2014/01/29

ビンディングの開放値考[DIN規格] #2


DIN規格のアルペンビンディングの開放値について
僕のデフォでもある、
MAX12のビンディングで7~8の開放値
というのは、今、所有している板のほぼ統一セッテイング。
おおよそ、僕の周りも、選手以外はそんなもんだと思う。

だから、使用するビンディングもだいたいMAX12がアベレージ。
中には、選手用と呼ばれるMAX18とか20なんてのを付けている場合も有るが、大抵は、たまたま安かったからとかの理由で、その開放値が必要な人は少ない。
※レーサーが周りに少ないのも有るが・・・

最近のスキーはビンとのセット販売が多いが、実質、板の対象レベルにビンも対応する形で、レースモデルは推奨ビンディング、基礎?モデルはボルトオンでやはり
トップモデル、セカンドモデルあたりはMAX12以上のビンがセットされる。
明らかなセカンドモデル(ここでは中級モデルのニュアンス)でMAX11のビンディング設定が多いようだ。

やはり、MAX11までがミドルエンドモデル
MAX12以上がトップモデル
MAX16~あたりからハイエンドモデル?

というようなイメージだ。

ここで、本題?!

TLTは?

僕が所有するTLTビンディングは、Nさんから譲って頂いた
DYNAFIT TLT Vertical FT
開放値6~12

現行最新モデル Radicalも同様に
FT:6~12
ST:4~10
と、開放値グレードが2種設定が有る。

通常のアルペン(ゲレンデ)ビンディング(チロ◯ア/マー◯ー/サ◯モン等)で比較するなら
FT:6~12 トップモデル
ST:4~10 セカンドモデル
と、いう事になるが・・・

DYNAFITは、Vertical以前のモデルはほとんど開放値が10までがスタンダードだった。
ソレが、近年のBCブーム、ファットスキーブーム、ATブーツのアルペン化にともない、その対応の幅を拡げてきた感はある。

おそらくソレまでは、BCは限られた人のもので、どちらかといえば、「山」寄りの人の厳冬期のギア的な位置づけであったように思う。
その為、マーカーのDukeが出るまでのツアービンディング同様に、開放値はやや低めの12未満のモノが大半だったと思われる。
ただ、ビッグファットブームから、スキーの幅が広くなり、ビンに求められる剛性は明らかにあがった。

DYNAFITにおいても、MAX16のBeastが限定販売とは言えラインナップされ、山スキーからエクストリームまでをターゲットにしたといえる。

ゲレンデスキーからBCデビューの僕は、まさしく新規のマーケットに含まれる。

となると・・・・・
いわゆるDIN規格の数値というのは、TLTでも同じ考え方をするべきなのだろうか?
そもそも、TLTの開放値はDIN規格(ISO)で同一の規格なのだろうか?

TLTの場合、構造的にトゥーピースのバネレートに開放値の調整はなく、
開放値の調整はヒールピースのみ。
ソレも回転方向の開放値とロックピンの開放値の2カ所が個別に調整可能となっている。

僕のセットは基礎板同様に共に8でセットしている。

とりあえず、問題ない。
※シーズン初めコブに入った際、怪しい症状が出たので、ヒールのクリアランスを少しタイトにしたら、その後は不意に外れる事はなかった。

FT:12までのものを8で使うのは問題ない。

ただ、ST:10までのもので8では、どうなのか?
アルペンビンディングに見られるような差があるのだろうか?

アルペンビンディングについては今後もMAX11を、自分用に買う事は無いと思うが
TLTについては・・・

STの8とFTの8で、その差が無いのなら・・・STの方がホントは具合が良い。

コストもそうだが、FTには決まってプレートの設定がアリ、トゥーピースとヒールピースをつなぐ、可動式の薄いプレートが付く。

直づけのクランポン(スキーアイゼン)を付けたい僕にはコレが邪魔。
あえて使わないものにコストをかけるのは・・・・ちょっと・・・

つまり、開放値以外はSTで良い訳だ。

ただソレは、STの8とFTの8が同一の開放値の場合だ。
もしも、アルペンビンディングと同様に、MAX10とMAX12の8の使用感が違う場面は話が変わる。

よく、STとFTを選ぶ際、言われるのは10以上を使用しないのならST、
10以上をつかうならFT・・・
当たり前のようなアドバイスを見かける。

ソレで言うのなら、僕はSTで良いはず・・・・

本当にそうなのだろうか・・・・
なかなか、カタログスペックだけでは、判断しにくい所で、
こなれた情報が少ないんだよな・・・・・

※そうです、何でそんな事が気になるかと言うと・・・
物欲が・・・沸々と・・・・


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