走性の良い)ソールという事なのだろう。

その昔、シンタードベースのソールが出始めた頃、P-TEX2000だとか3000?だとか、数字の大きい方がワックスの浸透率が高くて、硬く傷つきにくいと
毎年の様に、メーカーがカタログスペックを上げて行ったのを覚えている。

当時、小さなスキーショップでバイトをしていたので、朝から晩までリペアばかりで、特に柔らかいソールの中初級者の板と某国産ブランドにはウンザリだった。
だから、シンタードベースの板は、ワックスの浸透というより、硬くて丈夫!というイメージが当時は強かった。
※当時、ゲレンデ整備も悪く、シーズンを通して無傷でいる事は少なかったように思う。

今では大半のスキーがグラファイトのシンタードベースな今、カタログにはP-TEX0000とか記載される事も無く、ソールのグレードを記載するような事は少なくなった。
※P-TEXは商品名で、あとの数字はポリエチレンの分子量を示すグレード。当然、数字が高ければ高品質?なワケだが、スキー用として適しているのは、3000~4000番くらいで6000くらいまで行くと、細か過ぎて逆にワックスの浸透が難しいとか・・・
最近のトップモデル、レーシングモデルは、どれもグラファイトのシンタードベースなので、ソールによる差は感じにくい。ただ、メーカーもソコは商売なので、いわゆる、デモモデルのミドルレンジ以下のものは、同じシンタードでも、かなり番手が落ちるようだ。[エクストリュード]程ではないが、ワックスをかけていると、やっぱりトップモデルのソレとは違う。
実際スキーソールの製造メーカーと言うのは、数社しか無く、良いソールと言うのはやはり数が限られているようで、やはりビックメーカーが先に押さえてしまうものらしい。
ガレージメーカー等は、ワンランク下、下手をするとシンタードベースですら無い場合も在ると聞く。
ガレージメーカーでなくとも、BCモデルなどでは、トップモデルでも、あえてシンタードでないの物もある。
ワックスの入っていないシンタードベースは、何もしないエクストリュードより滑らないと言われてる事からも
メンテナンスと使用用途からするとシンタードの方がメリットが少ないと言う考えなのだろう。

確かに、[エクストリュード]ソールは、ほとんどワックスが入らない。
子供の板など、ワクシングすると感じるが、いわゆる染み込む感じが殆ど無い。
だから、ワックスの持続性は低く、ホットワクシングしても液体の簡易ワックスでも、滑走性、持続性についてはあまり差はないように思う。

じゃあ、あまりワクシングをしない人、簡易ワックス、生塗り、ヌリッパの人ならば、シンタードでない方が、メリットが在るように思う・・・・が、結局エクストリュードベースは、柔らかいが故に「滑らない?」・・・

ワックスを入れる前に様々磨いてみたのだけれど・・・
長くなったので続く・・・

追記

2014/10/01

スキーアイゼン考



ブンリンのアイゼンを注文した

来シーズンの板を友人を通じて、松本の某ショップに注文していた。
当初、板しか注文を入れておらず、ビンはどうする?シールは?
という話しになったのだが、
ビンは、Dynafit radical stでお願いし、シールはヤフ○クでゲットしたCooltexのCT40が新品であるので・・・・アイゼンは手持ちのVOILEをインビスで流用するかベースプレートだけ買って流用か・・・B&Dの可動アイゼンも在るし・・・と考えていた。

しかし、よくよく考えてみれば、憧れのスキーと念願のビンとシールと来れば、スキーアイゼンも憧れの・・・・

というのも、以前からブンリンさんのオリジナルアイゼンは、ネットで知り、NAXOを買ったときから気にはなっていた。※NAXOの時はメーカーが倒産のため純正のアイゼンが手に入らず・・・
いつかは、ブンリンさんのフィン付きアイゼンを!と考えていた。

個人的には直づけのアイゼンの有用性は疑う所はないが、VOILEのアイゼンでも十分と考えていた。
しかし、「アイゼンはブンリンさんのが一番!」とNさんが僕の気持ちを知ってか、しつこく言うものだから・・・ついつい頼んじゃいました。

とりあえずフィンは1枚づつつけようと思います。
これで、刃はL字に刺さる訳ですが、急斜面でのキックターンは随分変わるんじゃないかと期待してます。

まだ、スキーも届いてないのに・・・いや~楽しみだな。