2026/04/21

備忘録4:2026.3高鷲スノーパーク検定 

  検定当日、あまり早い受付だと滑走の順番が早くなりそうなので、やや遅く受付に・・しかし事前予約していたためゼッケンは「4」。その上、ゼッケン「3」は高鷲モーグルチームの小学生?中学生?。よりによって苦手の不整地小回りはこの子の後に滑る事になる。(泣)地味にプレッシャー。

 集合までの時間にウォーミング アップ。たまたま居合わせた高鷲スクールの仲間と一緒に滑り、昨日のアドバイスを受け、ズレの回す小回りで滑ると・・
「いいね〜それくらい回す方がいいよ。いい感じだね。」と(喜)


【1種目目 大回り】 アイシーな急斜面

ゴールフラッグが安全確保のため、大分、上まで上がっていた。想定していた以上にバーンは短い。

 前走の友人の滑りだけ確認。同い年の彼の滑りは見ていて安心の安定感。バーンに合わせて少しターンは小さめか・・・。
 ターンの大きさは参考にせず、昨日のアドバイスを参考に、外手を少し下げ外足荷重を演出、自分のタイミングでターンを刻む。途中スキーが叩かれるも、外向を微調整しターンを繋ぐ。2ターン以降はあまり覚えておらず、おそらく4ターンぐらいでフラッグを通過したと思う。
80点。
正直、この時点で加点がなければ合格は難しいなと・・・考えていた。


【2種目目 小回り】 アイシーな急斜面に少し緩んだ雪バーン
ここが1番の山場。小回りは未だかつて合格点が出した事がない。
滑走前に第二バックルを1ノッチキツく締める。これによりつま先のコントロールがリアルになる。滑りの構成は決めていた。
 ズレでしっかり回すパターン。谷回りは縦ズレで長めに落ちることでスピードも演出。山回りはずらしを引き込むように止めることでスキーの走りも演出。
 スタート時の注意点は1つだけ。リズム。
上記の運動構成を真っ直ぐフォールラインに対して正確に左右揃える。
運動を揃えるのではなく、イメージしたのは、検定員から見て揃って見えるように運動した。
つま先から入れたスキーのトップエッジがいい感じで噛む。過度に引っかかることもなく、跳ねることもなく、良いバイブレーションが足裏に伝わる。一度上部でスキーが若干跳ねる場面もあったが、大きくリズムを壊すこともなく、最後までしっかりスキーを回した。
得点は80点。
「よぉ〜し!」とガッツポーズ。思わず声が出た。

第一関門突破。
正直、この合格点は、もう今シーズンはこれで満足。とも思えるくらい嬉しかった。


【3種目目 総合滑降】 まだ雪は硬く、若干削れた雪が溜まり出した。
 小回りで合格点をとって、ここで落とす訳にはいかない。落とすなら最終種目の不整地だろうと、確実に80点を取りに行く。
 迷っていたのは演技構成。何しろバーンが短いので、普通なら大回りだけで終わってしまう。昨日までは「大・クニック・大・クニック」とか「大・中・大」とか演技構成を色々滑ってみたものの、どうにも短いバーンでは忙しく、一つ一つのターンがおろそかになりやすい。比較的自信のある大回りが失速するような事があっては、受かるものも受からない。
 chat GPTからのアドバイスは「板を走らせる」。
最終スタート前に決めた構成は「大・大・中〜成り行き」。
とにかく大回りはいつも通りに失速させない大回り2ターン、そこから中回り、失速しないよう前に前に走らせる。ターン数は成り行き。最悪1ターンでもいいつもりで、大回りをしっかり仕上げた。
若干、大回りの時よりスタートも勢いをつけ、スピードも意識。
中回りへの切り替えは、とにかく頭、上体が浮かないようにだけ意識した。結果ゴールポールを通過する際の最後のターンは、かなりしっかりと外足に乗れ加速感もあったので、概ねまとめ切れたように思う。
とはいえ80点。
正直、ここで加点があれば・・・とも思ったが、まあそこまでの滑りじゃなかったと言う事だろう。

【最終種目 不整地小回り】 
ここまで、80オール。まだ合格圏内ではある。

バーンも緩み、コブも僕が滑る頃にはもう少し柔らかいはず。
 テクの滑走まで少し間があったので、1本コブを滑る事ができた。
滑ったのは最後までピッチが揃っているが、滑りにくさの残る受けコブのライン。雪が緩んでいることもありなんとかアウトはせずに滑り切るが、いかんせん滑りにくく、ターンに流れが出ない。
まあ無難に、攻めることもなく降りるしかないと決めていた頃、リフトの上からゴールポールの位置が予想以上に上にあるのが見えた。
 2本のラインの内、コブの形状が滑りやすいが後半ピッチがでたらめで、同じリズムで滑る事が難しいと諦めた方のライン。そのでたらめピッチが大きくカットされているように見えた。
ここまで、でたらめピッチのラインは1回しか滑っていない。それでも上部のコブの感触は良かったので、下部のでたらめピッチを滑らなくて良いなら、ワンチャン賭けてみる価値はあるかも・・・。
急遽戦術変更。ほとんど滑っていない方のラインを滑ることに。

 前走の友人も後半でたらめピッチのラインを選択、コブの最後2コブくらいは少し処理に手間取って見えた。2つくらいはでたらめピッチを滑らないと行けなさそう。
最終種目は、ほとんどゼッケン通りだったので、前走からすぐに順番が来た。
 chatGPTのアドバイスは「スピードコントロール」。
正確にすべろと言う事だ。意識したのは上体の安定、腕や頭が不用意に乱れる事のないように前に前に落としていった。要は検定員から見て安定して滑れているように見えるように意識した。速度は遅くも早くもなかったように思う。後で友人からは「だいぶ抑えたね」と言われたので遅かったのかもしれない。ラインの後半、どこからピッチが崩れるのか分からず後半は抑えてリズムを整え構えていたが、気がついた時にはゴールフラッグを通過しており、その場で停止し演技をそこで切った。
他の受験者は最後まで滑る人もいたが、でたらめピッチでアピールできるほどの技量はないのでラインの最後はしまらない感じでダラっと下まで滑ったように思う。
 振り返って点数を確認すると・・・
80点。
おお〜「よしっ!」声が出る。

そして、何度も「よしっ!」「よしっ!」と自分に言い聞かせるように叫んだ。
下で見ていてくれた友人が駆け寄ってきて
「すーさん、どう受かった?前の総滑とか見てなかったから、全部80?」

「はい、多分、一応オール80だったと思います。」

そんな感じのやりとりをしつつ、この瞬間ですら受かるとは思っておらず、80が4つなんで受かってるよな・・?と何度も自分に問いただした。

そこからは、最後の滑走者が滑り終わるまで張り詰めた空気の中、心ここに在らずという感じでぼーっとしていたように思う。


まあ、とにかく2026315日クラウンプライズ合格。


備忘録3:2026.3高鷲スノーパーク検定 前日

  木曽福島の検定から明けて2週、反省と修正をするも小回りについては未だ確信をもてず、カービングの組み立てパターンは回りきらず、ズレの組み立てパターンは走りきらず・・・どちらも80を取れる自信は無い。

 コブに至っては、上級者の滑りの組み立てに今更気がつくも、時すでに遅し検定までには修正できるわけもなく・・・。

 前入りして1日検定バーンを滑る。今シーズンの高鷲のバーンは思った以上に硬く、朝はかなりアイシー。昼頃には少しは緩むだろうが、春のグサグサ雪を予想していただけにコブはかなり厳しい。
 今年の雪不足は高鷲も同様で、検定バーンが変更され、斜度はまあまああるが何せ距離が無い。小回りには十分だが大回りは4ターン行けるかどうか・・・となると総合滑降はかなり構成が難しい。

朝、高鷲のスクールにいる友人と2本だけ一緒に滑った。聞いたところ明日の検定ではクラウンの前走をするとの事。

 あえてアドバイスを求めるような素振りをしない様にしていたが、

「すーさん、いいね〜余裕があるわ。」

「ただウチ(高鷲のスクール)の好みで言うと、もう少し外に乗っている感じがある方がいいね。」
このアドバイスで、大回りを明日どう滑るか決まった。
 そして、もう一本小回りでも

「いいね〜技戦なら点数が出ると思うけど、ウチではもう少し回してきた方が点数は出るね。」と・・・
この2つのアドバイス。めちゃめちゃ効きました。

 今シーズンChatGPTにアドバイスを受けながら、トレーニングしてきたが、前日のバーンの様子も伝え、当日の滑る前のチェックポイントや、距離の無いバーンでの総合滑降の構成などアドバイスをもらいつつ、高鷲のバーンに体を合わせるように滑る。前日は軽く滑って上がる予定だったが、総合滑降の構成や、2本あるコブのラインのうちどちらを滑るかなど、確認するのに手間取りほぼ最終まで滑ってしまった。

それでも、明日やる事は決まった。続く・・・

備忘録2:2026.2木曽福島検定

  今シーズン3つの観点(https://fischerman2009-rx6.blogspot.com/2026/04/12025-26.html#google_vignetteで滑りの構築を繰り返し、大回りに関しては割と早い段階で滑りの組み立ては決まっていた。それに対し小回りとコブに関してはなかなか決まらず、コブに至っては雪不足でコブが無く、滑ってもいない状況だった。大雑把に言えばカービングで行くのかズレで行くのか決めかねていた。どちらのパターンも今ひとつ精度に欠け、手応えが無いまま2月の検定が近づいていた。

 2月に中旬に行われる木曽福島の検定は、昨年大回りと、総合滑降は80をもらっていて、後は小回り系をなんとかすれば・・・なのだが、昨年はどっち付かずの迷ったまま滑ってしまった反省もあり、この時点ではカービング系で行くと決めていた。
 検定当日は天候にも恵まれ(昨年は暴風)バーンも相当硬く、終始バーンが緩むことはなかった。

 検定開始までのウォーミングアップ。検定バーンは規制され滑ることは出来なかったが、カチカチのバーンでも大回り小回りともにスキーの捉えがなくなる事も無く、調子(感覚値)は上々だった。

 それだけに、自分的には70%ぐらいで意気込みすぎない様、余裕を持った滑りで行くと決めて滑った。4種目とも可も無く不可も無く。むしろ若干手応えすら感じていた。周りを見ても、もしも、合格者がこの中から出るとすれば自分だろうとすら思っていた。

 結果、合格者0。

かなりショックだった。というのも合格点が一つもなく、自信のあった大回りすら79。小回りなど78というここ数年での最低点。

これには大分凹んだ。

 自分では、大きなミスもなく、少なくとも大回りは80がもらえると思っていただけに合格点無しというのは流石に応えた・・。

しかし、当日の検定の滑りを撮っていた方から自分の検定時の滑りをいただくことができ、自分の検定の滑りを後で見ることが出来た。

 結果これが大きなターニングポイントになった。

そこに映る自分の滑りはまさに79と78の滑りで、分析するまでもなく不合格の滑りがそこにはあった。簡単に言えば上手くない。下手というよりは上手くない。そんな滑り。小回りはスキーが少しも回っておらず、単にエッジを切り替えているだけ、圧が全く感じられない。大回りはそこまで酷くはないが、全くキレがない。ダラダラエッジに乗って切り替わらない、そんな感じ。

結局3の自分の感覚と2の現象が全く合っていない。やってるつもり・・というやつだ。
 ただ、この段階でこの大きなエラー(現象)をその時の自分の感覚と擦り合わせれたのは大きかった。

この後も試行錯誤することになるのだがこの段階ではまだ、今期はカービングベースで滑る、そう決めてやっていた。続く・・・

備忘録1:2025-26シーズン

  ここ数年、目標としてきたクラウンプライズ検定に合格できた。思い起こせば、テクニカルプライズを取ったのが12年前。そこから何回か受験したものの全く歯が立たず、テクニカルとクラウンの距離に打ちのめされ、しばらくは検定など頭の端にもなかった。

 4年前、VECTORGLIDEのSLモデル MAXI S13がフルモデルチェンジしたのを機に前のMAXI S13から板を買い替えた。最後のSLの板のつもりで購入した。

 この板が非常に調子良くて、ついその気になってプライズ検定を再開。この4年、クラウンを受かる為というよりは自分のスキーを変えるため考えた着眼点は3つ

1.【ターンの普遍的な物理現象】

 人や道具に関わらず当たり前だけどターンは物理現象。上手いとか下手に関わらず、シチュエーションとアクションが同じなら同じ現象しか起きないはず。


2.【ターンの見かけの現象】

 いわゆるシルエットや動き。上手く見えるのはそう見える現象がそこにはある。何をしているのか、もしくは何をしていないのか。上手いと見える現象の構造を探る。


3.【ターンの操作感覚】

 これが一番整理しにくい。いわゆる感覚値というのは基準がないに等しい。そして、これが最も重要なのだが、自分の感じている操作感覚はもちろん、上級者の言う操作感覚も言葉のままはでは全く当てにならない。

 これまでは、上級者の2を見本に3を試行錯誤するだけだった。しかし感覚だけでは上達は望めず、改めてビデオカメラを買い滑るたびに撮影し、自分の滑り(自分の現象)を確認した。友人のアドバイスももらいつつ、自分の滑りを徹底的に組み立て直し、この数年はこの3つの観点で自分と上級者の滑りを徹底的に見比べた。
 本質的には、技術的に劣る者が上級者の滑りを見ても分析出来るのは自分の滑りのレベルまでだと思う。というのも上級者の感覚値を自分の感覚地に置き換えきれないから、1と2については客観的に整理する必要があり、3の自分の感覚に落とし込むにはいくつものパターンで試してみる必要があった。
 出来ていたと思っていたものが、全く逆さまの運動していたことに気づいたり、上級者のアドバイスが2年目には違う意味だと気がついたり、物理でターンを分解し、操作感覚とビデオに映る現象との相違を少しずつ修正し、少しずつ変わる映像の中の自分に多少は手応えを感じてはいた。


 正直、今シーズンもウイークエンドスキーヤーの微細な上達具合では年齢による体力の衰えの方が大きく、到底クラウンなど受かるはずもないと思いながらも、毎週変わる自身の課題に取り組んだ。


 今シーズンは夏のマットスキーから始まり、オフシーズンに構想を練りに練ってセッティングした道具(ブーツ・スキー)が全く合わず、1月中ばまでセッティングを要したのは予定外だったが、2月からはほぼ道具は意識しなくて良い状態で、終始、苦手の小回りのベース作りに時間を使った。
 シーズン初めは終始基本の動きを低速で行うのだが、今シーズンは早い段階で低速の動きもなるだけ斜度のある斜面で行った。というのも昨年までは、求める運動が中斜面では出来ても急斜面では出来ないという、斜度の対応に手間取ったからだ。実際斜度の対応力というのは緩斜面での精度をいくら上げても、急斜面の対応力は高まらないという昨年の反省からだ。
 それと合わせて、さまざまな雪で滑れる様、遠征でホーム以外のスキー場にも足を運んだ。というのは例年3月の後半の検定は慣れない湿雪と春のザブ雪の組み合わせに毎年合わせられないという苦い経験からだ。雪の対応力というのはスキー技術の向上と比例して上がるものではあるが、慣れという側面は否めない。


 今シーズン3つの観点で滑りの構築を繰り返し、大回りに関しては割と早い段階で滑りの組み立ては決まっていた。それに対し小回りとコブに関してはなかなか決まらず、大雑把に言えばカービングで行くのかズレベースで行くのか決まらず、どちらのパターンも今ひとつ精度に欠け手応えが無いまま2月の検定が近づいていた。

続く・・・