滑るソールって・・・?
今更だけれど、スキーのソールは基本的にポリエチレンで出来ていて、
ソコにグラファイトを混ぜた黒いソール、グラファイトベースが今の主流だ。
僕は化け屋じゃ無いので、まったく化学式も解らないし、
ポリエチレンも柔らかいプラスチックと言うくらいの認識しかないが、
スキーのトップモデルのほとんどがシンタードベースのグラファイトである事からも、グラファイトシンタードベースが最も滑る(滑走性の良い)ソールという事なのだろう。
スキーのトップモデルのほとんどがシンタードベースのグラファイトである事からも、グラファイトシンタードベースが最も滑る(滑走性の良い)ソールという事なのだろう。
その昔、シンタードベースのソールが出始めた頃、P-TEX2000だとか3000?だとか、数字の大きい方がワックスの浸透率が高くて、硬く傷つきにくいと
毎年の様に、メーカーがカタログスペックを上げて行ったのを覚えている。
当時、小さなスキーショップでバイトをしていたので、朝から晩までリペアばかりで、特に柔らかいソールの中初級者の板と某国産ブランドにはウンザリだった。
だから、シンタードベースの板は、ワックスの浸透というより、硬くて丈夫!というイメージが当時は強かった。
※当時、ゲレンデ整備も悪く、シーズンを通して無傷でいる事は少なかったように思う。
※当時、ゲレンデ整備も悪く、シーズンを通して無傷でいる事は少なかったように思う。
今では大半のスキーがグラファイトのシンタードベースな今、カタログにはP-TEX0000とか記載される事も無く、ソールのグレードを記載するような事は少なくなった。
※P-TEXは商品名で、あとの数字はポリエチレンの分子量を示すグレード。当然、数字が高ければ高品質?なワケだが、スキー用として適しているのは、3000~4000番くらいで6000くらいまで行くと、細か過ぎて逆にワックスの浸透が難しいとか・・・
最近のトップモデル、レーシングモデルは、どれもグラファイトのシンタードベースなので、ソールによる差は感じにくい。ただ、メーカーもソコは商売なので、いわゆる、デモモデルのミドルレンジ以下のものは、同じシンタードでも、かなり番手が落ちるようだ。[エクストリュード]程ではないが、ワックスをかけていると、やっぱりトップモデルのソレとは違う。
実際スキーソールの製造メーカーと言うのは、数社しか無く、良いソールと言うのはやはり数が限られているようで、やはりビックメーカーが先に押さえてしまうものらしい。
ガレージメーカー等は、ワンランク下、下手をするとシンタードベースですら無い場合も在ると聞く。
ガレージメーカーでなくとも、BCモデルなどでは、トップモデルでも、あえてシンタードでないの物もある。
ワックスの入っていないシンタードベースは、何もしないエクストリュードより滑らないと言われてる事からも
メンテナンスと使用用途からするとシンタードの方がメリットが少ないと言う考えなのだろう。
確かに、[エクストリュード]ソールは、ほとんどワックスが入らない。
子供の板など、ワクシングすると感じるが、いわゆる染み込む感じが殆ど無い。
だから、ワックスの持続性は低く、ホットワクシングしても液体の簡易ワックスでも、滑走性、持続性についてはあまり差はないように思う。
じゃあ、あまりワクシングをしない人、簡易ワックス、生塗り、ヌリッパの人ならば、シンタードでない方が、メリットが在るように思う・・・・が、結局エクストリュードベースは、柔らかいが故に「滑らない?」・・・
ワックスを入れる前に様々磨いてみたのだけれど・・・ |
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