2015/05/19

2015最後のBC? [ 千畳敷カール ]

今シーズン修行無し・・・!?

二の沢の入り口
ホームゲレンデのクローズから、1ヶ月半・・・
滑り納めが出来ないまま、ウダウダしていた。

今シーズンは雪も多かったが、溶けるのも早く、
何処も雪が無い!と言う噂は聞いていた。

しかし、滑るライン分だけ雪があれば、スキーは出来る。

Nさんに誘って頂き、千畳敷へ!!
当初、多人数の予定だったが、皆、雪不足の噂と天候を危惧して
今回のパーティーは、ボードを含む3人!

Nさんの回りは、強者揃いなので場所が場所だけに
ついて行けるか心配していたが、残念なような、ホッとするような・・・

千畳敷カールは、コレで2回目。
一昨年来た時期は、もっと遅かったが、その時と比較しても岩肌が明らかに目立つ。
しかし、下から見る限りは、どこの沢もラインは取れそう。
ただ雪が少ない事も在り、斜度感は増している様な感じ・・・
※おいおい、滑れるのか・・・比較的なだらかな「極楽平?」すら、かなりの斜度に見える。

「まあ、とりあえず足慣らし行きますか!」とNさん。

Nさんの足下はVECTER GLIDE BOLD 。
ということでテレマーク。
僕は、VECTER GLIDE AVENTURA。
ブンリンのフィン付きアイゼンも初卸!

すっかり緩んだ雪は、程よいザラメの湿雪。
しかし、僕のスキル不足か・・・ブンリンのアイゼンをもってしても谷足が流れる。
※思ったよりか、登るにはデリケートな雪だった?しばらくスキーを履いていなかったブランク?かな。

40分程で極楽平のトップへ
天候も、当初の天気予報とかわって晴天!遠くに富士山も見える。

トップから見下ろすと、久々のスキーという事も在り、中々の斜度に見える・・・
Nさんは、相変わらず躊躇無く斜面に飛び込み、テレマークとは思えない、軽快なターンを刻む。
僕もソレに続くが・・・・自分でも腰が引けているのが解る。
雪は昨日の雨も手伝い、良い感じで滑るが
山回りばかりで「斜面を楽しむ」余裕が無い。

極楽平
少々ウダウダの滑りで、先に不安を残すが、他の2人はテンションアゲアゲ。

気を取り直して、「二の沢」へ向かう。
「一の沢」という話しもあったが、「一の沢」は既にトップからのアプローチが雪が切れていて、滑るならピッケル、アイゼンで直登との事。

「千畳敷カール」きっての急斜面を一度は滑ってみたいとは思うものの・・・
ピッケル、アイゼンでスキーを担いでのハイクは、願い避げたいところ。

ということで、「二の沢」へ向かう。
「二の沢」はカール内でもほどほどトップに近く、「極楽平」と比較すると50m程しか標高差は無いのだが、随分遠い印象・・ほぼほぼ1hほどかけてトップに。

二の沢
登るには、上部は中々の斜度感があったが、今度は雪の状態も自分の感じも解っているので、トップからロープウェイ乗り場まで一気に滑走。
思わず声が出る。
ただ、ゲレンデとは違い、転べないので、ズレズレのセイフティー。
とは言うものの、もっと上からズラせる余裕が欲しい・・・ところ。

なかなかのロングランで、ようやくアガってきた!
スキーを外していると、登山で来られている人からも
「楽しそうですね!」
と声を掛けられる。
「ははは、楽しいですよ!!」口元が緩む。

内心、コノ時点でお腹は八分目・・・もう終了でも・・・・いいのだけど
当然、行きますよね3本目・・・

「じゃあ何所行きます?」
「前の岳」行きますか!」
「前の岳って?」

「ほら、あそこ!」
「!?」
「あの細くシュート気味につぼんでる所?」
「そうそう」

てっ・・・通れるのか?
切れては無さそうだけど・・・・
後半、斜度が増してから幅が狭くなる所が嫌らしそうだ・・・・

登り始めるが、なかなか距離も高さもあり、中々進まない。
辛うじて、トップ付近まで着くが、あとは登山道沿いに、岩場の登山道をスキーを担いで歩く。
ほとんど稜線沿いに、平行移動なのだが・・・久々に担ぐスキーは、ひたすら重く・・・Aで固定したスキーだが、外付けしたピッケルやスノーソーが邪魔をして、上手くセット出来ず、スキーとショルダーが肩に食い込む・・・
なかなか、修正する場所も無く、ひたすら我慢。

「前の岳」のスタート場所に着いた時には、かなり消耗していた・・・

それでも、この日、最後の滑走だけに期待も膨らむ。

気をつけるのは、斜度がキツくなってからのシュート部分。
ソコまではかなりセイフティーで、間違ってもオーバースピードは・・・あってはなら無い。
とは思うものの、楽しむ事も忘れちゃ行けない。

さーてどうかな?

滑り出し少し控えめなロング・・・斜度が増しても、さほどスピードは変わらずだが、
やはりコース幅が、いきなり狭くなる。
少しターン弧の大きさが狂い、上手く繋がらなかったが、再び斜面が広がると
足が終り気味・・・でも斜面はいい感じでターンを刻むと・・・
「あれ?何処まで滑っていいの?」
右横に視線を流すと・・・ロープウェイの乗り場は越えていた・・・!!

おっとと・・・ここまでか!
※後の2人は、もう数10m下まで滑ったようだ。

もう、一旦切ってしまったから、ソコから数10mに魅力は無かった。
乗り場までトラバース。
かなりヘコヘコで、ストックを漕ぐ腕が上がらない。

それでも、上手くは滑れなかったが、滑りきった感はあった。
まあ、この千畳敷で上手く滑ろうなど・・・僕には10年早い?
滑りきれただけで満足だ。

やっぱり面白いな「千畳敷」。
いちいち、ドキドキする。
出来るか出来ないかの少し手前だから楽しい。

一発のパフォーマンスはBCならでは・・
やり直しのきく、ゲレンデでは感じれない達成感と少しの後悔があるのがいい。

これで、おそらく僕の2015シーズンは終わり。
道具も洗っちゃおうかな!!









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