2015/08/24

DIY:インビス[テレマーク編]完了

預かりモノのVecterのBOLD

リクエストは、取り付けてあったテレビンディングの穴をインビス化するというもの。
慣れない、テレビンディングの取り外しに少々手こずり、夏の暑さもあり作業は停滞していた。

昨日、まとまった時間が取れたので・・・・作業開始。

ビンディングの取り外しは済んでいる。

コレまでにも、何度かインビスの作業はしているが、慣れるほどの数をこなしてはいない、精度のいる作業なので、前回の教訓を思い出しながら作業に入る。

手順をおさらい・・・

  1. 取付のビス穴をインビスサイズにドリルで拡張。
  2. タップを切る
  3. 接着剤を入れる
  4. インビスを挿入
  5. 硬化を待つ

今回はした穴があるので、大まかな手順はコレだけなのだが・・・
実際は、精度を要求されるため、その間の準備が作業以上に気を使う。

まずは、
1の前に、スキーを作業台にしっかり固定。(これ重要!)
次に、スキーの水平を確認。(前後、左右)

インビスの全長を確認(9mm)
下穴の深さを9.5mmにストッパーをセット。
※デジタルノギスにてちゃんと計る。
深さ9.5mm
※下穴は今までの経験から、深めの方が良いと考えている。下穴が浅いとソール側の膨らみや、インビスがトップシートと水平にならない場合がある。
本当は10mmくらいの深さに下穴を開ける方が使用には適しているはず。しかし
10mmの深さの穴を開けるのはかなり勇気はいる。
小心者なのでデフォルトの9.5mmでセット(笑)

ドリルがセット出来たら、再度ストッパーの増し締めをし、
ドリルのお尻に付けた水平器を確認したら、一気に穴を開ける。
面取り
・・・・のだが、その前に、ビス穴のささくれ、膨らみを面取りしておく。
※コレをしておかないと、いくら下穴があってもドリルが安定せずブレる事がある。
で、ようやくドリル。
※この段階でも勇気を持って、グリグリ、しっかり穴を開けきる事が重要。
ためらって、穴が浅かったりすると後がメンドクサイ。

BDのテレビンディングは1ペアで8×2カ所。

穴を拡張してしてみて、気がついた・・・
深さ9.5mmで拡張したが、下穴の木ネジ用の穴はそれ以上に深い様で、拡張した穴の底に木ネジの後が見える。
そのため、ドリルで底に押しつぶされた木屑が詰まっている。

ちゃんと9.5mmか、確認
この、木屑はドリルで圧縮されている為、掃除機で吸ったくらいでは、除去出来ず。そのままにすると、穴の深さが変わってしまうため、細いマイナスドライバーや、ヤスリでしっかりと取る。
※この段階では、タップを切る前なので、ガシガシと穴の木屑を除去する。

そして、あらためて開けた穴の深さをデジタルノギスで計測。
ちゃんと9.5mmの深さで揃っているか確認。
※深さが足りない穴は、底に木屑が溜まっているので、再度除去。

でようやく・・・2の行程へ。

自作のタップ用の治具を作ってあるので、深さと垂直はフリーハンドでヤルよりはましだ
と思うが、このタップ作業は、穴開け以上に緊張する。
というのも、
以前インビス化したARMADAなどだと、軽量化された柔らかい心材は、タップが崩れ易く、デリケート。
ボトムまでタップを刻む際は若干押し付けながら進めば良いのだが、タップを戻す際に力を入れても入れなくても、せっかく刻んだタップを崩すことがある。木タップならではデリケートな所・・・
コレがメタルの入った板であれば、余り気にする所ではないのだが・・・
今回は素性の良い板なので、しっかり固い心材で、わりにキレイに出来たと思う。

で、いよいよインビスを・・・

その前に再度、穴の木屑を除去。
穴の側壁は木のタップが刻まれているので、慎重に側壁に触れないように、底に溜まった木屑を除去。
タップによって圧縮された木屑は思った以上に取りづらく、解りずらい・・・
で、再度穴の計測をし、9.5mmあるかを確認。
浅い穴は、木屑がまだあると言う事なので・・・ホジホジ。

で、ここで中断しようと思ったのだが、エポキシを練ってしまったので、一気にインビスの封入までやる事に。

接着剤と硬化剤を同量出し、練る。
いつもはプラスチックケースなどに出して練るのだが、今回は養生テープをテーブルに貼り、その上で練ってみた。
いちいち、ケースが動く事もなく、片手で作業が出来てグッドなtipだった。

僕はインビスには写真のBJウェルドを使用している。
胡散臭いパッケージと裏腹に、高価な接着剤だが国内でこれ以上の硬化時間の長いエポキシを見つけられなかった。
※以前も書いたが、コニシの4時間硬化ではインビスにつかうには少々不安。
かといって、BJがベストか?というと、ステンと木を接着するには疑問が残る。

何かおススメがあればレスを貰えるとうれしい。

で、穴に接着剤を入れるのだが、粘度の高いエポキシは、入れただけでは溝や、底まで行き渡らない。
その為、以前は爪楊枝で塗り込んでいたのだが、棒で面に塗るのは難しい。
そこで、僕は歯間ブラシを使用している。
硬めの太いヤツが良い。
歯間ブラシだと、側面のタップも傷つけ難く、タップの溝に接着剤が行き渡り易い気がする。硬化し始めると微妙だけれど・・・爪楊枝よりはやり易い。

片足分の8ホールにエポキシを塗り、いよいよ4のインビスの封入作業。

ちょっとつけ過ぎ・・・
インビスは5mmのプラスネジに蝶ナットをあわせた物を使っている。
以前はダブルナットで作業していたが、どうにも作業効率が悪いので、今はこの組み合わせでインビスを固定して封入している。

インビスの先端(ボトム?)にもエポキシを添付して、封入するが、エポキシが溢れる。※理想を言えばこの際、一旦インビスを戻し、中の空気を抜きつつ封入するのが理想だが・・・タップにそって回していれる事に集中する為、戻したりといった余裕は余りない・・・

そして、蝶ナットがあたる所までインビスを封入すると、エポキシが溢れる。
溢れたエポキシが、インビスの中に入らないようにだけ気をつけて取付用のボルトを外す。

徐々に、取り付け用のボルトにもエポキシがついて、動きが悪くなるので、
インビス内にエポキシがつかない為にも、たびごとにボルト、蝶ナットをウエスで拭く。

合計8×2個のインビスを入れ、溢れたエポキシがインビス内に無い事を確認して、とりあえずエポキシは溢れたまま硬化。
24Hまつ。

翌日、スクレパーではみ出たエポキシを除去。

これで、一応完了。

後は・・・取付側のビンディングに少し加工して、かじり難くしておかないと・・・
(取り付け用の穴を少し拡張しておく。通常ビンディングはパッケージの際のネジの紛失防止のため、穴にバリが在り、ネジの脱落を防いでいる。
しかし、インビスで使う際は、コレがあるとネジが斜めに入りかじり易くなる。そのため、事前にこのバリを除去しておく必要がある)



2015/08/07

モートン病症[症状改善]自己治療記録メモ#5 モートン病その後

しばらく、プライベートがドタバタしていて・・更新出来ずにいた。

相変わらずドタバタだけど
モートン病についてコメントを頂いたりしていたので
取り急ぎ、書き込み途中のままだった、その後の足の状態だけお知らせしておく。

モートン病・・・・・治りました。

多分。

もう、スポンジもはめていませんが、日常生活であの電気が走るような痺れが出る事は一切なくなりました。

結果から言えば、僕の仮説どおりならば、モートン病は足の骨格の矯正+筋肉をつける事で治るような気がします。

僕も数年来、悩まされてきた足のトラブルが1つ減りました!!

後は・・・魚の目だな。