2015/11/29

DIY:カラビナのロック

また、細々としたDIYをご紹介。

僕のホームゲレンデでのシーズン券は顔写真付きの記名式。
だから、チケットホルダーが必要で、主にカラビナ式のものをパンツにぶら下げるスタイルがデフォルトだ。

しかしこのカラビナ。チケットホルダーに付いているようなものは大体同じようなグレードのアルミのものが多く、100均一で購入出来るものとさほど差はないモノが多い。

このアルミのカラビナ、あまり信用ができない。もちろんアルパイン用のモノと違い、たかだかチケット一枚ぶら下げるだけなのだから、強度的にも強いモノは必要ない。

しかし、特にアルミ製の小型のモノはふとした衝撃で、ラッチが開き外れる事がある。
経験のある方も少なくないだろう。
アルパイン用でなくてもロック付きのカラビナというのは有るにはあるが、大型で重量がかさむものが多い。
僕の場合、スクリュタイプの小型のモノを使用していたが、それでもある日スクリュが緩み開いていた事があり、ヒヤッとした事がある。(シーズン券を落とすなど想像したくない。)
それ以来、スクリュの上からテープを巻くようにしているが、それもまたスマートじゃない。
小型で軽量、安価でロックのついたカラビナ・・・。


で思いついたのが、コレ!

100均一のアルミのカラビナにスライドロックを付ける。
スライドロックは、ストロー。
口径の合いそうなストローをカットして差し込み、ストローをスライドさせて開口部をロックしてしまう。

ストローをラッチの長さにカットしてスライドさせるだけでもいいのだが、ストローとカラビナの摩擦だけではいささか不安。
曲がるストローのジャバラ部分をカットして差し込めば、伸ばしてロック、チジメてロックオフが出来、早々ロックが外れる事はないだろう。

もちろん、強度が上がるわけでは無いが、このジャバラロックはかなり安心度が上がるんじゃ無いかな!?
お試しあれ!

2015/11/26

DIY:イージースキンセイバーを作ってみた!

イージースキンセイバーというのは、素早く、簡単にクライミングスキンを収納および貼りつけができるスキン用簡易収納袋の事。
詳しくはコチラで。







G3を使用していた時に購入したモノ
悪条件の中だと確かにチトシートよりストレスが少ないので気にいっていた。しかしグルーレスのGeckoでは使う事もなく、コールテックスを使うようになってからまた使い始めた。
コールテックスの場合、チトシート無しで巻き取っていくという方法もあるので、特に必要性もないと思っていたが、使って見ると登り返しの時など、ハイク準備がスムーズな上、強風時などはストレスが少ない。
最近はコールテックスでもスキンセイバーを使っていた。

スキンセイバーは、長期保存時には使えないとされているので自宅での保管時にはチトシートで保管しているが、グルーレスのコールテックスなら問題ないような気も・・・・

で、前置きが長くなったが、そのイージースキンセイバーを作るという話。

スキンセイバーそのモノは単純な構造で長細いただの袋だ。
ただその素材が少し特殊で、グルーが着きにくい伸縮性のあるナイロンで出来ている。
(ポリエステル?)

子供のかっこいいジャージを捨てるというので、もったいないと思うもののポリエステルのジャージなど雑巾にもならない・・・

「!」と・・・

思いつきざまに、股下を切り離し筒状のジャージを袋状に縫い。
幅を均一に調整して縫い。ほぼ手持ちのスキンセイバーと同じサイズに縫ってみた。

若干手持ちのモノより太くしたので、最近のファットサイズだ。

ただ、ジャージの素材に表裏があり、若干裏面に起毛処理があるので、本来ならグルータイプのスキンに使うのは問題があるかもしれない。
ただ、僕の場合コールテックスなので、さほど問題になる事はない。

もしも作る方がいらっしゃるなら、夏物か、学校のジャージなど起毛のないタイプのジャージが良いかと思う。




2015/11/18

DIY:SWIX カーボンポール カット&リング交換

久々の投稿・・・すみません。

初滑りの声もチラホラ聞く中、今年は研修会も行かないので初滑りはまだ少し先・・・。

とりあえず、気になっていたゲレンデ用のストックを調整。
ずいぶん前に投稿した内容とほぼ同じなのだけど、ついでにリングも交換。

物モチのよい僕は、いまだにSWIXのコレを使っている。
カーボンのわりに重いし、スウィングウェイトも軽くないのだが、あらためてゲレンデポールを買うのももったいなくて使っている。しかし、前回カットした後すぐに少し長い事には気がついていたが、なかなか億劫で作業には至らなかった。

コブなどでは明らかに持て余し気味でかなり意識して出さないとストックが引っかかって出てこない。その上、このストック異常にリングが小さい。シナノのノーマルリングと比較すると一目瞭然。雪が緩いとコブに突き刺さって何かとデリケートなポールだ。ゲレンデで刺して立たせる事も難しい。

そんな事もあり、ついでにリングも交換。

グリップは前回、また調整するであろう事が予想されたので、接着剤を仕込まなかったので少しヒートガンで温めて捻ったらすぐに外せた。


[カーボンポールのカット]
1:長さを具合のよい他のポールに合わせて、カットラインをテープで決める。
2:万能ノコでカット。
※カーボンポールはパイプカッターを使うと潰れてしまうので使えない。
3:カットした部分は、タッチペンでほつれ止めをした。
※マニュキアでもいい
4:外したグリップを戻して終わり。
※アルミポールと違って栓もなくネジ止めできないので、基本的に接着剤で固定するのが普通のようだ。完全に固定してしまうなら接着剤を使用したほうがいいかと思う。
※だから、ショップではカーボンポールの調整 は出来ないとのスタンスのようだ。


リング交換は、メーカーによって異なるが、最近はネジ式で交換する物も多く、道具がなくとも交換できるタイプがほとんどだが、SWIXははめ込み式のようだ。つまり力技で外し、はめ込むのみ・・・・プラスチック同士の固着も手伝いコレがちょっとやそっとじゃ回りもしない・・・・最初構造がわからず、回してみるがグリップのほうが先にはずれる始末。ネットで先の形状を確認して作業に入る。

[リング交換]
1:リング回りをヒートガンで加熱。
2:リングとポールの間に細いマイナスドライバーをねじ込んで爪から外す。
3:新しいリングも温めて交換。

今回交換したリングは、たまたま買い置きのあったシナノのノーマルリング、交換タイプのネジの切られたものではなく、カーボンポール用となっていた。
上手く加工なしでそのまま取り付ける事ができた。
シナノのリングは収納用のホールもあり実用的だ。実はSWIXのレーシーなイメージは好きだが収納性の悪さも気になっていた。

これでしばらく、また使えそうだ。

2015/08/24

DIY:インビス[テレマーク編]完了

預かりモノのVecterのBOLD

リクエストは、取り付けてあったテレビンディングの穴をインビス化するというもの。
慣れない、テレビンディングの取り外しに少々手こずり、夏の暑さもあり作業は停滞していた。

昨日、まとまった時間が取れたので・・・・作業開始。

ビンディングの取り外しは済んでいる。

コレまでにも、何度かインビスの作業はしているが、慣れるほどの数をこなしてはいない、精度のいる作業なので、前回の教訓を思い出しながら作業に入る。

手順をおさらい・・・

  1. 取付のビス穴をインビスサイズにドリルで拡張。
  2. タップを切る
  3. 接着剤を入れる
  4. インビスを挿入
  5. 硬化を待つ

今回はした穴があるので、大まかな手順はコレだけなのだが・・・
実際は、精度を要求されるため、その間の準備が作業以上に気を使う。

まずは、
1の前に、スキーを作業台にしっかり固定。(これ重要!)
次に、スキーの水平を確認。(前後、左右)

インビスの全長を確認(9mm)
下穴の深さを9.5mmにストッパーをセット。
※デジタルノギスにてちゃんと計る。
深さ9.5mm
※下穴は今までの経験から、深めの方が良いと考えている。下穴が浅いとソール側の膨らみや、インビスがトップシートと水平にならない場合がある。
本当は10mmくらいの深さに下穴を開ける方が使用には適しているはず。しかし
10mmの深さの穴を開けるのはかなり勇気はいる。
小心者なのでデフォルトの9.5mmでセット(笑)

ドリルがセット出来たら、再度ストッパーの増し締めをし、
ドリルのお尻に付けた水平器を確認したら、一気に穴を開ける。
面取り
・・・・のだが、その前に、ビス穴のささくれ、膨らみを面取りしておく。
※コレをしておかないと、いくら下穴があってもドリルが安定せずブレる事がある。
で、ようやくドリル。
※この段階でも勇気を持って、グリグリ、しっかり穴を開けきる事が重要。
ためらって、穴が浅かったりすると後がメンドクサイ。

BDのテレビンディングは1ペアで8×2カ所。

穴を拡張してしてみて、気がついた・・・
深さ9.5mmで拡張したが、下穴の木ネジ用の穴はそれ以上に深い様で、拡張した穴の底に木ネジの後が見える。
そのため、ドリルで底に押しつぶされた木屑が詰まっている。

ちゃんと9.5mmか、確認
この、木屑はドリルで圧縮されている為、掃除機で吸ったくらいでは、除去出来ず。そのままにすると、穴の深さが変わってしまうため、細いマイナスドライバーや、ヤスリでしっかりと取る。
※この段階では、タップを切る前なので、ガシガシと穴の木屑を除去する。

そして、あらためて開けた穴の深さをデジタルノギスで計測。
ちゃんと9.5mmの深さで揃っているか確認。
※深さが足りない穴は、底に木屑が溜まっているので、再度除去。

でようやく・・・2の行程へ。

自作のタップ用の治具を作ってあるので、深さと垂直はフリーハンドでヤルよりはましだ
と思うが、このタップ作業は、穴開け以上に緊張する。
というのも、
以前インビス化したARMADAなどだと、軽量化された柔らかい心材は、タップが崩れ易く、デリケート。
ボトムまでタップを刻む際は若干押し付けながら進めば良いのだが、タップを戻す際に力を入れても入れなくても、せっかく刻んだタップを崩すことがある。木タップならではデリケートな所・・・
コレがメタルの入った板であれば、余り気にする所ではないのだが・・・
今回は素性の良い板なので、しっかり固い心材で、わりにキレイに出来たと思う。

で、いよいよインビスを・・・

その前に再度、穴の木屑を除去。
穴の側壁は木のタップが刻まれているので、慎重に側壁に触れないように、底に溜まった木屑を除去。
タップによって圧縮された木屑は思った以上に取りづらく、解りずらい・・・
で、再度穴の計測をし、9.5mmあるかを確認。
浅い穴は、木屑がまだあると言う事なので・・・ホジホジ。

で、ここで中断しようと思ったのだが、エポキシを練ってしまったので、一気にインビスの封入までやる事に。

接着剤と硬化剤を同量出し、練る。
いつもはプラスチックケースなどに出して練るのだが、今回は養生テープをテーブルに貼り、その上で練ってみた。
いちいち、ケースが動く事もなく、片手で作業が出来てグッドなtipだった。

僕はインビスには写真のBJウェルドを使用している。
胡散臭いパッケージと裏腹に、高価な接着剤だが国内でこれ以上の硬化時間の長いエポキシを見つけられなかった。
※以前も書いたが、コニシの4時間硬化ではインビスにつかうには少々不安。
かといって、BJがベストか?というと、ステンと木を接着するには疑問が残る。

何かおススメがあればレスを貰えるとうれしい。

で、穴に接着剤を入れるのだが、粘度の高いエポキシは、入れただけでは溝や、底まで行き渡らない。
その為、以前は爪楊枝で塗り込んでいたのだが、棒で面に塗るのは難しい。
そこで、僕は歯間ブラシを使用している。
硬めの太いヤツが良い。
歯間ブラシだと、側面のタップも傷つけ難く、タップの溝に接着剤が行き渡り易い気がする。硬化し始めると微妙だけれど・・・爪楊枝よりはやり易い。

片足分の8ホールにエポキシを塗り、いよいよ4のインビスの封入作業。

ちょっとつけ過ぎ・・・
インビスは5mmのプラスネジに蝶ナットをあわせた物を使っている。
以前はダブルナットで作業していたが、どうにも作業効率が悪いので、今はこの組み合わせでインビスを固定して封入している。

インビスの先端(ボトム?)にもエポキシを添付して、封入するが、エポキシが溢れる。※理想を言えばこの際、一旦インビスを戻し、中の空気を抜きつつ封入するのが理想だが・・・タップにそって回していれる事に集中する為、戻したりといった余裕は余りない・・・

そして、蝶ナットがあたる所までインビスを封入すると、エポキシが溢れる。
溢れたエポキシが、インビスの中に入らないようにだけ気をつけて取付用のボルトを外す。

徐々に、取り付け用のボルトにもエポキシがついて、動きが悪くなるので、
インビス内にエポキシがつかない為にも、たびごとにボルト、蝶ナットをウエスで拭く。

合計8×2個のインビスを入れ、溢れたエポキシがインビス内に無い事を確認して、とりあえずエポキシは溢れたまま硬化。
24Hまつ。

翌日、スクレパーではみ出たエポキシを除去。

これで、一応完了。

後は・・・取付側のビンディングに少し加工して、かじり難くしておかないと・・・
(取り付け用の穴を少し拡張しておく。通常ビンディングはパッケージの際のネジの紛失防止のため、穴にバリが在り、ネジの脱落を防いでいる。
しかし、インビスで使う際は、コレがあるとネジが斜めに入りかじり易くなる。そのため、事前にこのバリを除去しておく必要がある)



2015/08/07

モートン病症[症状改善]自己治療記録メモ#5 モートン病その後

しばらく、プライベートがドタバタしていて・・更新出来ずにいた。

相変わらずドタバタだけど
モートン病についてコメントを頂いたりしていたので
取り急ぎ、書き込み途中のままだった、その後の足の状態だけお知らせしておく。

モートン病・・・・・治りました。

多分。

もう、スポンジもはめていませんが、日常生活であの電気が走るような痺れが出る事は一切なくなりました。

結果から言えば、僕の仮説どおりならば、モートン病は足の骨格の矯正+筋肉をつける事で治るような気がします。

僕も数年来、悩まされてきた足のトラブルが1つ減りました!!

後は・・・魚の目だな。


2015/06/19

DIY:インビス[テレマーク編]番外編

例の預かり物のVECTOR GLIDE BOLD
ヒールブロックの外し方(ビスへのアプローチ)が解らず
ネットで検索!

しかし、「取付」ならともかく、「外し方」などいくら探しても無く・・・
行き着いた先が・・・BD O1のパーツリスト。

ようやく、ヒールブロックの構造が解り、やはり、丸いキャップ状の栓がしてあるだけの様。
となると、ヒールブロック上部の凹部分にドライバーでも突っ込んで外すしようのようだ。
さびさびのビス

しかし、思いのほかこのキャップ栓、硬く、深い。
少々、こじった位では外れる訳も無く・・・・

オーナーに了解を得て、キャップに穴を開ける。

ソコにビスをねじ込み、ペンチで引き抜いた。

真上からの応力には、容易く抜けたキャップだが、そもそも、コレだけ深いキャップを1点からこじって外すのはちょっと無理だ。

凹があるという事は、取付後、外す仕様ではあると思うのだが、とても外れるような構造では無いように思う。

ようやく取り付けビスにアプローチするが、構造上、中途半端に密閉されていたビスは、明らかにトゥーピースの取り付けビスより、腐食が激しい。

雪は詰まるだろうが、いっそ無い方が水切れは良いかと思う。

ようやく、テレマークビンディングを外すことができた。


また、日をあらためて、いよいよインビス化だな・・・

2015/06/02

DIY:インビス[テレマーク編]

 預かり物のVECTOR GUIDE BOLD。

BLACK DIAMOND のO1が付いている。
インビスにして欲しいと、預かった物だ。

オーダーは、O1をはずして、その穴をインビスにする・・・・

それなら、穴の拡張でいけるので、新たに穴を開ける訳ではないので
さほど、テクニカルな事は無いなと思っていた。

とりあえず、ビンディングを外してみる。

取り付けビスは、テレでもポジドライバーで行けるようだ・・・・
トゥーピースを外し、ヒールピース?
正式にはヒールブロックと言うらしい。
※確かにクライミングサポート機能だけのパーツだから、ヒールピースというのは?

このヒールブロックを外そうと、ビスへのアプローチを探すが・・・・
「?」
あれ?

ビスへのアプローチが見つからない?

おそらくは、カバーを外してビスへのアプローチが出来るのだと思うのだが、
そのカバーが、どこから、どのように外れるかが、外見から解りづらい。

あれ?
何処がはずれるんだこれ?

2015/05/19

DIY:BCストック[Black Diamond ウイペット&トラバース]

ダクトテープを仕込む?

散々悩んだ末、山ストックは[Black Diamond ウイペット&トラバース]に落ち着いた。
正直、バランスの悪さは感じる物の、
  • アルミの剛性感
  • リング下の長さと剛性

僕の[Black Diamond ウイペット&トラバース]は2セクションなので、3セクションの物と比較すれば、比較的バランスは良いのだが、ゲレンデ用とは比較にならない。
同じ伸縮ポールでもねじ込み式が主流のゲレンデポールと違い、フリック式は、やはり楽だ。
ただ、購入してから気がついたのだが、他メーカーは解らないが、フリックを外したままだと、シャフト下が抜けてしまう・・・・
何か意図があっての仕様なのか、解らないのだが、昔のタイプはシャフトを連結するとゾンデになったりしたようだが、今のタイプはその仕様は無い。

細かい不満だった。

で、
せっかく外れるなら・・・このパイプの中に何か仕込めるんじゃ!?

という事で・・・ダクトテープを仕込んでみた。
よくダクトテープはストックのシャフトに巻いて常備している人を見かけるし、僕もそうしていた。
ただ、巻きっぱなしのダクトテープは痛みも早く、見た目が余りよろしくない。

ソコで思いついたのが、[Black Diamond ウイペット&トラバース]のシャフトの中に、ダクトテープを巻いた物を仕込んでみた。
使用するときは、シャフトを外して取り出す訳だ。

ただ、実際はトラバース側のシャフト径はかなり細く、細く巻いたダクトテープは使用に十分な長さかというと・・・?

ストローを軸に巻く
ソレに比べ、ウイペットの方はカタログ上同じ16mmシャフトと記載されているが明らか
に太い。少しは長めに仕込めそうだ。
やり方は簡単、細身のストローにダクトテープを巻き、シャフト内で滑る程度の径で納める。経年劣化でシャフト内で詰まってもらっても面倒なので、すこし控えめに・・・

ダクトテープを仕込んだ分、5cmほどは収納サイズが長くなるが、ボーダーと違って所詮2セクションポールだから、収納サイズに神経質になる必要は無い。

収納?!
ちなみに、千畳敷では仕込んだ[Black Diamond ウイペット&トラバース]を使用したが、ダクトテープ位ではバランスに変化を感じる事は無かった。

もっと何か、スペアのネジとか、工具とか仕込めそうな・・・・
タイラップくらい仕込んでおいてもいいかもね。


2015最後のBC? [ 千畳敷カール ]

今シーズン修行無し・・・!?

二の沢の入り口
ホームゲレンデのクローズから、1ヶ月半・・・
滑り納めが出来ないまま、ウダウダしていた。

今シーズンは雪も多かったが、溶けるのも早く、
何処も雪が無い!と言う噂は聞いていた。

しかし、滑るライン分だけ雪があれば、スキーは出来る。

Nさんに誘って頂き、千畳敷へ!!
当初、多人数の予定だったが、皆、雪不足の噂と天候を危惧して
今回のパーティーは、ボードを含む3人!

Nさんの回りは、強者揃いなので場所が場所だけに
ついて行けるか心配していたが、残念なような、ホッとするような・・・

千畳敷カールは、コレで2回目。
一昨年来た時期は、もっと遅かったが、その時と比較しても岩肌が明らかに目立つ。
しかし、下から見る限りは、どこの沢もラインは取れそう。
ただ雪が少ない事も在り、斜度感は増している様な感じ・・・
※おいおい、滑れるのか・・・比較的なだらかな「極楽平?」すら、かなりの斜度に見える。

「まあ、とりあえず足慣らし行きますか!」とNさん。

Nさんの足下はVECTER GLIDE BOLD 。
ということでテレマーク。
僕は、VECTER GLIDE AVENTURA。
ブンリンのフィン付きアイゼンも初卸!

すっかり緩んだ雪は、程よいザラメの湿雪。
しかし、僕のスキル不足か・・・ブンリンのアイゼンをもってしても谷足が流れる。
※思ったよりか、登るにはデリケートな雪だった?しばらくスキーを履いていなかったブランク?かな。

40分程で極楽平のトップへ
天候も、当初の天気予報とかわって晴天!遠くに富士山も見える。

トップから見下ろすと、久々のスキーという事も在り、中々の斜度に見える・・・
Nさんは、相変わらず躊躇無く斜面に飛び込み、テレマークとは思えない、軽快なターンを刻む。
僕もソレに続くが・・・・自分でも腰が引けているのが解る。
雪は昨日の雨も手伝い、良い感じで滑るが
山回りばかりで「斜面を楽しむ」余裕が無い。

極楽平
少々ウダウダの滑りで、先に不安を残すが、他の2人はテンションアゲアゲ。

気を取り直して、「二の沢」へ向かう。
「一の沢」という話しもあったが、「一の沢」は既にトップからのアプローチが雪が切れていて、滑るならピッケル、アイゼンで直登との事。

「千畳敷カール」きっての急斜面を一度は滑ってみたいとは思うものの・・・
ピッケル、アイゼンでスキーを担いでのハイクは、願い避げたいところ。

ということで、「二の沢」へ向かう。
「二の沢」はカール内でもほどほどトップに近く、「極楽平」と比較すると50m程しか標高差は無いのだが、随分遠い印象・・ほぼほぼ1hほどかけてトップに。

二の沢
登るには、上部は中々の斜度感があったが、今度は雪の状態も自分の感じも解っているので、トップからロープウェイ乗り場まで一気に滑走。
思わず声が出る。
ただ、ゲレンデとは違い、転べないので、ズレズレのセイフティー。
とは言うものの、もっと上からズラせる余裕が欲しい・・・ところ。

なかなかのロングランで、ようやくアガってきた!
スキーを外していると、登山で来られている人からも
「楽しそうですね!」
と声を掛けられる。
「ははは、楽しいですよ!!」口元が緩む。

内心、コノ時点でお腹は八分目・・・もう終了でも・・・・いいのだけど
当然、行きますよね3本目・・・

「じゃあ何所行きます?」
「前の岳」行きますか!」
「前の岳って?」

「ほら、あそこ!」
「!?」
「あの細くシュート気味につぼんでる所?」
「そうそう」

てっ・・・通れるのか?
切れては無さそうだけど・・・・
後半、斜度が増してから幅が狭くなる所が嫌らしそうだ・・・・

登り始めるが、なかなか距離も高さもあり、中々進まない。
辛うじて、トップ付近まで着くが、あとは登山道沿いに、岩場の登山道をスキーを担いで歩く。
ほとんど稜線沿いに、平行移動なのだが・・・久々に担ぐスキーは、ひたすら重く・・・Aで固定したスキーだが、外付けしたピッケルやスノーソーが邪魔をして、上手くセット出来ず、スキーとショルダーが肩に食い込む・・・
なかなか、修正する場所も無く、ひたすら我慢。

「前の岳」のスタート場所に着いた時には、かなり消耗していた・・・

それでも、この日、最後の滑走だけに期待も膨らむ。

気をつけるのは、斜度がキツくなってからのシュート部分。
ソコまではかなりセイフティーで、間違ってもオーバースピードは・・・あってはなら無い。
とは思うものの、楽しむ事も忘れちゃ行けない。

さーてどうかな?

滑り出し少し控えめなロング・・・斜度が増しても、さほどスピードは変わらずだが、
やはりコース幅が、いきなり狭くなる。
少しターン弧の大きさが狂い、上手く繋がらなかったが、再び斜面が広がると
足が終り気味・・・でも斜面はいい感じでターンを刻むと・・・
「あれ?何処まで滑っていいの?」
右横に視線を流すと・・・ロープウェイの乗り場は越えていた・・・!!

おっとと・・・ここまでか!
※後の2人は、もう数10m下まで滑ったようだ。

もう、一旦切ってしまったから、ソコから数10mに魅力は無かった。
乗り場までトラバース。
かなりヘコヘコで、ストックを漕ぐ腕が上がらない。

それでも、上手くは滑れなかったが、滑りきった感はあった。
まあ、この千畳敷で上手く滑ろうなど・・・僕には10年早い?
滑りきれただけで満足だ。

やっぱり面白いな「千畳敷」。
いちいち、ドキドキする。
出来るか出来ないかの少し手前だから楽しい。

一発のパフォーマンスはBCならでは・・
やり直しのきく、ゲレンデでは感じれない達成感と少しの後悔があるのがいい。

これで、おそらく僕の2015シーズンは終わり。
道具も洗っちゃおうかな!!









2015/05/18

DIY ピッケル [OXOOS オリジナルピッケル]

BC前日に慌てて加工
慌てて用意したピッケル。

幸わい、リーシュとカバーは付いていたので、新たに用意する事も無く
千畳敷には間に合いそう。

しかし、ネットで「ポチッ」たピッケルは、事の他チープチープ・・・・

まあ、値段が値段なだけに仕方が無い。
ピッケルカバーも、セット販売専用の簡易的な物で・・・少々質感、構造共に値段相応というところか・・・

所詮、「見せピッケル」とはいうものの、少しは手をいれないと・・・
グリップテープくらいは巻いてみた。

当初、自己融着テープか、テニスのグリップテープを巻こうと思ったが、野球のバットに巻くグリップテープが、耐久性があるとの事を聞き、早速購入。

とりあえず巻いてみた。

本来なら、使ってみて自分に合わせて、こういった加工はするべきと思うが
僕の山道具の中でも、使用頻度の低さは1、2を争うはずなので、そんな事を言っていると加工の必要その物が無い・・・・

あえてクロを避けて、茶にしてみたのだけど・・・ちょい渋すぎるね。

2015/05/15

ピッケル購入![OXOOS オリジナルピッケル]

来たばかりのピッケル・・・
遂に・・・ピッケルを買った。

アイゼン同様、買わずに済むなら買わずに、必要な場所にはいかなければ良いと思っていた。
何度か、購入のタイミングはあったが、購入を見送り続けてきた装備だ。

しかし、毎年この時期になると、うだうだと諦めきれずに
締めのBCの誘いを待つなか・・・Nさんから、お誘いを受けたので「千畳敷」へいく事に!

ただ、「千畳敷」、入山の為にはピッケルの装備が義務づけられている。
※BDのウイペットじゃ許してもらえないらしい・・・

前回は、Nさんのピッケルを借りて入山。
今回、とうとう購入という訳だ。

基本的には、ストックがメインなので、ピッケルを出すとすれば、相当の斜面。
となれば、杖としての使用は考える必要は無いので、最小の長さに・・・

OXOOSというショップのオリジナルピッケル。
オンラインショップで買うと、オリジナルのリーシュ・カバーが付いて
なんと、8,200円(税・送料込)!!

シモンと同じ工場で作られているとかで、企画合格品の証明書も付き、レビューもマズマズだったので、「ポチッ」!!
※オプションを含んでコノ値段は、予定の予算のほぼ半額。

あーこれで、僕もピッケル持ちか・・・・
ピッケルを使うのは「マインクラフト」の中だけにしたい・・・・

2015/05/13

ワックス考[温度帯#2]

やっぱり・・・と、なるほど・・・・

あるブログに「パラフィンワックス温度帯一覧」という主要メーカー9社のワックスの温度域とアイロン温度、100gの価格を比較した一覧がUPされていた。

パラフィンワックスというところが、ドストライクなネタで、目からウロコの事が・・・沢山あった。

まさか、メーカーごとに1つのカラーが、カバーする温度域が、こんなにもバラバラだとは思っても見なかった。

メーカーも、毎年ではないがマイナーチェンジをしており、こうやって比較すると一概に価格変更だけでなく、カバーする温度域が広くなったりと、細かいマイナーチェンジをしている事が分る。

全般的な傾向としては、各メーカーとも1つのカラーでカバーする温度が広くなる傾向にあるようだ。
※SWIXは違うけどね・・・(笑)

ユーザーとしては、車のオイルよろしく、マルチグレード?ユニバーサル的な物の方がお手軽では有るのだが・・・・実際そのようなパラフィンワックスは無いようだ。
※コノ表のブログのオーナーも書いていたが、一見するとDOMINATORワックスなどは、マルチな温度帯に対応するイメージであったが、表にしてみると、取分け温度域が広い訳でも、アイロン温度が低い訳でもない事が解る。

各メーカー、気温にしろ雪温にしろ0℃以上の温度域のカバーというのは、さほど意味は無いと思われ、実際、カバーが無いメーカー?カバーの表記が無いメーカーも多い。

現実的な比較は、0℃から-20℃位までは9メーカー共通の温度域になる。
コノ温度域を幾つのカラー(パラフィン)でカバーするかという事になると
■最多:SWIX イエロー~グリーン・・・6カラー(6種のパラフィン)
■最小:KUU イエロー~グリーン・・・3カラー(3種のパラフィン)
※一見、こうやって表記すると、KUUがマルチグレードなのかと言うとそうでもなく、実際はKUUのグリーンだけがやたら温度域が広い。
このKUUのグリーンについては、グリーンのわりに浸透が良く、愛用していた。
ソレもそのはず、アイロン温度が115℃と他社のグリーンが130℃を下らないのに対して溶解温度が最も低い。実際、柔らかい印象だが温度域のカバーは悪くない。
コノ温度域をカバーするワックスとしては、最も溶解温度が低く使い易い「グリーン」と言える。

同じく0℃から-20℃までの温度域を、カバーするワックスの使用温度(溶解温度)を比較すると、コレまた意外に・・・

■高め:ハヤシ イエロー~バイオレット・・・3カラー/110℃~150℃
    GALLIUM ピンクー~グリーン・・・4カラー/120℃~130℃        SWIX イエロー~グリーン・・・6カラー/110℃~150℃
■低め:KUU イエロー~グリーン・・・3カラー/105℃~115℃
    マツモト イエロー~グリーン・・・4カラー/80℃~120℃
※GALLIUM・SWIXが0℃帯が120℃から始まる事からも、115℃で溶解するグリーンで-20℃までカバー出来るKUUは、板に優しいワックスとも言える?

ただ通常、ワックスの硬度は、溶解温度に比例するので、-20℃までのカバーとは言え、150℃の溶解温度のパラフィンと同じ硬度ではないと思われる。
ベースバーン予防で考えると、やはり硬度の高いワックスの方が効果は高い。
最近は溶解温度が低くても、硬い、マルチな特性を持ったパラフィンが多くなっているが、マニアはやはり、「溶解温度の高さ=高硬度」と言う認識は強い。

そう言った意味で、ソール保護、硬いソールに仕上げる為にはやはり、アイロン温度の高いワックスの仕上げが必要と考えている。
一概に「溶解温度の高さ=高硬度」と言う訳ではないが、対応温度が-30℃を越え、アイロン温度が高い事からも
■硬め:ハヤシ バイオレット -30℃オーバー域/アイロン150℃
    SWIX グリーン -30℃オーバー域/アイロン150℃
※マツモトのANTB.B.という専用のソール保護のワックスも有るが、溶解温度が100℃という事も在り上記の2種程ではないと思われる。
※SWIXの様に、アイロンの温度を高めにする事を推奨するメーカーも在り、「アイロン温度=溶解温度」では無いのだが、少なくとも高い温度でしか溶けないパラフィンは硬い。

追記:以前の投稿で「イエロー」などワクシングしても意味が無いと書いたことがある。
当時、とにかくワックスを切らずに、「イエロー」だけをワクシングしていたのだが、今にしてみると、その「イエロー」はSWIXだった。
同じ「イエロー」でもSWIXは、かなりイレギラーでほとんどマイナス域をカバーしていない。
他社の「イエロー」以上に柔らかく、SWIXの「レッド」が他社の「イエロー」位の温度域になる。

まあ、「イエロー」がソール保護には、役に立たないのは間違いないかと思うが、特にSWIXの「イエロー」は、9社の中でも柔らかい方だったので、顕著に結果が出たと思われる。

2015/05/11

衝撃?!ワックス考[温度帯]

いまさら?!気がついた・・・

今までスキーワックスについて、マニアを気取り、細かいウンチクを書き綴ってきた・・・・が?!

スミマセン・・・根本的な事を勘違いしていました・・・・

それに気がついたのは、あるマニアのブログに記載された「パラフィンワックスの温度帯一覧」。
※表を掲載出来れば早いのですが、個人のブログですのでそう言う訳にも行きません。

これが良く調べてありまして、おそらくは各メーカーの「ワックスの温度帯表」から比較しているのだと思いますが・・
コレが・・・盲点でした。

僕も、これまで結構な期間ワクシングしてきましたし、ワックスもそれなりに消費しています。
しかし、このプログの表を見るまで、気がつきませんでした(汗!!)

つまり、この方の「パラフィンワックスの温度帯一覧」というのは、9メーカーの各メーカーの「各カラーのカバーする温度帯」を分り易く比較しています。

で?!

僕の衝撃的な(個人的にね)勘違い・・・
ー各メーカー、各カラーの温度帯はさほど変わらないーと思っていました。
※例えばSWIXの[CH10(イエロー)]とTOKOの[NFイエロー]のカバーする温度帯はほぼ同じなのだと・・・・思っていた。少なくとも、同じカラーで温度帯が被らないなんて事は・・・無いと・・・。

暖色系が柔らかく、寒色系が硬いワックスなのは、各社ほぼ一緒ですが、細かくカバーする温度帯をちゃんと比較すると・・・

当然、0℃~-30℃位までを、幾つのカラーでカバーするかで、温度域が違ってくるのはあたりまえなのですが、問題は僕の様に、複数メーカーをカラーイメージで使っている場合。

つまり、コレまで僕はメーカーを問わず、[イエロー]は[イエロー]として使っており、[イエロー]の次が[レッド]、そして[グリーン]と、カラーで温度帯を使い分けているつもりだった。

もちろん、今期の様に、単一メーカーで[イエロー]から[グリーン]まで重ねる場合は問題は無いですが、
僕のありえるシチュエーションで例にすると、[イエロー]の次にSWIXの[レッド]を掛けた場合・・・
この異なるカラーにも関わらず、実は、ほぼ同じ温度帯をカバーしている。
温度帯で言うと、
TOKO[イエロー]=SWIX[レッド]に相当する?!ということになる。

つまり、コノ場合、温度帯的には、[イエロー]の2度掛け!?
硬度の異なるワックスを重ねたつもりが、全く意味がない・・・。

今期、VGの[Aventura]が、事の他早く仕上がった感があったのは、余り関係がないと考えていたが、[HOLMENCOL]の単一仕上げだったのは、結構効果があったのかもしれない。

この方の「パラフィンワックスの温度帯一覧」で、今まで何となく感じていた各メーカーの印象が、どうしてそう感じていたのか?
かなり納得出来た事が多い。

この他にも、価格はともかく、各メーカーのアイロンの指定温度からも少し伺い知る事があるので、また書いてみたいと思う。


2015/05/07

BCザックの中身 [自分MEMO]


BC ギア(自分メモ)


ザックの中身って、雑誌なんかでも、よく取り上げられてるけど、なかなか人と比べる機会も無い。

僕のザックは回りの友人と比較しても軽い方ではない・・・・何がそんなに違うのか?
また、
十分なのか?
不十分なのか?

もちろん登る山、タイムスケジュールによって内容は変わってくるが、僕のコンセプトとしては、万が一行動不能になった際に、一晩位は過せる装備は常に常備する様にしている。

例えばツェルト、ヘッデンは常備対象。
ソレ以外は、ほとんど必須ギアばかりと思うのだが・・・・

以下内訳
  • A:ザック(26L+ハイドレーション)
  • B:スコップ
  • C:シール(+シールワックス)
  • D:ゾンデ
  • E:オーバーグローブ
  • F:スノーソー
  • G:ワンタッチアイゼン
  • H:スキーアイゼン
  • I:ラジオハーネス(これ、ザックの中身じゃないけどね)
  • J:ビーコン(これもザックの中身じゃない)
  • K:ヘッデン(+予備電池)
  • L:ツェルト(1人用)
  • M:コンパス
  • N:水筒
  • O:エマージェンシーキット
  • P:ツール(ドライバー/ヘキサ/レンチ)
  • Q:レザーマン
  • R:トイレットペーパー
  • S:ブラシ
  • T:タイラップ
  • U:UVリップ
  • V:非常食+行動食
以上、コノ内容で約5kg ※体重計での計測なのでかなり誤差有り・・・

後コレに、水を持って行けば、1Lで1kg増!
細かい所では調整しないといけないけど
忘れ物が恐いので、ほぼ、入れっぱなしの標準整備・・・そもそも
抜ける物も、ほとんどないような気もするのだが・・・・
※もちろんアイゼンはシーズンや、山によって持って行かない事も多い。

軽量化しようと思うと、1つ1つを軽量の物に買い直し・・・・
イヤイヤ、ソレは無い・・・

そもそも、1つ1つのギアを軽量化して数g減らすより、持って行く物を1つ減らす方が効率がいいのは、解っている。

要らないモノ、常備じゃなくともいいモノ・・・
まず、
E:オーバーグローブは、常備じゃないね。
M:コンパス持つなら、地図もいるよね・・・持たないなら、スントもiPhoneも有るから微妙・・・気休めと言えば気休め。あと、Q:レザーマン、でも、ペンチは指先の聞かないグローブ越しには、意外に出番が有るんだよね。
P:ツールは、スキーアイゼン用のレンチ以外は要らないかな・・・もともと、インビス化に伴い持ちあるく様にしてたので、インビスじゃないAventuraには必要じゃない。
S:ブラシは、シール(Cooltex)に雪が挟まった際、有るとリカバーし易い。が無くてもいいと言えば無くても・・・

とはいえ個人的には、ほとんど抜く物が無いのだけど・・・
皆、何であんなに軽い?

むしろ、逆に追加したい物があるくらいなのに・・・
Q:レザーマンを持つなら、数10cmでも針金が欲しい。(持つべき?)
L:ツェルトがあるなら、細引きも数メートル欲しい。
リペアツールを追加するなら、ダックテープも欲しい所。
エマージェンシーツールの中にテーピングが少々有るけど、どちらかと言えばダックテープの方が応用が利くかな。(ストックに巻くか)

何を、何れくらい持って行くかはそれぞれだけど、何を置いて行くかは難しいな。

シャベルに穴を開けて、軽量化を図るか(笑)





2015/04/27

グランドシート&スノーフライ[mont-bell ステラリッジテント2]

今頃、グランドシートとスノーフライを買った。

去年?ステラリッジ2テントを買ったはいいが、グランドシートもスノーフライも買わぬまま・・・シーズン終了。
流石に、もうスノーフライは出番が無い。

それなら、グランドシートはコレからのシーズンには必要だ。
というか、テントと一緒に買うべき物ではある・・・

しかし、コノ2つ・・・以外に高い。

とはいうものの、コレからのシーズン、グランドシートはいるので、作るか買うか迷っていた。
ただ、純正のグランドシートは、フライと合わせて、タープにも使えると・・・
そして、ふとNETを見ると、今安いよ・・・との情報が!
まあ、買い時だな。

結局、情報のショップには無くて、モンベルのネットショップでアウトレットで出ていた。
僕はモンベルメンバーではないので、送料がな~と思っていると
スノーフライと一緒なら送料無料でいける・・・・

まあ、仕方が無いね、「どうせいる物だから」と言い聞かせ
久々「ポチっ!」

今届いた・・・


さ~ていつ行くんだ?テン泊!!

2015/04/16

DIY:パウダーリングを切ってみた[Black Diamond ウイペット&トラバース]

今シーズン買い足した装備にストックが有る。

BC用のストックについては、長らく迷っていたが・・・
BDの[ウイペット]を使うなら、対は[トラバース]でしょ。

今まで使っていた伸縮カーボンストックと比べると、明らかに重く、滑り出した瞬間、「重!」と毎回思うが・・・選択の余地がない。
まあ、[ウイペット]との組み合わせを考えないなら、選択肢は有るが・・

以前から中々、BC用のストックが決まらなかった要因に「リング」が有る。

ハードな斜面でのトラバースの際、ストックがいちいち弾かれるのがストレスだった。その為、リングは半月か?ある程度柔らかいか、稼働域のあるタイプのモノが良いなと考えていた。

※一部のストックメーカーや、m◯ntbell等のラインナップに有るにはあるが、可動するタイプは、極端に選択肢が少なく、重量がかさむ物が多かった。

半月型は、BDの[コンパクターバスケット]という商品があり、BDのストックには交換が可能。

当初、交換しようとも考えたが・・・・
まあ、切ってしまえばいいか・・・・と

[ウイペット]と[トラバース]に付いているリングは[パウダーバスケット]。
直径100mm
およそ、90°分程をカットしてみた。

形状的には、[コンパクターバスケット]と似たような形状になったので、これで、リングの向きをコントロールすれば、幾らかは弾かれる事も少なくなるかと?

ただ・・・・・カットしてから気がついたが

トラバース時、キックターンするたびにリングを回すのか?
ストラップに手を通すのかにもよるが、なんとも微妙な使用状況になるな・・・

ましてや、[ウイペット]使用時は、山側が[ウイペット]だよね?
利き腕が[ウイペット]?

[コンパクターバスケット](半月リング)が、今ひとつ使用率が低いのはここか~(苦笑)



2015/04/15

ホットワックス考[浸透の為のTIP]#4

なぜ?今期、スキーベース(ソール下地)は、早く仕上がったのか?

あえて理由を上げるとすれば・・・
  • アイロンの温度
  • ワックスの順番

くらいか?
ペーパーの不使用もアイロンの高温化の1つだろう。

アイロンの温度については、以前は「ベースが緩む」という理由から、低温で溶けるワックスは低温で溶かす様にしていた。
まあ、クリーニング目的であれば、やはり低温で溶かしてスクレイピングする方が目的には合っているとは思うが・・・

しかし、「浸透性」※1という点では、以前記載したSWIXの古いカタログからの転載だが右記のグラフで見る限り、明らかに高温でワクシングする方が浸透する事を示している。
※おそらく、コレはワックスの溶解温度に関わらず、アイロン温度は高い方が浸透すると思われる。
右記の注釈にも有る様に、コノグラフは正確には浸透とは謳っていない。
「1㎠に吸収されるワックスの重さ(mg/㎠)」
となっている。
※1:浸透と吸収の表現はメーカーでも余り正確にその使い分けが無い。コノ当時のswixはこのような表現をしていたという事だろう。
ソール内の無数の気泡の空気とワックスがトレードオフした量という事と思われる。ソレを吸収と呼ぶか浸透したと呼ぶかは、難しい所だ。

ワックスは、「おでん」よろしく、染み込むのは、冷めて行く過程で浸透して行くと考えているのだが、ソール(ポリエチレン)には無数の穴?があり、熱を加える事でよりその穴が広がるというような表現がされる事が多い。その為、高い温度の方が、より穴が広がる?(膨張する?)と思われる。
同じく温度は高い方が冷めるまでの時間も長いとも言える。
もちろん室温によりますが。
※これまで、個人的にはアイロン温度はなるだけワックスの溶解温度ギリギリというのが理想と考えていた。
ソレは、ソールのダメージや、ワックスの変質を嫌った為だが、アイロンによるワックスの浸透を考えた場合、上記の図が示す様に、高温での処理の方が効率が良いのが解る。
とはえ、今期、高めの温度設定でアイロンしたと言ってもWCのチューナーにみられるアイロン温度150°などという事は無いし、せいぜい120~130°くらいの事。

それでも、上記のグラフでも解るが、100℃〜120℃の間に大きな変化点が有るのは伺える。おそらくはソール(ポリエチレン)の膨張が始まる温度域を越えるか越えないかで、ソール側の状態に大きな差があるのだろう。
今シーズンは全般的に、この変化点を越えた温度でのワクシングが多かった?のか・・・

[浸透の為のTIP](仮定)
アイロン温度は120℃以上!?

次に・・・ベースに使ったワックスがすべて同一メーカーで揃っていたことが、もしかすると大きいのか?
ただソレもどうかな?・・・ベースを単一メーカーで仕上げた事は何度かある。
ただ、フッ素入りのトップワックスまで、ほぼ、Holmenkol以外をほとんど入れていないと言えば・・・入れていない。
今期、卸したAventuraは、確かにHolmenkol含有率95%くらいかも・・・しれない(笑)
これまでも様々なメーカーを使ってきたが、塗り易い、浸透し易い、柔らかい、硬い
ざらつく・・・など、意外に純パラといっても差が在る。ベースを作る際のベースのパラフィンが同質の物の方が親和性が高いのは容易に想像がつくが、これまでもそれは、Holmenkol以外でもやったことがあるので、決定的な差があるとは余り思えなかった。
まあ、Holmenkolが特に優れたベースワックスなのか?と言うと・・・これまでも使ってきたワックスなのでソレも微妙・・・。
※ただ、1台のスキーに対してHolmenkol率95%は、かつて無い程の純度ではある・・・

[浸透の為のTIP2]
(仮定)
単一メーカー率95%以上!?

ただ上記のアイロン温度程は根拠にとぼしいい・・

となると、次に思い当たるのはワックスの順番?

確かに今回も最初こそ、イエローやレッド、グリーンと単品を複数回づつ重ねていたが、滑走後は、イエローも織り交ぜながら、常に
柔らかいワックス⇄硬いワックス
を繰り返していた。(120℃オーバーで)

以前、シーズン終わりに手に入れ、翌シーズンまでじっくりと仕上げた板(Ogasaka GS23)なども結局、シーズンが始まってしまえば、レッドをベースに時々グリ−ンのヘビーローテーション。
ただ、温度域の順番だけは凄く気にしていて、
イエロー→レッド→グリーン
だから、
レッドの後にイエローという事は無いし、グリーンの後にイエローで終る事も無い。

[浸透の為のTIP3](仮定)
柔らかいワックス⇄硬いワックスを交互に入れる!?

印象から言えば、あれだけ手間をかけてワクシングしたOgasaka GS23よりもAventuraの方が滑る印象。
柔らかいワックス⇄硬いワックスを1クールとして、柔らかい方のワックスは、板を温めるため位の割り切りで、すぐにスクレイピングした。
その後の硬いワックスも、グリーンなどはHolmenkolでも、ほどほど硬いため
レッドを少し混ぜるなどして、馴染ませていた。
結果、イエロー+グリーンもしくは、レッド+グリーンのミックスをヘビーローテーションしているのとあまり変わらない気もする。

コレくらいしか、Aventuraだけがベース(下地)が早く仕上がった理由が思いつかない。

ただ、コレまでは、12月に届いた新車など、シーズン中に仕上がる事など無いと考えていたので、コレからは上記のTIPでワクシングしようと思う。

2015/04/13

ホットワックス考[早くベースをつくるには?]#3

チマチマ、ワックスばかり掛けていると、流石にもう「いいね」という所がある。
板は使えばそれなりワックスも消耗するが、ウイークエンドスキーヤーの僕の滑走量では下界で、ワクシング出来る時間の方が上回るのはあたりまえだ。

もう手持ちの愛機(スキー)は家族の物まで必要にして十分ワックスが入っている。十分にワックスが入った状態「下地(ベース)が出来た」という状態は前回書いたとおり。自分也の基準がある。

今年、新車(Aventura)を卸したのだが、やけに速く「下地が出来た」という状態になった気がする。

これまでも、新車時は、それなりに手間をかけるし、ワクシングの回数もさほど変わらない様にも思う。

今年の(ベース作り)ワクシングに何か違いがあったか?

◯全般的にアイロンの温度が高くなっているかも・・・

※自宅用のアイロンが温度調節出来ないタイプの為、全般的に温度が高め

◯ペーパーを使う事がほぼ無かった。

※これまでも使用は少なかったが、今年は雪もキレイだった事も在りほぼ使ってない。

◯ベースワックスからトップワックスまで、Holmenkolで統一されていた。

※いつもなら、銘柄をとわずイエローからグリーンまで様々なメーカーを使用していた。

◯ワックスの順番を変えた

いつもなら、イエロー×6回、レッド×6回、グリーン×3回とか単品をしばらく重ねるのだが、今回は最初こそ2回づつ行なったが、その後は、
イエローの次にグリーン、レッドの次にグリーンと言った感じで、柔らかいワックスでスキーを温め、硬いワックスを入れるというような事をしていた。
ただ、シーズン中のワクシングは室温も低く、硬いワックスは溶け難いので、グリーンは混ぜて使う事も多かった様に思う。

◯Aventura(VECTERGLIDE)がストラクチャーの無い仕上げ。

※ストラクチャーの無いスキーが久しぶり、個人的な感じではストラクチャーがある方がワックスは入るイメージあるが・・・・?

思いつくのはこれくらい。

今までも新車、特にニューモデルの場合、どうしても手もとに届くのが12月という事はよくあり、そこからベースを仕上げるのは、無理だと思っていた。
どうしても、本格的に滑走性が良くなるのは次年度という印象。
※だから、毎年新車や、毎年チューンにだしてしまっている人は、本当の滑走性を知らないんじゃないかな・・・とすら思っていた。

個人的な指標を示しても、滑ると言う状態は相対的に比較するのが難しいので、「そうだ!」とは言えないのだが。
Aventuraは、仕上がった。

これまでも、もっと手間ひまを掛けてワクシングした板もあるのだが・・・比較してもコイツは滑る。フッ素を入れたからとか、高いワックスを入れたとかでなく、ベースが出来ている。

さて・・・何が良かったのか・・・

今までも同じ以上に工夫してワクシングしてきたのに1ヶ月でソールが仕上がるなんて?

続く・・・かな・・・

2015/04/11

ホットワックス考[ソールが出来たって?何?]#2

「良く滑るって?どんな状態???

今期、新車(新しい板)Aventuraを卸したのが12月。
そこから、せっせとワクシングし、ようやくソールのベースが出来たと感じ出したのが1月後半。
その間、パラフィンワックスをイエローからグリーンまで、おおよそ25回以上35回未満?正確に記録した訳ではないが、回数で言えばソレくらいはホットワックスしたと思う。
今回ソールが出来上がったと感じるのが、意外に速かった印象もあるが、なにしろこの「ソールが出来た」というのも個人的な感覚で、ワクシング時の条件も線引きが難しいので、比較その物が出来ない。

ただ、僕の中で「ソールが出来た」というのは明確にあり。
所有の他のスキーと比べて、遜色無く滑る状態の事だ。

※その他、「当たり!」というのはまた別。

コノ「ソールが出来た」という状態を説明するのが難しいのだが、新車を卸したての状態で、せいぜいイエローからグリーンまで2ローテーションしたくらいでは、エッジが咬む感じ、引っ掛かるイメージがあるのだが、ワックスの回数を重ね、ある所からスキーが横にも動くようになってくるのだ。

イメージとしては、平らな所で、スキーを履いた際、前後にスキーが動くが、横に動かすには意図的にエッジを緩めて動くのが普通の「滑る」だとすると、僕の「ソールが出来た」良く滑るという状態は、まるでビベルを落としたかの様に、スキーが足下で円を描ける程、自由に横にも滑る状態とでもいうのか。

「縦に滑らせる負荷」=「横に動かす負荷」

が同じくらいになる。
少し大げさかな?

もちろん、エッジを落としている訳ではないので、角度を付ければエッジは立つのだが、いわゆるフラットの状態での、スキーの動きが変わるのだ。
これは、これまで何度も経験してきて、友人に僕の板を貸すと、「よく滑るけどビベルつけ過ぎでしょ!」とか、「エッジが甘い」と言われる事がよくある。
しかし、僕の板はビベルは0.5°だ。

まあワクシングと比較すれば、エッジを触る機会は少ないが、理由はソコじゃない。

余り共感してもらえる人も少ないのだが、スキーは十分にワックスが行き渡ると、
「スキーは横にも滑る様になる。」
というのが持論!?


スキーの前後の縦の滑走性と横への滑走性がほぼ同じになる感じ。
ココまでソールが仕上がっていると、後は時々パラフィンワックスを補充するだけで、滑走性はキープ出来る。
ハイフッ素ワックスの持ち(持続性)も高くなる。
少ない滑走日数ではあるが、2、3日でワックスが切れるという事は無い。

上記に書いた「当たり!」と言う状態にするにはむしろワックスを掛けずに、少しワックスが少なく?馴染んだ時の方が明らかに滑走性が上がる。

この辺りも、一切「共感」して頂けないTIPだ。

ただ、残念なのは、どんなに滑るソールを作れても・・・・
僕はレーサーでも、コペティターでもないんだよね〜(笑)

2015/04/08

ホットワックス考 [ ハイフッ素ワックスって?]#1

ハイフッ素の季節ですが・・・?

「ハイフッ素ワックス」フッ素の含有率が比較的高いもので、
主に滑走ワックス、トップワックスなどと呼ばれる。
各メーカー毎に、フッ素を含まないハイドロカーボン(パラフィン:ワックス※添加物が入らない事から、純パラなどとも呼ばれる)から「低フッ素」と呼ばれる、少しフッ素のは入ったもの・・・沢山フッ素のは入ったものまで、各温度帯ごとにラインナップされる。

ココ最近の石油の高騰で、スキーワックスもかなり価格が高騰し、ハイフッ素のワックスなどは、とてもじゃないがおいそれと買える値段じゃなくなった。

ただ、これからのシーズンは、雪に多くの水分が含まれているため、フッ素含有のワックスが有用だとされる。

そもそも「滑る」という状態が、相対的に比較する事が難しいのに、ホットワックス用のワックスというのは、対費用効果が解りにくい。
価格が3倍のワックスが3倍速かったり、3倍長持ちしたりすれば理解しやすいのだが・・・

よく、ネットでも
「ホットワックスしてみたけど滑らない!」
「ホットワックスなんて無駄です!」
とか、ネガな意見も多い。

個人的には、「そんな事は無い!」と反論したい所だが、効果的なプロセス、コストを考えると、とてもじゃないがおススメするには、あまりにもコストパフォーマンスが低い。
上記のような意見が出ても仕方が無い様に思う。

要は、価格と手間程の効果が少なく。解り難い。
だからといって、効果がない訳ではなく、複数の条件を満たさないと、分り易い「(良く)滑る」という状態にならない。

僕自身も、かなりワックスマニアの類いに入る方だと思うが、
今だに「(よく)滑る」という状態の線引きが難しい。

ただ、WC(ワールドカップ)で他の方法が持ち入れられない事からも、少なくとも最高峰の滑走性はホットワックスを欠いては得られない。
もちろんWAXだけでは無いですけどね。
少なくとも現時点ではホットワクシング抜きで最高峰の滑走性は得られないのではないかと思う。

では、レジャーでホットワックスが有用か?
正直に言います・・・微妙です。

まして、ハイフッ素の高額ワックスがいるか?
これも・・・微妙。てか・・・要らない。

ただ、これからのシーズンに限っては、その効果は幾らか高い。
限られた回数、もし1回しかワックスをしないのなら・・・
フッ素入りのワックスは有用だ。

正直、ハイフッ素を掛け過ぎたスキーは、ベースを作る事が難しくなるので

僕も、自分の板にはほとんど使わないですけどね。
※フッ素がソールに残っていると、パラフィンワックスが弾かれ、入りニクくなる。

長くなったので、また・・・続く

スキーのソールコンディション?[ ROSSIGNOL ]

今期、ワックスとスペースを使わせて頂いた事も在り
ホームゲレンデでお世話になっている人のスキーにワクシングする機会が多かった。
と、言っても週末だけだから、回数にしたらさほどではないから、どの板もソールが出来た!という程までは行かなかった。

スキーはファットにSG/GS2台/SL2台・・・すべてROSSIGNOL。
毎年、メーカーから1台新車がとどくらしい。

ROSSIGNOLのプロパーモデルだとは思うが、ショートモデルだからか?
ストラクチャーは無い。
※ファットはもちろんロングも入ってなかったような・・・

ただ、ROSSIGNOLのソールはかなりのレベルでフラットだ。
エッジのビベルも無い。
サイドは分らないが、角度がある様には見えない。

無骨な印象の仕上げだが、好感が持てる仕上り。
OGASAKAの様にプレチューンをうたっている訳ではないので、ストラクチャーもビベルも無いが、チューンベースとすれば、自分でプレチューンの仕様が決まっている人にはコノ方が良いだろう。
※SGの古い板もあったが、気持ちがいい程トップからテールまでドフラットだ。
幅もアールも小さいから、反り難いせいもあるかと思うけど・・・

この辺りのプレチューンの考え方もメーカーそれぞれで面白い。

ワックスをかけていても、やはりメーカー、グレードによって個性がある。
まず持って、ミドルエンド以下のモデル、子供用などは、エッジが高く、物によってはトップ、テールの最大幅付近の凹みが目立つ。

トップモデル等はその辺りは流石に少ないものの、メーカーによってバラツキがある。
印象的にはキャップモデルは、全般的にエッジが高い印象。
あと、スキーのトップシート側にあれこれ何かギミックが着いた板は、
少なからずソールの凸凹がある場合が多い。

今はどうか知らないが、昔購入したSALOM◯Nの某ミドルエンドモデルを購入した際、左右でエッジの太さが違っていることがあった。
内と外で太さが違うならまだ良いのだが・・・
ペアの板が同じ様に右が太く、左が細いと言った状態で何ともならなかったことがあった。
エッジも高くて、削り込んで行くとテールのソールが無くなっちゃうよ!とチューンショップで言われた。
当時のキャップスキー全般によくあった話しだ。

最近はエッジチューンのマシンが良くなりエッジの仕上りというのはかなり精度が出ている様に思う。
メーカーによっては、プロパーモデルより選手用とされる限定モデルの方が仕上りが荒いメーカーもあるようだが、その辺りもメーカごとの考えがあって面白い。

ワクシングばかりしていると、ソールの状態、ベースエッジの状態というのは、ある程度解ってくる。
そして、ワンシーズン同じ板をワクシングしていると、スキーの状態の変化も少し気がつくことがある。

自分のOGASAKAや、VECTERでは余り気にならないのだが、同じサンドイッチでもROSSIGNOLは、シーズン後半エッジが高くなってきていた。
シーズンの後半、来期の板が来た事も在り、明確に比較出来た。
新車は、かなりフラットでワックスをかけていて解るのだが・・・
今シーズンモデル、今期使用していた板の方は明らかにエッジがアイロンにあたる様になっていた。

要は、使用しているうちに、ソールがコンベックス(凹)になってきていた。
と言っても僅かなのだが、同じようなサンドイッチのOGASAKAはビベルがある事もあってか、さほど気にならない。
VECTERは、一カ所(トゥーピース裏)に若干の凹みが最初からあった。おそらくこれは、スキーの仕上げではなく、ビンディングの取り付けの問題だ。本当は一度外して取り付け直しをすれば、ましにはなると思うが・・・面倒でやっていない。
※TLTやテレマークなど、小さいスペースで強い固定を要求されるビンディング、もしくはボードの様に比較的薄い板はソール側に影響が出易いようだ。

スキーのフラットについては、日本人程外国では気にしないと言う。
まあ、スキーの仕上りを見るとお国柄・・・国内仕様という物があるな~とは思う。

来期モデルが出そろう季節、各社新しい構造や、サンドイッチに原点回帰するメーカーなど、とかくメーカーの戦略は新しい構造、素材、仕組に終始する。
しかし、実際の乗り味は、スキーの最後の仕上げで随分と印象は変わる。
得てして、試乗会の板というのは、ビンディング、プレートの違いはもちろん。プレチューンされた物も多い。

なかなか、試乗でスキーのコンディションまで配慮して乗り比べるのは難儀。
そう考えると、最終仕上げに差が少ないのもメーカーの性能だなと思う。


2015/04/07

ジャンク板[DIYビンディング付け直し]

ブーツサイズ変更に伴う、ビンディングの付け直し?!


※通常ビンディングの取り付けは有資格者による取り付けが義務とされており、厳密には保険等の対象にならない場合もあるようなので、参考にされる際は、くれぐれも自己責任という事をお忘れなく。

流石に処分しようと思っていた、嫁さんの古い板。
カービング第1世代?!
それでも、欲しいという人がいたので、ワックスをかけ直し
エッジも最低限整え、アーマーオールで拭き上げた。

で、そもそもブーツは入るの?
一度ブーツ預かってきて。

と嫁さんに伝えると・・・・来たのが
某量販店のビギナーモデルのブーツ。
まあソコまでは想定内だが・・・なんとソールサイズが323mm!!
マジか!!
嫁さんのブーツが284mmだから、完全に調整範囲を超える。
何をどうしたってハマる訳が無い・・・

ソレも、付いているビンディングはプレート無しのMARKERの下位モデル。

これは、付け直すしか無い・・・・

ただ、MARKERのアルペンビンディングのテンプレートは、TYROLIA,SALOMONなどとは違い、方々探したが、
ネット上にどうも公表されていない。

仕方が無いので、ビンディングを外しビス位置をトレース。
スキーの指定センターからビス位置を計る。

ソレをブーツサイズに合わせて、ネットからDLしたテンプレートに加筆する。
つまり、ブーツセンター284mm(285mm)のマークからトゥーピースのネジ位置とヒールピースのネジ位置を加筆する。

これまで、baron13もDYNAFIT等もコチラのテンプレートで付けたので、慣れた仕様のものを利用した。
※プリント罫が太くて、あまり精度の高いテンプレートではないのだが、まあ0ベースで作るよりは楽。

285mmでビス位置が決まれば、あとはトゥーとヒールのテンプレートを325mm位置にブーツセンターを合わせ直せば良いはず。

テンプレートさえ出来れば、木ネジでの通常取り付けはさほど難しくはない・・・

ブーツセンター(スキーセンター)とスキーの幅に対しての縦のセンターラインを引き・・・
325mmでブーツセンターを合わせ、ビス位置をポンチするだけ。

後は、以前買い置いてあるMarker専用のドリルで穴開け。
キリの付いた専用ドリルは、ポンチにドリルセンターも合わせやすく、深さも、皿モミもワンアクションで済む。

後は防水液を穴に入れて、ポジドライバーで締め上げるだけ。

とは言っても、かなり古い板だけに経年劣化もあるだろう・・・
今シーズン数回使って頂ければ幸いだが、来年には捨てて頂く様言っておこう。





2015/04/06

スキーブーツの「冷えの構造」を考える#1

スキーブーツのシェルは、ポリウレタン樹脂が主原料として使われている。
同じプラスチックでも、様々特性も違ううえ、メーカーごとに若干の違いはあるが基本的にプラスチックという素材は断熱等の温度をコントロールする事には向かない素材だ。
金属ほどでは無いものの、決して伝導性の低い素材ではない。
※僕は化学の知識は何も無いので、ネットで調べ実践してみるのみ。
もしも間違いや、もっと効率的なアイデアがあれば、是非レス頂きたい。

熱の伝わり方というのは3つ(だそうだ)
  1. [伝導熱]
  2. [対流熱]
  3. [輻射熱(放射熱)]


[伝導熱]
熱は個体液体気体の順で熱を伝えやすい。
特に最近のスキーブーツは、伝導性が高い様に思う。

[対流熱]
熱を蓄えた気体や液体が移動する事で、熱が移動する事を指すのだが
スキーブーツの密閉空間では、ほぼ無視して良いだろう。

[輻射熱]
これが一番解りにくい、空気や物質を介在せず、熱が電磁波の形で物質から物質へ伝わる現象。太陽光により感じる暖かさは、空気が温められて感じているのではなく、太陽の熱エネルギーが電磁波の形で届いている結果。インソールやインナーブーツに銀色の素材、アルミ素材が使用されるのは、この輻射熱の利用を促す為だと思われる。

そして、熱は高い所から低い所へ移動するという事。

よって、スキーブーツの場合、足の体温が[伝導]もしくは[輻射]により外気に触れているシェルから、逃げている割合が多いと考えられる。保温を考える場合、如何に熱源から近い所で、熱の移動を妨げるかが重要と考えた。

しかし、スキーブーツはデッドエア(空気層)を作るのが難しい。
近年、上級者用とされるブーツは、その性能と引き換えに、フォーミングが難しくなるくらいタイトな形状になり、インナーブーツもどんどん薄くなっている。
タイトフィット=スポンジパッドの減少となり、実質的な空気層の減少に繋がっていると思われる。
ましてや、厚いソックスを履く事などスペース的にも難しく。たとえ履けたとしても、逆に血行不良による「冷え」の心配が出る。
※ウェアでいう所のレイヤリング的思想は有効だが、スペース的な理由から、かなり限定的される。個人的には、スマートウールのミディアム厚のソックスが、1stレイヤー。
長期のBC時はその下にスキンメッシュを履く。その分スマートウールは薄手の物に・・

昔のブーツもさほど暖かいものではなかったが、ウエアが寒い記憶はあるが、今程、ブーツが冷たかった記憶は薄い・・・当時のブーツは、長靴形状で、隙間をフォーミングやスポンジパッドで埋めてフィット感を出していたので、今のブーツ程、足の形状にそっていなかった分、スペースがあり、使われるスポンジも今程、高密度でないため、断熱層として機能が高かったのかもしれない。

となると、現行のスキーブーツはタイトな形状故に、[対流]以外による熱損失が高い。
インナーブーツの外皮と僅かなスポンジが直接シェルにダイレクトに触れているのだから、足の熱はどんどんシェルを通して、外気に逃げてしまう。

そして、インナーブーツは他の装備に比べ透湿性が低い。
要は蒸れるのだ。結果、汗は熱の伝導を高める。ますます冷えやすくなる。

あと、意外に熱の損失が大きいと思われるのがバックル。
一般的なバックルの素材はアルミ。金属の中でも熱伝導の高い素材だ。
コイツはリベットやボルトにより固定されるため、貫通したボルトやリベットがダイレクトにインナーブーツに触れる。
大きなラジエターを付けてブーツ内の熱を放熱しているような物だ。

某保温用アクセサリー(マ◯キー)も今期からバックルの露出をやめたニュータイプになった。おそらく理由は同じだろう。

マス◯ーの様にシェルの外に伝導性の低いとされる外皮(ネオプレンゴム)を巻く事で、保温というよりは、シェルの外気との温度差を幾らか低くおさえ、伝導による熱の損失を幾らか押さえる?

そう言った点ではマス◯ーは、アプローチとしては正攻法だが、以前も書いた様に価格程の効率は高くない。
そもそも、主材のネオプレンゴム(クロロプレンゴム)もウエットスーツなどのイメージも在り保温性が高いようなイメージもあるが、数値的にはポリウレタンとさほど伝導性は変わりなく、構造、素材からも大きな期待は難しいように思う。

つづく・・・?

2015/03/31

魚の目 リペア[民間療法?]

モートン病同様?いやそれ以上患ってる魚の目!

先日の書き込みで消しゴム(MONO)をスライスしたものを当てておくと治るとか?
オイオイ!?とは思うものの、しばらく(1ヶ月)ほど貼り続けてみた。
とは言っても、張付けの為のテープは3日程で交換。
結果としては、治るまでは行かない感じ・・・・

幾分、斑点状の血管部が縮小するものの、症状が停滞気味になったので、再びスピール膏を貼り、定期的にリューターで削る日々を続けている。

一時小さくはなるものの・・・再び開けてみると(患部を見ると)また斑点状の血管が太く出来ている。

時に、大きく固まった血管が瘡蓋の様にボロっと取れた事は何度もあるのだが、その度ごとに、再発している。
消しゴム療法は、ソコまでも行かない感じだ。

それでも、はと麦も飲んでいるせいか?
幾らか縮小して入るような気もする。

様々なネットの情報を読むと、基本的な特効薬は無く、ウイルス自体も目には見えず、少しでも残っているとソコから再発するとの事。

コレまで、治った?!と思う程、ボロっと取れても、その後もしばらく削る事が必要なようだ。

そして、ウイルスは健康な表皮には寄生せず、傷などの皮膚の弱った所から侵入するようだ。
しかし、常にスピール膏を貼り続けているので、完全に排除出来ない事には、寄生される土壌は常に準備されているようなものだ・・・(泣)

最近は削り中心に、若干血が出るが、結局深い所に寄生するウイルスを削りとらない限りは完治しなさそうなので、出血は致し方がなさそう。

つまり、スピール膏ではウイルスが死滅する事は無く、むしろ白くふやけた皮膚はウイルスの繁殖を助長するため、出来れば乾燥した状態で削る方が良いのかとも考えている。

ただ、ハトムギの漢方を飲んでいる事も在り、若干、患部が縮小してきたような気もする。

ネットの不透明な情報ではあるが、ウイルスの寿命が7年と言う記載もあった。
僕も、患ってからソレくらいなので・・・ちょっと期待しているが・・・

ただ、コノ手のウイルスは何千種類とあり、そのうちの1つの寿命という事なので、別のウイルスが入ればソコから7年・・・(泣)


とりあえず、斑点状の血管の削り取りに専念しようと思う。

2015/03/30

[上手く滑ろうとしている人]と[楽しもうとしている人]

ホームゲレンデの最終日

リフトの上で、Nさんが・・・

「僕は、写真撮るじゃないですか、そうするとワカルことがあるんですよ。」

「斜面を [上手く滑ろうとしている人] と、斜面を [楽しもうとしている人] って言うのは、写真を撮っていると明らかに違うんですよ。」

正直、耳が痛く、目からウロコでもあった。



今シーズン、何度か写真を撮ってもらう機会が在り、その度ごとに
自分のイケテナイ写真が並び、UPされた写真を見るたびに

「もっと上手くならなくちゃ!」

と凹み、Nさんを筆頭に、他の仲間のアグレッシブな写真を見るたびに、何でこうならないのか?何が足りないのだろうと・・・ずっと考えていた。

「もう、みんな上手なんで、どんだけ [コノ斜面を攻めてやろう!] とか、[楽しもう!] とか考えた方が、結果、いい滑りが出来るんですよ。」
「もう十分、皆上手いんだから!」
と、Nさんは言う。

ホームの最終日に、今更、大きな勘違いに気がついた。

スキーを [ 操作 ] する事ばかり気にしている自分。

一昨年[VecterGlide CORDOVA]に乗って、気がついたはずなのに・・・・

気持ちが、操作より先行すると、体感速度が遅くなり、
結果、体が良く動く。
ストックも自然に動く、結果、落下速度も速くなる。

「あ〜これだ・・・」

スキーの本質的な楽しみを、今更、思い出した感じ・・・・
まあ、良い感じで滑れて終れたから良しとするか!

Nさんありがと〜



2015/03/26

リコール!?[Black Diamond ウィペット]#2

昨年、[Black Diamond ウィペット]のリコールということで、アッパー部のみ購入店に預けたまま、連絡を待っていたが、いっこうに連絡が無いのでtelしてみると、届いているとの事?!
「ん?!」
とは思ったが・・・まあ、来たならいいや・・と
早速、取りに行く。

一見、リコールのものと何ら変わらないようだが・・・
メーカーのリリース通り、例の切れ目?スリットが無い。

今回のリコールの原因が、何であったかは知らないが、対策品に交換されている事は伺える。

今シーズンは、まだまだ山が柔らかいので、出番は無さそうだが、
これから、違う山に行く際は持って行かなくっちゃね!

2015/03/23

2015'スキーブーツの保温 #2

使用中のフォームソテックス裏に貼ってみた
先日届いた、断熱?遮熱?シート
本々は、建築素材だが熱の伝導を遮断する効果があるとされている。
ただ、熱の伝導というのは複雑で、基本的にはどんなものでも、空気の断熱層が無ければ熱の伝導を遮断する事は難しい。
今回届いた、遮断?射熱シートというのは素材自体に断熱層がある訳ではないので、スキーブーツに使用した際どの程度効果があるかは微妙。

試しに、ドライヤーで片面を加熱し、裏面にてをあてて、熱の伝導性を確認してみたが・・・・さほど大きな効果は無いような感じ・・・・

同じ様に氷をあて、伝導を確認するが、冷たいものの・・・まあ、少しマシ?

まあ、大きく期待は出来ないが
スキーブーツに加工してみる。
先にも書いた様に、すでにインナーブーツの外皮にはアルミ蒸着シートでラッピングしているので、その上からはろうかとも思ったが・・・
※効果を高くするなら、なるだけ外側に貼った方が良いと考えられるが・・

とりあえず、今使用中のインソール「フォームソテックス」の裏に薄めの両面テープで貼付けた。
よく、防寒仕様のインソールにある仕様だ。


もう、底冷えするような寒さでもないので、インプレッションは来年かな?