2012/06/23

とあるチューンナップショップの話


スキー不況のなか、以前と比べチューンナップショップも激減している。

しかし、ここA県はSAJの登録人数の多さからもチューンナップショップは比較的多い気がする。

その内容は様々、千差万別、ビベルの角度一つとっても、様々な1°が存在する。

僕も自分の興味から様々なチューンを見るが、同じショップのステッカーが張ってあっても、
同質のチューンとは言えない仕上げの物も多く見かける。

有名ショップの「フルチューン」と言う物でもエッジにストラクチャーが残たまま
「エッジ手仕上げ」をうたい、客も信じて疑わない。※信仰の深さが伺える?

深々とストレート?のストラクチャーが刻まれ、ソール面まで深々とビベルを取られていたり
※ストラクチャーで直進性を高め、ソールごとビベルを取る事でコンケープ状態にして帳尻をとっているのかもしれない・・・?

中には、グラファイトソールでも半透明のリペア材でリペアしてあったり・・・

ソールのテールに明らかな傷をつけても、「ツインチップは仕方が無いです。気になるなら直します。」などという対応も聞く。

今期、シーズン半ばで購入した新車[ARMADA TST]を急ぎでプレチューンするべく、知人から紹介されたお店を訪ねた。

主人一人のお店だが、すすけたショップが多い中店構えは比較的キレイだ。
知人の紹介だと告げるも、持ち込んだTSTを見るやいなや、イヤァ~な顔をして
ファットスキーがいかにメンドクサイかを説明さた。

「まあ、それでもやりますけど、満足いただけるかどうか解らない・・・。」

と話に何度も挟む。

※ストーンマシーンが旧型の120mm幅の為にTSTのトップは一発であてる事が出来ないらしい。
それでもこれならまだましで、K2やG3だったら断ると言っていた。

※こんな板を作るメーカーはバ◯ヤローだと何度もくどいていた・・・・

何度も、持って帰ろうと思ったが、他にこのタイミングで持ち込めるところを探すのは難しいので、
おとなしく相づちを打ちながら聞いていた。

次第に、店主のこだわりやこの板のチューンの妥協ライン理解し、とりあえず預ける事に・・・・

金曜の晩そそくさと引き取りに行き、家でソールを確認しつつワックスがけ。

店主こだわりの浅いストラクチャーで、ソール中央のロゴ部も段差が滑らかになっていた。
※確かにこれだけ浅いストラクチャーを均等に入れる為にはちゃんとフラットが出ていないと入らないので、
ウルサかったけどオッケーラインだ。
問題のロッカー部もほぼフラット?

これ以上がんばって削ってもらっても困るし・・・
サイドも、なまじトリムマシンなど無いから、波目でボーダーごとカットし、ファイルで整えてるので思ったよりキレイだ。

ビベルはサンディング時の1°なのだろう。
※スクレイピング時のワックスの残り方の感じでは少し、たらし気味か・・・

滑ってみた感想は、買ったままの不安定さに少し、チューン仕立て特有のしっとりとした感じは少し出た気がするが、基本的には操作感は変わらなかった。
※結局この板は、整地ではこういうキョロキョロ板なんだと思う。

ただ、滑走性は明らかに良くなり、よく滑ったので、
ウルサく細かいストラクチャーに拘っていただけの事はあるようだ。




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