DIN規格のアルペンビンディングの開放値について
僕のデフォでもある、
MAX12のビンディングで7~8の開放値
というのは、今、所有している板のほぼ統一セッテイング。
おおよそ、僕の周りも、選手以外はそんなもんだと思う。
だから、使用するビンディングもだいたいMAX12がアベレージ。
中には、選手用と呼ばれるMAX18とか20なんてのを付けている場合も有るが、大抵は、たまたま安かったからとかの理由で、その開放値が必要な人は少ない。
※レーサーが周りに少ないのも有るが・・・
最近のスキーはビンとのセット販売が多いが、実質、板の対象レベルにビンも対応する形で、レースモデルは推奨ビンディング、基礎?モデルはボルトオンでやはり
トップモデル、セカンドモデルあたりはMAX12以上のビンがセットされる。
明らかなセカンドモデル(ここでは中級モデルのニュアンス)でMAX11のビンディング設定が多いようだ。
やはり、MAX11までがミドルエンドモデル
MAX12以上がトップモデル
MAX16~あたりからハイエンドモデル?
というようなイメージだ。
ここで、本題?!
TLTは?
DYNAFIT TLT Vertical FT
開放値6~12
現行最新モデル Radicalも同様に
FT:6~12
ST:4~10
と、開放値グレードが2種設定が有る。
通常のアルペン(ゲレンデ)ビンディング(チロ◯ア/マー◯ー/サ◯モン等)で比較するなら
FT:6~12 トップモデル
ST:4~10 セカンドモデル
と、いう事になるが・・・
DYNAFITは、Vertical以前のモデルはほとんど開放値が10までがスタンダードだった。
ソレが、近年のBCブーム、ファットスキーブーム、ATブーツのアルペン化にともない、その対応の幅を拡げてきた感はある。
おそらくソレまでは、BCは限られた人のもので、どちらかといえば、「山」寄りの人の厳冬期のギア的な位置づけであったように思う。
その為、マーカーのDukeが出るまでのツアービンディング同様に、開放値はやや低めの12未満のモノが大半だったと思われる。
ただ、ビッグファットブームから、スキーの幅が広くなり、ビンに求められる剛性は明らかにあがった。
DYNAFITにおいても、MAX16のBeastが限定販売とは言えラインナップされ、山スキーからエクストリームまでをターゲットにしたといえる。
ゲレンデスキーからBCデビューの僕は、まさしく新規のマーケットに含まれる。
となると・・・・・
いわゆるDIN規格の数値というのは、TLTでも同じ考え方をするべきなのだろうか?
そもそも、TLTの開放値はDIN規格(ISO)で同一の規格なのだろうか?
TLTの場合、構造的にトゥーピースのバネレートに開放値の調整はなく、
開放値の調整はヒールピースのみ。
ソレも回転方向の開放値とロックピンの開放値の2カ所が個別に調整可能となっている。
僕のセットは基礎板同様に共に8でセットしている。
とりあえず、問題ない。
※シーズン初めコブに入った際、怪しい症状が出たので、ヒールのクリアランスを少しタイトにしたら、その後は不意に外れる事はなかった。
FT:12までのものを8で使うのは問題ない。
ただ、ST:10までのもので8では、どうなのか?
アルペンビンディングに見られるような差があるのだろうか?
アルペンビンディングについては今後もMAX11を、自分用に買う事は無いと思うが
TLTについては・・・
STの8とFTの8で、その差が無いのなら・・・STの方がホントは具合が良い。
コストもそうだが、FTには決まってプレートの設定がアリ、トゥーピースとヒールピースをつなぐ、可動式の薄いプレートが付く。
直づけのクランポン(スキーアイゼン)を付けたい僕にはコレが邪魔。
あえて使わないものにコストをかけるのは・・・・ちょっと・・・
つまり、開放値以外はSTで良い訳だ。
ただソレは、STの8とFTの8が同一の開放値の場合だ。
もしも、アルペンビンディングと同様に、MAX10とMAX12の8の使用感が違う場面は話が変わる。
よく、STとFTを選ぶ際、言われるのは10以上を使用しないのならST、
10以上をつかうならFT・・・
当たり前のようなアドバイスを見かける。
ソレで言うのなら、僕はSTで良いはず・・・・
本当にそうなのだろうか・・・・
なかなか、カタログスペックだけでは、判断しにくい所で、
こなれた情報が少ないんだよな・・・・・
※そうです、何でそんな事が気になるかと言うと・・・
物欲が・・・沸々と・・・・