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2022/12/20

ナノダイアモンドワックス

 数年前に購入して施工せずに保存していた、ガレージメーカーのスキーWAX。

DD-PreHeat (溶けた状態)
「ナノダイアモンドワックス」。
名前もHPもかなり怪しさ満載なのだが、HPを読む限り少し面白そうだったのでスターターパック的なものを購入したのだが、すっかり存在を忘れていた。


今回、VECTOR GLIDE CORDVAのトラブルによりワックスがリセットされ、初滑りを5日後に控え、パラフィンワックスを1から入れるには時間がない。


そこで思い出した「ナノダイアモンドワックス」。

こいつを試してみよう。


メーカー曰く、ベースもパラフィンが入っていないソールの方がいいとの事。

完全にノーパラフィンのソールとなると、新車しか方法がないので、今までなかなか施工に至らなかった。


届いたばかりのCORDOVAのソールを念入りにクリーナーで拭く。
新車とはいえ、ソールは思った以上に汚れている。


完全にソールが乾くのを待ち、いよいよ「ナノダイアモンドワックス」を施工。

凝固した状態


今回施工するのは「DD-PreHeat」

12月の気温では、ボトル内で凝固している。

施工するためには温めて溶かす必要があり、完全に溶けると無色透明のほぼ水状態。


それを付属のスポンジ(コスメ用のパフ)に少量取り少しずつソールに伸ばす。


気温が低かったこともあり、ソールに触れた瞬間、冷えてしまうようで、少し粘度が上がり伸びが悪くなる。

まめに容器をお湯につけとかしながらの施工。


溶けてさえいれば、施工も簡単である程度の浸透も感じる。

全面に均等に塗るが、ムラになったところは少し白く残る。

温めることができれば、おそらく浸透するのかなと思う。


施工してもあまり変化なし

施工の感想としては、パラフィンと比べれば確かに圧倒的に楽。施工後も艶が出る訳でもなく、何かソールに付着したような感じはない。イメージとしてはリムーバーでソールを拭いただけのような感じ。

たった10mlほどの内容量なのだが、思ったより施工できる本数は多そうだ。



ただ、これでベースバーンの予防ができるのか?ちょっと心配。


滑走インプレッションは後日・・・

2015/05/13

ワックス考[温度帯#2]

やっぱり・・・と、なるほど・・・・

あるブログに「パラフィンワックス温度帯一覧」という主要メーカー9社のワックスの温度域とアイロン温度、100gの価格を比較した一覧がUPされていた。

パラフィンワックスというところが、ドストライクなネタで、目からウロコの事が・・・沢山あった。

まさか、メーカーごとに1つのカラーが、カバーする温度域が、こんなにもバラバラだとは思っても見なかった。

メーカーも、毎年ではないがマイナーチェンジをしており、こうやって比較すると一概に価格変更だけでなく、カバーする温度域が広くなったりと、細かいマイナーチェンジをしている事が分る。

全般的な傾向としては、各メーカーとも1つのカラーでカバーする温度が広くなる傾向にあるようだ。
※SWIXは違うけどね・・・(笑)

ユーザーとしては、車のオイルよろしく、マルチグレード?ユニバーサル的な物の方がお手軽では有るのだが・・・・実際そのようなパラフィンワックスは無いようだ。
※コノ表のブログのオーナーも書いていたが、一見するとDOMINATORワックスなどは、マルチな温度帯に対応するイメージであったが、表にしてみると、取分け温度域が広い訳でも、アイロン温度が低い訳でもない事が解る。

各メーカー、気温にしろ雪温にしろ0℃以上の温度域のカバーというのは、さほど意味は無いと思われ、実際、カバーが無いメーカー?カバーの表記が無いメーカーも多い。

現実的な比較は、0℃から-20℃位までは9メーカー共通の温度域になる。
コノ温度域を幾つのカラー(パラフィン)でカバーするかという事になると
■最多:SWIX イエロー~グリーン・・・6カラー(6種のパラフィン)
■最小:KUU イエロー~グリーン・・・3カラー(3種のパラフィン)
※一見、こうやって表記すると、KUUがマルチグレードなのかと言うとそうでもなく、実際はKUUのグリーンだけがやたら温度域が広い。
このKUUのグリーンについては、グリーンのわりに浸透が良く、愛用していた。
ソレもそのはず、アイロン温度が115℃と他社のグリーンが130℃を下らないのに対して溶解温度が最も低い。実際、柔らかい印象だが温度域のカバーは悪くない。
コノ温度域をカバーするワックスとしては、最も溶解温度が低く使い易い「グリーン」と言える。

同じく0℃から-20℃までの温度域を、カバーするワックスの使用温度(溶解温度)を比較すると、コレまた意外に・・・

■高め:ハヤシ イエロー~バイオレット・・・3カラー/110℃~150℃
    GALLIUM ピンクー~グリーン・・・4カラー/120℃~130℃        SWIX イエロー~グリーン・・・6カラー/110℃~150℃
■低め:KUU イエロー~グリーン・・・3カラー/105℃~115℃
    マツモト イエロー~グリーン・・・4カラー/80℃~120℃
※GALLIUM・SWIXが0℃帯が120℃から始まる事からも、115℃で溶解するグリーンで-20℃までカバー出来るKUUは、板に優しいワックスとも言える?

ただ通常、ワックスの硬度は、溶解温度に比例するので、-20℃までのカバーとは言え、150℃の溶解温度のパラフィンと同じ硬度ではないと思われる。
ベースバーン予防で考えると、やはり硬度の高いワックスの方が効果は高い。
最近は溶解温度が低くても、硬い、マルチな特性を持ったパラフィンが多くなっているが、マニアはやはり、「溶解温度の高さ=高硬度」と言う認識は強い。

そう言った意味で、ソール保護、硬いソールに仕上げる為にはやはり、アイロン温度の高いワックスの仕上げが必要と考えている。
一概に「溶解温度の高さ=高硬度」と言う訳ではないが、対応温度が-30℃を越え、アイロン温度が高い事からも
■硬め:ハヤシ バイオレット -30℃オーバー域/アイロン150℃
    SWIX グリーン -30℃オーバー域/アイロン150℃
※マツモトのANTB.B.という専用のソール保護のワックスも有るが、溶解温度が100℃という事も在り上記の2種程ではないと思われる。
※SWIXの様に、アイロンの温度を高めにする事を推奨するメーカーも在り、「アイロン温度=溶解温度」では無いのだが、少なくとも高い温度でしか溶けないパラフィンは硬い。

追記:以前の投稿で「イエロー」などワクシングしても意味が無いと書いたことがある。
当時、とにかくワックスを切らずに、「イエロー」だけをワクシングしていたのだが、今にしてみると、その「イエロー」はSWIXだった。
同じ「イエロー」でもSWIXは、かなりイレギラーでほとんどマイナス域をカバーしていない。
他社の「イエロー」以上に柔らかく、SWIXの「レッド」が他社の「イエロー」位の温度域になる。

まあ、「イエロー」がソール保護には、役に立たないのは間違いないかと思うが、特にSWIXの「イエロー」は、9社の中でも柔らかい方だったので、顕著に結果が出たと思われる。

2015/05/11

衝撃?!ワックス考[温度帯]

いまさら?!気がついた・・・

今までスキーワックスについて、マニアを気取り、細かいウンチクを書き綴ってきた・・・・が?!

スミマセン・・・根本的な事を勘違いしていました・・・・

それに気がついたのは、あるマニアのブログに記載された「パラフィンワックスの温度帯一覧」。
※表を掲載出来れば早いのですが、個人のブログですのでそう言う訳にも行きません。

これが良く調べてありまして、おそらくは各メーカーの「ワックスの温度帯表」から比較しているのだと思いますが・・
コレが・・・盲点でした。

僕も、これまで結構な期間ワクシングしてきましたし、ワックスもそれなりに消費しています。
しかし、このプログの表を見るまで、気がつきませんでした(汗!!)

つまり、この方の「パラフィンワックスの温度帯一覧」というのは、9メーカーの各メーカーの「各カラーのカバーする温度帯」を分り易く比較しています。

で?!

僕の衝撃的な(個人的にね)勘違い・・・
ー各メーカー、各カラーの温度帯はさほど変わらないーと思っていました。
※例えばSWIXの[CH10(イエロー)]とTOKOの[NFイエロー]のカバーする温度帯はほぼ同じなのだと・・・・思っていた。少なくとも、同じカラーで温度帯が被らないなんて事は・・・無いと・・・。

暖色系が柔らかく、寒色系が硬いワックスなのは、各社ほぼ一緒ですが、細かくカバーする温度帯をちゃんと比較すると・・・

当然、0℃~-30℃位までを、幾つのカラーでカバーするかで、温度域が違ってくるのはあたりまえなのですが、問題は僕の様に、複数メーカーをカラーイメージで使っている場合。

つまり、コレまで僕はメーカーを問わず、[イエロー]は[イエロー]として使っており、[イエロー]の次が[レッド]、そして[グリーン]と、カラーで温度帯を使い分けているつもりだった。

もちろん、今期の様に、単一メーカーで[イエロー]から[グリーン]まで重ねる場合は問題は無いですが、
僕のありえるシチュエーションで例にすると、[イエロー]の次にSWIXの[レッド]を掛けた場合・・・
この異なるカラーにも関わらず、実は、ほぼ同じ温度帯をカバーしている。
温度帯で言うと、
TOKO[イエロー]=SWIX[レッド]に相当する?!ということになる。

つまり、コノ場合、温度帯的には、[イエロー]の2度掛け!?
硬度の異なるワックスを重ねたつもりが、全く意味がない・・・。

今期、VGの[Aventura]が、事の他早く仕上がった感があったのは、余り関係がないと考えていたが、[HOLMENCOL]の単一仕上げだったのは、結構効果があったのかもしれない。

この方の「パラフィンワックスの温度帯一覧」で、今まで何となく感じていた各メーカーの印象が、どうしてそう感じていたのか?
かなり納得出来た事が多い。

この他にも、価格はともかく、各メーカーのアイロンの指定温度からも少し伺い知る事があるので、また書いてみたいと思う。


2015/04/15

ホットワックス考[浸透の為のTIP]#4

なぜ?今期、スキーベース(ソール下地)は、早く仕上がったのか?

あえて理由を上げるとすれば・・・
  • アイロンの温度
  • ワックスの順番

くらいか?
ペーパーの不使用もアイロンの高温化の1つだろう。

アイロンの温度については、以前は「ベースが緩む」という理由から、低温で溶けるワックスは低温で溶かす様にしていた。
まあ、クリーニング目的であれば、やはり低温で溶かしてスクレイピングする方が目的には合っているとは思うが・・・

しかし、「浸透性」※1という点では、以前記載したSWIXの古いカタログからの転載だが右記のグラフで見る限り、明らかに高温でワクシングする方が浸透する事を示している。
※おそらく、コレはワックスの溶解温度に関わらず、アイロン温度は高い方が浸透すると思われる。
右記の注釈にも有る様に、コノグラフは正確には浸透とは謳っていない。
「1㎠に吸収されるワックスの重さ(mg/㎠)」
となっている。
※1:浸透と吸収の表現はメーカーでも余り正確にその使い分けが無い。コノ当時のswixはこのような表現をしていたという事だろう。
ソール内の無数の気泡の空気とワックスがトレードオフした量という事と思われる。ソレを吸収と呼ぶか浸透したと呼ぶかは、難しい所だ。

ワックスは、「おでん」よろしく、染み込むのは、冷めて行く過程で浸透して行くと考えているのだが、ソール(ポリエチレン)には無数の穴?があり、熱を加える事でよりその穴が広がるというような表現がされる事が多い。その為、高い温度の方が、より穴が広がる?(膨張する?)と思われる。
同じく温度は高い方が冷めるまでの時間も長いとも言える。
もちろん室温によりますが。
※これまで、個人的にはアイロン温度はなるだけワックスの溶解温度ギリギリというのが理想と考えていた。
ソレは、ソールのダメージや、ワックスの変質を嫌った為だが、アイロンによるワックスの浸透を考えた場合、上記の図が示す様に、高温での処理の方が効率が良いのが解る。
とはえ、今期、高めの温度設定でアイロンしたと言ってもWCのチューナーにみられるアイロン温度150°などという事は無いし、せいぜい120~130°くらいの事。

それでも、上記のグラフでも解るが、100℃〜120℃の間に大きな変化点が有るのは伺える。おそらくはソール(ポリエチレン)の膨張が始まる温度域を越えるか越えないかで、ソール側の状態に大きな差があるのだろう。
今シーズンは全般的に、この変化点を越えた温度でのワクシングが多かった?のか・・・

[浸透の為のTIP](仮定)
アイロン温度は120℃以上!?

次に・・・ベースに使ったワックスがすべて同一メーカーで揃っていたことが、もしかすると大きいのか?
ただソレもどうかな?・・・ベースを単一メーカーで仕上げた事は何度かある。
ただ、フッ素入りのトップワックスまで、ほぼ、Holmenkol以外をほとんど入れていないと言えば・・・入れていない。
今期、卸したAventuraは、確かにHolmenkol含有率95%くらいかも・・・しれない(笑)
これまでも様々なメーカーを使ってきたが、塗り易い、浸透し易い、柔らかい、硬い
ざらつく・・・など、意外に純パラといっても差が在る。ベースを作る際のベースのパラフィンが同質の物の方が親和性が高いのは容易に想像がつくが、これまでもそれは、Holmenkol以外でもやったことがあるので、決定的な差があるとは余り思えなかった。
まあ、Holmenkolが特に優れたベースワックスなのか?と言うと・・・これまでも使ってきたワックスなのでソレも微妙・・・。
※ただ、1台のスキーに対してHolmenkol率95%は、かつて無い程の純度ではある・・・

[浸透の為のTIP2]
(仮定)
単一メーカー率95%以上!?

ただ上記のアイロン温度程は根拠にとぼしいい・・

となると、次に思い当たるのはワックスの順番?

確かに今回も最初こそ、イエローやレッド、グリーンと単品を複数回づつ重ねていたが、滑走後は、イエローも織り交ぜながら、常に
柔らかいワックス⇄硬いワックス
を繰り返していた。(120℃オーバーで)

以前、シーズン終わりに手に入れ、翌シーズンまでじっくりと仕上げた板(Ogasaka GS23)なども結局、シーズンが始まってしまえば、レッドをベースに時々グリ−ンのヘビーローテーション。
ただ、温度域の順番だけは凄く気にしていて、
イエロー→レッド→グリーン
だから、
レッドの後にイエローという事は無いし、グリーンの後にイエローで終る事も無い。

[浸透の為のTIP3](仮定)
柔らかいワックス⇄硬いワックスを交互に入れる!?

印象から言えば、あれだけ手間をかけてワクシングしたOgasaka GS23よりもAventuraの方が滑る印象。
柔らかいワックス⇄硬いワックスを1クールとして、柔らかい方のワックスは、板を温めるため位の割り切りで、すぐにスクレイピングした。
その後の硬いワックスも、グリーンなどはHolmenkolでも、ほどほど硬いため
レッドを少し混ぜるなどして、馴染ませていた。
結果、イエロー+グリーンもしくは、レッド+グリーンのミックスをヘビーローテーションしているのとあまり変わらない気もする。

コレくらいしか、Aventuraだけがベース(下地)が早く仕上がった理由が思いつかない。

ただ、コレまでは、12月に届いた新車など、シーズン中に仕上がる事など無いと考えていたので、コレからは上記のTIPでワクシングしようと思う。

2015/04/13

ホットワックス考[早くベースをつくるには?]#3

チマチマ、ワックスばかり掛けていると、流石にもう「いいね」という所がある。
板は使えばそれなりワックスも消耗するが、ウイークエンドスキーヤーの僕の滑走量では下界で、ワクシング出来る時間の方が上回るのはあたりまえだ。

もう手持ちの愛機(スキー)は家族の物まで必要にして十分ワックスが入っている。十分にワックスが入った状態「下地(ベース)が出来た」という状態は前回書いたとおり。自分也の基準がある。

今年、新車(Aventura)を卸したのだが、やけに速く「下地が出来た」という状態になった気がする。

これまでも、新車時は、それなりに手間をかけるし、ワクシングの回数もさほど変わらない様にも思う。

今年の(ベース作り)ワクシングに何か違いがあったか?

◯全般的にアイロンの温度が高くなっているかも・・・

※自宅用のアイロンが温度調節出来ないタイプの為、全般的に温度が高め

◯ペーパーを使う事がほぼ無かった。

※これまでも使用は少なかったが、今年は雪もキレイだった事も在りほぼ使ってない。

◯ベースワックスからトップワックスまで、Holmenkolで統一されていた。

※いつもなら、銘柄をとわずイエローからグリーンまで様々なメーカーを使用していた。

◯ワックスの順番を変えた

いつもなら、イエロー×6回、レッド×6回、グリーン×3回とか単品をしばらく重ねるのだが、今回は最初こそ2回づつ行なったが、その後は、
イエローの次にグリーン、レッドの次にグリーンと言った感じで、柔らかいワックスでスキーを温め、硬いワックスを入れるというような事をしていた。
ただ、シーズン中のワクシングは室温も低く、硬いワックスは溶け難いので、グリーンは混ぜて使う事も多かった様に思う。

◯Aventura(VECTERGLIDE)がストラクチャーの無い仕上げ。

※ストラクチャーの無いスキーが久しぶり、個人的な感じではストラクチャーがある方がワックスは入るイメージあるが・・・・?

思いつくのはこれくらい。

今までも新車、特にニューモデルの場合、どうしても手もとに届くのが12月という事はよくあり、そこからベースを仕上げるのは、無理だと思っていた。
どうしても、本格的に滑走性が良くなるのは次年度という印象。
※だから、毎年新車や、毎年チューンにだしてしまっている人は、本当の滑走性を知らないんじゃないかな・・・とすら思っていた。

個人的な指標を示しても、滑ると言う状態は相対的に比較するのが難しいので、「そうだ!」とは言えないのだが。
Aventuraは、仕上がった。

これまでも、もっと手間ひまを掛けてワクシングした板もあるのだが・・・比較してもコイツは滑る。フッ素を入れたからとか、高いワックスを入れたとかでなく、ベースが出来ている。

さて・・・何が良かったのか・・・

今までも同じ以上に工夫してワクシングしてきたのに1ヶ月でソールが仕上がるなんて?

続く・・・かな・・・

2015/04/11

ホットワックス考[ソールが出来たって?何?]#2

「良く滑るって?どんな状態???

今期、新車(新しい板)Aventuraを卸したのが12月。
そこから、せっせとワクシングし、ようやくソールのベースが出来たと感じ出したのが1月後半。
その間、パラフィンワックスをイエローからグリーンまで、おおよそ25回以上35回未満?正確に記録した訳ではないが、回数で言えばソレくらいはホットワックスしたと思う。
今回ソールが出来上がったと感じるのが、意外に速かった印象もあるが、なにしろこの「ソールが出来た」というのも個人的な感覚で、ワクシング時の条件も線引きが難しいので、比較その物が出来ない。

ただ、僕の中で「ソールが出来た」というのは明確にあり。
所有の他のスキーと比べて、遜色無く滑る状態の事だ。

※その他、「当たり!」というのはまた別。

コノ「ソールが出来た」という状態を説明するのが難しいのだが、新車を卸したての状態で、せいぜいイエローからグリーンまで2ローテーションしたくらいでは、エッジが咬む感じ、引っ掛かるイメージがあるのだが、ワックスの回数を重ね、ある所からスキーが横にも動くようになってくるのだ。

イメージとしては、平らな所で、スキーを履いた際、前後にスキーが動くが、横に動かすには意図的にエッジを緩めて動くのが普通の「滑る」だとすると、僕の「ソールが出来た」良く滑るという状態は、まるでビベルを落としたかの様に、スキーが足下で円を描ける程、自由に横にも滑る状態とでもいうのか。

「縦に滑らせる負荷」=「横に動かす負荷」

が同じくらいになる。
少し大げさかな?

もちろん、エッジを落としている訳ではないので、角度を付ければエッジは立つのだが、いわゆるフラットの状態での、スキーの動きが変わるのだ。
これは、これまで何度も経験してきて、友人に僕の板を貸すと、「よく滑るけどビベルつけ過ぎでしょ!」とか、「エッジが甘い」と言われる事がよくある。
しかし、僕の板はビベルは0.5°だ。

まあワクシングと比較すれば、エッジを触る機会は少ないが、理由はソコじゃない。

余り共感してもらえる人も少ないのだが、スキーは十分にワックスが行き渡ると、
「スキーは横にも滑る様になる。」
というのが持論!?


スキーの前後の縦の滑走性と横への滑走性がほぼ同じになる感じ。
ココまでソールが仕上がっていると、後は時々パラフィンワックスを補充するだけで、滑走性はキープ出来る。
ハイフッ素ワックスの持ち(持続性)も高くなる。
少ない滑走日数ではあるが、2、3日でワックスが切れるという事は無い。

上記に書いた「当たり!」と言う状態にするにはむしろワックスを掛けずに、少しワックスが少なく?馴染んだ時の方が明らかに滑走性が上がる。

この辺りも、一切「共感」して頂けないTIPだ。

ただ、残念なのは、どんなに滑るソールを作れても・・・・
僕はレーサーでも、コペティターでもないんだよね〜(笑)

2015/04/08

ホットワックス考 [ ハイフッ素ワックスって?]#1

ハイフッ素の季節ですが・・・?

「ハイフッ素ワックス」フッ素の含有率が比較的高いもので、
主に滑走ワックス、トップワックスなどと呼ばれる。
各メーカー毎に、フッ素を含まないハイドロカーボン(パラフィン:ワックス※添加物が入らない事から、純パラなどとも呼ばれる)から「低フッ素」と呼ばれる、少しフッ素のは入ったもの・・・沢山フッ素のは入ったものまで、各温度帯ごとにラインナップされる。

ココ最近の石油の高騰で、スキーワックスもかなり価格が高騰し、ハイフッ素のワックスなどは、とてもじゃないがおいそれと買える値段じゃなくなった。

ただ、これからのシーズンは、雪に多くの水分が含まれているため、フッ素含有のワックスが有用だとされる。

そもそも「滑る」という状態が、相対的に比較する事が難しいのに、ホットワックス用のワックスというのは、対費用効果が解りにくい。
価格が3倍のワックスが3倍速かったり、3倍長持ちしたりすれば理解しやすいのだが・・・

よく、ネットでも
「ホットワックスしてみたけど滑らない!」
「ホットワックスなんて無駄です!」
とか、ネガな意見も多い。

個人的には、「そんな事は無い!」と反論したい所だが、効果的なプロセス、コストを考えると、とてもじゃないがおススメするには、あまりにもコストパフォーマンスが低い。
上記のような意見が出ても仕方が無い様に思う。

要は、価格と手間程の効果が少なく。解り難い。
だからといって、効果がない訳ではなく、複数の条件を満たさないと、分り易い「(良く)滑る」という状態にならない。

僕自身も、かなりワックスマニアの類いに入る方だと思うが、
今だに「(よく)滑る」という状態の線引きが難しい。

ただ、WC(ワールドカップ)で他の方法が持ち入れられない事からも、少なくとも最高峰の滑走性はホットワックスを欠いては得られない。
もちろんWAXだけでは無いですけどね。
少なくとも現時点ではホットワクシング抜きで最高峰の滑走性は得られないのではないかと思う。

では、レジャーでホットワックスが有用か?
正直に言います・・・微妙です。

まして、ハイフッ素の高額ワックスがいるか?
これも・・・微妙。てか・・・要らない。

ただ、これからのシーズンに限っては、その効果は幾らか高い。
限られた回数、もし1回しかワックスをしないのなら・・・
フッ素入りのワックスは有用だ。

正直、ハイフッ素を掛け過ぎたスキーは、ベースを作る事が難しくなるので

僕も、自分の板にはほとんど使わないですけどね。
※フッ素がソールに残っていると、パラフィンワックスが弾かれ、入りニクくなる。

長くなったので、また・・・続く

スキーのソールコンディション?[ ROSSIGNOL ]

今期、ワックスとスペースを使わせて頂いた事も在り
ホームゲレンデでお世話になっている人のスキーにワクシングする機会が多かった。
と、言っても週末だけだから、回数にしたらさほどではないから、どの板もソールが出来た!という程までは行かなかった。

スキーはファットにSG/GS2台/SL2台・・・すべてROSSIGNOL。
毎年、メーカーから1台新車がとどくらしい。

ROSSIGNOLのプロパーモデルだとは思うが、ショートモデルだからか?
ストラクチャーは無い。
※ファットはもちろんロングも入ってなかったような・・・

ただ、ROSSIGNOLのソールはかなりのレベルでフラットだ。
エッジのビベルも無い。
サイドは分らないが、角度がある様には見えない。

無骨な印象の仕上げだが、好感が持てる仕上り。
OGASAKAの様にプレチューンをうたっている訳ではないので、ストラクチャーもビベルも無いが、チューンベースとすれば、自分でプレチューンの仕様が決まっている人にはコノ方が良いだろう。
※SGの古い板もあったが、気持ちがいい程トップからテールまでドフラットだ。
幅もアールも小さいから、反り難いせいもあるかと思うけど・・・

この辺りのプレチューンの考え方もメーカーそれぞれで面白い。

ワックスをかけていても、やはりメーカー、グレードによって個性がある。
まず持って、ミドルエンド以下のモデル、子供用などは、エッジが高く、物によってはトップ、テールの最大幅付近の凹みが目立つ。

トップモデル等はその辺りは流石に少ないものの、メーカーによってバラツキがある。
印象的にはキャップモデルは、全般的にエッジが高い印象。
あと、スキーのトップシート側にあれこれ何かギミックが着いた板は、
少なからずソールの凸凹がある場合が多い。

今はどうか知らないが、昔購入したSALOM◯Nの某ミドルエンドモデルを購入した際、左右でエッジの太さが違っていることがあった。
内と外で太さが違うならまだ良いのだが・・・
ペアの板が同じ様に右が太く、左が細いと言った状態で何ともならなかったことがあった。
エッジも高くて、削り込んで行くとテールのソールが無くなっちゃうよ!とチューンショップで言われた。
当時のキャップスキー全般によくあった話しだ。

最近はエッジチューンのマシンが良くなりエッジの仕上りというのはかなり精度が出ている様に思う。
メーカーによっては、プロパーモデルより選手用とされる限定モデルの方が仕上りが荒いメーカーもあるようだが、その辺りもメーカごとの考えがあって面白い。

ワクシングばかりしていると、ソールの状態、ベースエッジの状態というのは、ある程度解ってくる。
そして、ワンシーズン同じ板をワクシングしていると、スキーの状態の変化も少し気がつくことがある。

自分のOGASAKAや、VECTERでは余り気にならないのだが、同じサンドイッチでもROSSIGNOLは、シーズン後半エッジが高くなってきていた。
シーズンの後半、来期の板が来た事も在り、明確に比較出来た。
新車は、かなりフラットでワックスをかけていて解るのだが・・・
今シーズンモデル、今期使用していた板の方は明らかにエッジがアイロンにあたる様になっていた。

要は、使用しているうちに、ソールがコンベックス(凹)になってきていた。
と言っても僅かなのだが、同じようなサンドイッチのOGASAKAはビベルがある事もあってか、さほど気にならない。
VECTERは、一カ所(トゥーピース裏)に若干の凹みが最初からあった。おそらくこれは、スキーの仕上げではなく、ビンディングの取り付けの問題だ。本当は一度外して取り付け直しをすれば、ましにはなると思うが・・・面倒でやっていない。
※TLTやテレマークなど、小さいスペースで強い固定を要求されるビンディング、もしくはボードの様に比較的薄い板はソール側に影響が出易いようだ。

スキーのフラットについては、日本人程外国では気にしないと言う。
まあ、スキーの仕上りを見るとお国柄・・・国内仕様という物があるな~とは思う。

来期モデルが出そろう季節、各社新しい構造や、サンドイッチに原点回帰するメーカーなど、とかくメーカーの戦略は新しい構造、素材、仕組に終始する。
しかし、実際の乗り味は、スキーの最後の仕上げで随分と印象は変わる。
得てして、試乗会の板というのは、ビンディング、プレートの違いはもちろん。プレチューンされた物も多い。

なかなか、試乗でスキーのコンディションまで配慮して乗り比べるのは難儀。
そう考えると、最終仕上げに差が少ないのもメーカーの性能だなと思う。


2015/02/19

ワックス考[またまた?イエローについて]

今年もワックスに勤しんでいるが、流石に自分のはオーバーフロー気味?
新車のAventuraもほどほど満たされた感がある。
※12月納品にも関わらず、案外早くにベースが出来た感がある・・・それは・・・

知人から、息子用にスキーを頂いた。
155cmのOGASAKA AZなんちゃら・・・ビギナーモデル?
年式は古いが、あまり履いていないようでコンディションはまずまず。
息子が検定を受けるにはちょうどいい感じ。
ベースバーンも出ていないので、ワックスを入れるだけでよさそう。

で、早速ワクシング。

少し前までは、パラフィンのイエローなんて必要ない!なんて言っていたが、最近はちょっと考えを改めつつある。
というのも、ワクシングを行なう環境が、どうしても寒くてスキーが冷えた状態でワックスをかける事になる。
その為、一度クリーニングをかねてレッドを一度掛けて、すぐに剥がし、スキーに少し熱が入った状態で、再度ワックスをかけていた。
あたりまえだが、ワックスの伸びも良く、浸透も良い・・・はず。

息子用に頂いた板は、枯渇気味だと思い、自分の板には余り使う事の無いイエローで温め、すぐに剥がし、レッドを掛けた・・・・
「あれ?」
もともと、枯渇気味・・・だったせいか?
ソール上の溶けたワックスに細かい気泡が、目立つ。

最初のイエローの時には、さほど目立つ気泡は無かったのに?
もう片方のスキーも、同じ様にイエローで温め、すぐさまレッドをかけると同じ様に気泡が・・・
※気泡が出るというのは、ソール内の温められた空気と液状化したワックスがトレードされた結果だと理解している。つまり気泡が出るというのは、ソレと同等量のワックスがソール内に入った事による現象と思っている。

試しに、もう1セット次男のスキーをレッドで温め、レッドを掛けてみるがさほど気泡は目立たない。
ソールの枯渇具合にも左右されるので一概に、言い切れないのだが

イエローレッドと入れた方が、レッドレッドとワクシングした場合より気泡が出る印象だ。
スキーがイエローを掛けた時点で暖まっている効果もあると思うが、2回目のワクシング時の変化が、思ったより大きい。
もちろんイエローの方が柔らかいのだから、浸透しやすいというのは解るが、液状化する温度で同じ様に掛けているのだから、レッド位の温度帯なら差が出るとはおもっていなかった。
※ちなみにユニバーサル的な比較的柔らかいワックスでもこのような差は無く、どちらかと言うとレッドで温めた場合に近い。

これまで、新車やソールが枯渇している場合は、
イエロー(もしくは柔らかいユニバーサル)
  ↓
レッド
  ↓
グリーン

と、それぞれ3、4回づつ同一ワックスを続けて、ベースを作っていた。
※4回イエローをかけてから、レッドに移るという事、グリーンは、シーズンオフでないと、さすがに4回はかけられないですけど・・

そして、シーズン中はレッド中心にクリーニングをかねて1度掛けて
多少フッ素の入った滑走ワックスをかけている。この時期、滑走ワックスもメインはレッドだ。※時折入らないながらも、グリーンを頑張っていれてる感じ。
だから、僕のデフォルトワックスはレッド以上で、シーズン中あまり極端に柔らかいワックスを自分の板に使う事は無かった。

ところが、あるチューンショップのワクシングの書き込みで、下地(ベース)を作る際

やわらかいWAXをワクシング (イエロー
  ↓
硬いWAXをワクシング (ブルー
  ↓
やや、やわらかいWAXをワクシング (レッド
  ↓
やや、硬いWAXをワクシング(グリーン
 上記順番を繰り返します。

とあった・・・・?

つまり、コレまでの柔らかい方から順に硬いワックスを入れて行くのではなく
常に柔らかいワックスを入れてから、徐々に硬いものを入れて行く感じ?
※その上、最も硬いものを最初から入れている。

確かに、これまでもベースを作った後は、結果、上記に近いローテーションをしているが、常に柔らかいワックスを意図的に挟む意識は無かった。

ただ、冒頭に書いた様に、少しでも硬い耐久性のあるワックスを入れる事が重要だと意識してきたが、柔らかいワックスを挟む事で、結果浸透が促進される、もしくはワックスの結合を助ける面があるのかもしれない。
※いままでは、役に立たないイエローなどを入れるくらいなら、レッド以上を数多くいれて、出来れば硬いワックスでソールを満たしたいと考えていた。

ただ、室温の低い環境でのワクシングのも関わらず、目に見えて気泡の具合が違う事が確認出来たので、しばらく、イエローを挟んでワクシングレイヤーを組み立てたいと思う。

2015/02/18

ワックス考[硬いワックス]

在庫の一部
手前のHOLMENKOLグリーン
SWIXブルーは、ボチボチ硬い方のWAX
また、ニッチな話し
「硬いワックス」と言っても「何?」という話しですが・・・

ワックス(パラフィン)には硬度差があり、パラフィンを主原料にする、スキーワックスにおいては、多くのメーカーがイエロー、レッド、グリーン等の着色をして硬度表記?使用温度?溶解温度等を表記しています。

これまでも、ワックス、ワクシングについては勝手な持論を書き綴ってきたが、今回は特に硬いワックス。カラー表記で言えば、ブルーやグリーンのワックスの話し。
※各社着色料で色分けしており、大体イエローからグリーンまでを3~6段階位で分けているが、同じカラー、同じ対応温度でも、パラフィンの硬度という点では異なる場合が多い。





参考までに、硬いとされるワックスでメジャーなのは・・・
  • マツモトワックス:ANT BB(アンチベースバーン?)※白色
  • SWIX:グリーン
  • ガリウム:グリーン
  • アールゼロ:エメラルド
その他、ベースバーン予防用のワックスとして
コールドパウダーなる粉末状の専用ワックスなどもあるが、基本的にベースを硬くすると行った場合、低温用(高硬度)のパラフィンをベースとして入れていく他無い。よって硬度の高い、フッ素等の入らないグリーン/ブルーのパラフィンがメインになる。

ラインナップ的に硬めのメーカー、柔らかめのメーカーが存在するため、マニアの中では、上記のメーカーのグリーン/ブルーが「特に硬い」という認識なのだろう。
ただ共通しているのは
どんなにフッ素や新素材を添加しようとも、ソールの硬度は、本々のソールの硬度とパラフィンの硬度に左右される。

硬いパラフィンを入れる(ワクシングする)理由は2つ
  • ソールの保護
  • 滑走性

今までは、ソールの保護の意味合いで、エッジ際だけ硬いワックスを使用するなど、保護を主体とした使われ方だったが、最近はソールを硬く仕上げる事が滑走性に繋がる事が認識されてきたのか、温度帯によってはコールドパウダー等のベースフィニッシュもカタログに掲載されている。

・硬度の高い(硬い)パラフィンを入れる事で、ソールの表面硬度が上がる。
・硬いワックスを浸透、スクレイピングする事で「ケバ」が取れ、表面が平滑度が高まる。
と言われている。

1つ目の硬度は、単純にパラフィンの硬度が高い物程、ソールの表面硬度は上がるはず。
2つ目の「ケバ取り」については諸説あるが、硬度の高いワックスほど、ソールの光沢は増すのは確かだ。
実際、ケバが取れているのか?と言うと電子顕微鏡でもなければ解らないので、確かな事は言えないが、ワクシングとスクレイピングを繰り返す事で、ソールの表面が整って行くのは実感としてある。
コレが柔らかいワックスでは、同様の回数と手順をしても同じような仕上りにはなりにくい。※というか、ならない。
某大手ワックスメーカーのカタログには昔は、サンディングしたソールとワクシング後のソール写真が載っていたが、今じゃそんな物を載せるメーカーも希少だ。
各社、持論に基づいた図解に留まっている。

コレまでの僅かな経験則で言うと、やはり硬いワックスの方が、表面の仕上りや、光沢が良い。
その分、ワクシングはしにくいし、剥がしにくい。
硬いワックスは、REDあたりと違って、スクレイピングしたカスが、鉋屑のようにまとまる事も無く、どちらかと言うと、粉の状態で削れる。
寒い部屋で、十分に浸透していない硬いワックスが、バリバリと剥離する様では、アイロンの温度が不十分で、結果、浸透も不十分。
ケバも整わず、浸透も見込めないように思う。
その上、硬いワックスは溶解温度も高いものが多く、ソールを焼いてしまうリスクも高い。
その為、スキーを十分に温める事が重要になるのだが、正直、シーズン中にこれらの硬いワックスを十分に浸透させる事は難しい。
暖かい暖房の効いた環境で出来る方は別ですが・・・それでも、夏場のワクシングの様には行かない・・・・
硬いワックスはそれだけ、浸透、定着が難しい。
逆にイエローやユニバーサル的なワックスというのは手軽ですが、滑走性、保護の意味では、かなり劣ります。
以前、シーズンをイエローだけで過ごしたことがありますが、どんなにマメにイエローを入れても、ソールを守る事は出来ず、ベースバーンが出ました。
滑走性においても同様の事がいえます。

個人的にはソレ以来、硬度の高いものまでレイヤーで入れる必要性をおぼえました。

如何に、硬いワックスを十分に入れておくか、硬いソールに仕上げるか?
その為の下地としてイエロー等の柔らかいワックスが必要なのだと・・・・

その考えは、今も変わらないのですが、ベースの作り方については最近少し思う所がありまして・・・
長くなりましたので、また・・・







2015/01/22

ワクシング啓蒙活動?

この板はNさんの・・・
今年、ある人から「このワックス使っていいよ!」と・・・
僕のペースで使用しても、10年分はあるんじゃないかと思われる量のHolmenkol。
それはそれは、ありがたいお申し出に、気を良くして仲間の板もカケまくり(笑)

そもそも、僕の回りでは、ホームゲレンデの雪が良いので、余りワックスの必要性を感じている人が少ない。
先日ホームゲレンデのBCを2人で上がった時、帰りは林道をラッセルでゲレンデに戻るのだが、トップを行く僕より、トレースしてくる仲間の方がどんどん遅れるので、さすがに彼もワクシングの必要性を感じたらしく・・・
「ワクシングおねがいします・・・」と

基礎板は楽チン!
斜度の無い場面での滑走性は、体力の消耗に大きく関わって来る。

まあ、普段ワックスを入れていない人なら、簡易ワックスですら「良く滑る!」と言うと思うのだが、せっかくホットワクシングするなら、簡易ワックスとの差は感じてもらいたい。

自分の板ならベースワックスから仕上げて行くが、この後、マメにワクシングする人は稀なので、純パラのレッドをひと塗り、すぐさま剥がして汚れ取りとソールを温めつつ、フッ素入りのレッドをかける。
パラでも十分低温の雪なら滑るが、それは下地がある場合、一発の滑走性はやはりフッ素が少々入っていた方が解りやすい。
とはいうものの、正直ワックスの滑走性は、スクレイピングとブラシで大きく変わる。
いわゆるヌリッパ!なんてもってのほか・・・!
ましてや、BC用となれば、ワックスの残りカスはシールにダメージを残す。

ビッグファットは大変!!
ちゃんとスクレイピングして、ブロンズでガシガシワックスをかき出す。
※BC用なら一滑りするか、水拭きしておく。

TIPとしては、エッジに残ったワックスはちゃんと落としておく事。
サイドやベースエッジに残ったワックスなど、一度滑れば取れてしまうのだが、朝スキーを雪上に置き、ブーツをビンディングにセットした瞬間に「アレ?」と思わせたい。
案外、ワックスに無頓着な人は、滑り出してスピードが乗ってしまっては、さほど滑走性能というのは差が解らないものだ。
むしろ、斜面や、リフト待ちなどの停止状態の時にスキーが思った以上に動く事を感じる場面が多い。

ワックスの効果って、トップスピードが変わる程の差を出すのは難しい様に思う。
どちらかと言えば、0速度からの初速に大きく差が出る。その結果、限られた条件下で、トップスピードも変わる事もあるかもしれない。
レーサーでもない絶対速度の低いボクにとっては、その差が「操作性」の差になると思っていて、低速でスキーが横にも滑るか否かが、良く滑る板という感覚がある。

Aventuraもベースエッジがフラットだった事も在り、横に滑りにくい、引っ掛かる印象だったが、ソールも出来上がってきた今は、0.5°とはいえベースを落とし過ぎたか?と思う程良く動く。
やはり、ソールが出来上がってこないと、そのスキーの滑走性能、操作性というのは解りづらいもののようだ。

ファットを数台
仕上げるとこんな感じ
僕の回りでも、ようやくワクシングの必要性を感じて頂けてきたようで、ソレ以来ワクシングを続けている人も増えてきた。

やっぱり、同じシチュエーションをリピート出来ないBCでは、最高のパフォーマンスがいつでも出来る様にしておきたいよね・・・・
道具くらいは・・(笑)




2014/11/25

ワクシング考(番外編?)

スキーじゃない物にワクシングしてみた!?

インラインのバイスに固定?
初滑りの情報もチラホラ聞く中・・・
新車も届かず・・・
寒くなったので、そんなに積極的にワクシングする板も無く・・・

以前から気になっていた物にワクシングしてみた!?

ソレは、普段はいているビジネスシューズ!

高価な靴でもないが、靴底がレザー製の靴って割と気を使う。
特に雨の日や、雨上がりの湿ったアスファルトを歩いた後は
靴の中より、靴底の湿気が抜けるのに時間がかかる。
※雨の後は、新聞紙の上に一晩放置・・・してから靴箱に・・・

一応、マメにオイルを塗り込むが、ソールには[Kiwi]のウェットプルーフという防水性に特化したオイルを塗り込んでいる。
ただコレ、以前グローブでも試したことがあるが、塗り込んでもベタベタで、おおよそ浸透する感じのオイルではない。
その為、塗り込んだ直後は、靴底に小石が付着して、非常に歩きにくい。オイルを塗り込むのだから当然滑り易い上、ほぼ浸透しないので、アスファルトに削られ、結局1日と持たない・・・・そう言う意味では、ミンクオイルの方がマシかも?

で、

スキーソール宜しく、革靴の底も固いワックスをホットワクシングしたらどうだろう?

やってみましたビジネスシューズにホットワクシング!
柔らかいワックスでは効果が薄いので、選んだのは
[Holmenkol]のグリーンのノルデック。
対応温度は-12℃〜-30℃・・・ホルメンは雪温度だったか?気温だったか?
まあ、この際どちらでも、たとえ夏場でも溶け出す事は無い固さだ。

※当然滑るのは必至!!

ビジネスシューズをインライン用のバイスに載せ固定・・・

簡単にサンドペーパーで表面をならし・・・
スキーの様に、靴底にスキーアイロンで、ポタポター!

アイロンで塗り込んで終了。


どうしてもムラになる・・・
※後で考えたら、ヒートガンでならせば良かった・・・

当然、荒れた皮の靴底は、溶けたワックスを吸収し、変色して行く。
とりあえず、全体に行き渡ったので・・・終了。

ムラが気になるが、どうせ数歩、歩けば気にならないはず


左:通常 右:ワクシング済
これで、幾ばくかの硬度の向上と、防水性の持続が履かれるはず?!
インプレッションはそのうちに・・追記します(笑)

追記:後に雨の日に履いてみた。
防水性は想定通り!いい感じ。
ただ、パラフィンは白く固まり、余り見かけはよくない。
心配した滑り?は・・・
オイル程は滑らず、べたつきが無い分小石もつかずいい感じ。
ただ、社内のフロアマットの上は若干滑りやすいようだ。

これなら、新しいうちに加工してみても良いかも?

2014/10/24

BCスキーのワクシング考#3 [衝撃!クライミングスキンも?]

えっ!シール [クライミングスキン]ってワクシングするの!?
「シールにワクシング(ホットワックス)してる!!!???」
僕は英語はさっぱりなので、詳しい事は解らないが
間違いなく、シール(クライミングスキン)にワクシングしている。
複数同様の映像がUPされていたので、当たり前のメンテナンスなのだろう。

いままで、スキーのワクシングについて、ごちゃごちゃウンチクを書いてきたのに
これ?知りませんでした(汗)

今まで、BDのシール専用ブロックワックスをシールを密着させがてら、生塗り?する事はありましたが、
シールにアイロンをかけるなんて、思っても見ませんでした!!

スキーウェアは、撥水の為ににアイロンをかける物だと知った時以上の衝撃です!!

2つの動画は、ともにワックスを生塗りしたのち、テール側から逆立てるようにアイロンをあててます。
TOKOの動画については、おそらく専用ワックスですら無く、パラフィンのイエローではないかと思います。
※じゃあ、何も専用のバカ高いワックスを買う事は無かった!!

何を言っているかは解らないので、憶測ですが
このメンテナンスで、シールの防水性、毛を整える効果があるのだと思います。
※映像は、ファットのアルペンの様ですが、山岳スキーのシールなどは、滑走性を重要視した物もありますので
スキンの滑走性の為にわくしんぐすることもあるのかも?!

個人的には、まだソコまでくたびれたシールが無いので、それほどの必要性を感じませんが、シーズン前にはしておいた方が、シールを乾かす手間は減りそうですね。

2014/10/22

BCスキーのワクシング考(BCにおける滑走性)


前回に引き続き、素人の考えるBC(バックカントリー)でハズレとトラブルの無いワクシングネタ。


スキー用のワックス3種類のカテゴライズ(3レイヤー)のなか、シールとの併用時にはホットワックスにしろ、オーバーワックスにしろ、少々気を使わないといけない事は、それぞれあり。メリット、デメリットもそれぞれあるといえる。
まずは前回も書いた、主な役割別の3種類のレイヤーワクシング

[3種類のカテゴライズ(3レイヤー)]
  1. ベースワックス/ソールに事前に入れる下地になるワックス(主にパラフィンのホットワックス)
  2. トップワックス/滑走条件に合わせて入れるフッ素を含む滑走ワックス(主にホットワックス)
  3. オーバーワックス/滑走前に塗るフッ素を主原料とする滑走ワックス(主にレース前に添付?する持続性のほとんどないドライワックスをさす)

基本的に上記のワックス論?はアルペンレースの思考だが、アルペンレースが限定的なエリアのパフォーマンスにフォーカスしているのに対し、BCでは、滑走以外でも、下山時のラッセル滑走、移動、トラバースなど、スキーの滑走性が体力をも左右する場面が多く存在する。むしろBCの方が多様な滑走性が求められる。

以前ソールの話しで書いたように、愛機のソール素材がエクストリュードだったなら、シールにはワックスは邪魔なだけだから、滑りが足りない時に補充?出来るオーバーワックスのスタイルがベストだろう。
エクストリュードソールで滑走性を気にするなら、オーバーワックスのフッ素の含有率だけだ。
※実際は、コールドワックスのワクシングは、仕上げ方で大きく滑走性は変わる。

愛用のスキーが、レーシングモデル並みのシンタードベースならば、ホットワックスをしないのは、正直、もったいない。
仲間が、滑走準備にコルクを擦っている間に、ファーストトラック、頂きです!(笑)
そして、
トップワックスに高フッ素の物を使っていれば、オーバーワックス派にもひけをとる場面は少ないでしょう。
その上、ベースワックスで硬い物まで下地に使用していれば、新雪時の滑走性も、ひと際です。
春先などは、汚れもつき難いので、仲間が無駄に体力を消耗する所で、スイスイ行けます(笑)

とは言え、新雪時(ドライパウダー)の滑走性は、同じ板で同じ雪は中々経験出来ません。
比較も難しく、技術とスキーの形状の影響の方が大きいですから、ワックスの正解は解りにくいです。

それでも、パウダーをよく滑る方なら気になっている方も多いかと思いますが、同じようなドライパウダーでも、気温の低い時、意外にスキーが渋る感じの時があります。
気温も低く、絶え間なく雪が降り続いている時など顕著です。

素人の浅はかなイメージではありますが・・・おそらくアレは、雪の結晶が崩れる間もなく、降り続けるため雪の結晶が刺さる?のだと思うのです。
雪の結晶は、小さく多くの空気を含んでいるので柔らかいイメージですが、小さな雪の結晶とはいえ、氷ですから、ソールとの接触面に、無数の氷の針?が刺さるようなイメージではないかと思うのです。
少し、時間の経った新雪は、手つかずでも僅かな温度変化、風などにより、降りたて程は鋭利な状態ではない為か、さほど、渋る感じを受ける事はありません。

年に何回もあるような場面ではないのですが、雪は一期一会、いつでも何処でも、イメージ通り滑るには
やはり
  • ソールを硬くする、温度域の低い物までワックスを入れる。(ベースワックス:ブルー/グリーン/エメラルド等)
  • 複数の温度帯を常に入れておく。(ベースワックス:イエロー~グリーン)
  • 滑る前日にはフッ素含有の滑走ワックスを入れる。(トップワックス:レッド以上)
  • グラファイトワックスでグラファイトは補充しておく。※グラファイトソールのグラファイトは徐々に抜けます。補充が必要です。

最も重要なのは・・・ソールを奇麗にしておく事
しっかりとスクレイピングする。(ワックスを残さない)
  • 霧吹きで水をかけしっかりブラッシングする。(帯電、ストラクチャー内のワックスの除去)
  • フィニッシュクロス等よりも、硬く絞ったウエスでサイドウォールまで良く拭く。
(ゲレンデスキーは、刷毛でワックス粉を払う程度でも良いが、BCスキーはシールにダーメージが残るので完全に除去する。)
出来れば、シールで登る前に、移動でも良いので一滑りしてからシールを貼れると良い。
滑走時も、シールを貼っての登坂においても、ソールはキレイに磨いておく事が必須。

汚れ、毛羽立ち、ワックスが残っていれば、滑走性もシールの粘着性も悪くなり
ホットワックスでも、コールドワックスでもしっかりとした、スクレイピング、ブラッシングが重要で、オーバーワックスの使用時は、パウダー、ブロック、リキッドなど、タイプに限らずレース同様に、最後に乾いたタオルなどで擦り込み完全に密着させるのが望ましい。
逆にたっぷり塗り付けた状態は、ワックスが浮いている状態で、滑走性も落ちるうえ、物理的な抵抗が増える。
※オーバーワックスは、その性質上浸透する事はほとんどなく、ソールの表面に皮膜を作るため、皮膜は薄く均一に塗られる事が望ましい。厚く、沢山添付しても、理想の皮膜の形成にはいたらない。逆にブロックなどの厚塗りはソールの平滑度を妨げ、物理的な抵抗を増やす事になり、汚れも拾い易く、剥がれ易くもなるので、厚く塗る事での持続性はまったく期待出来ない。
ソールの硬度と平滑度は滑走性に大きく左右し、登坂中のシールの剥がれ、ソールにグルーが残るなどの無用なシールトラブルも防ぎます。

シールも、グルーのタイプで様々ですが、基本的には平滑度の高いソールで、「粘着」というよりはシールとソールの間の空気が入らないように「密着」させる事で剥がれにくくなります。
コレは僕がCT40を使っているからというだけでなく、GeckoでもG3のようないわゆるグルータイプでも同様で、グルー面も時折アイロンで平らにしてあげると密着し易くなります。
同時に、ソールとグルー面のコンディションが良いと、剥がした際もグルーが残る事無く、互いの滑走性、密着性を妨げません。
以上、素人の思い込みワクシングでした・・・全て僅かな経験とフィーリングによる記載ですので、参考になさる場合は自己責任でお願い致します(笑)


2014/10/21

BCスキーのワクシング考(ホットワックスとオーバーワックス)


こないだの投稿山猿さんからこんなレスをいただいた。

>パウダーでも滑走性のいいワックス方法は私も気になっていました。シール使用した後は、ソールにグルーがどうしても少量付着するので滑降前には含フッ素の携帯ワックス→コルクしてます。

バックカントリー(BC)と呼ばれる、いわゆる山スキーでは、ワクシングに関して語られる事はそう多くない。
最近でこそ、BCにフォーカスした簡易ワックスなども、出てきてはいるが、ただでさえホットワクシングの需要も怪しいのに、BCのワックス事情は、ニッチの中のニッチだろう。

山猿さんのように、いわゆるオーバーワックス1)で対応するスタイルは、ゲレンデでも、BCでも少なくない。
ただ、使用するワックスにより、滑走性と施工に一番差があるのも、コノタイプで、最も多種多様なカテゴリーだと言える。

大まかにスキー用のワックスは目的によって3種類にカテゴライズ出来る。(3レイヤー)

  1. ベースワックス/ソールに事前に入れる下地になるワックス(主にパラフィンのホットワックス)
  2. トップワックス/滑走条件に合わせて入れるフッ素を含む滑走ワックス(主にホットワックス)
  3. オーバーワックス/滑走前に塗るフッ素を主原料とする滑走ワックス(主にレース前に添付?する持続性のほとんどないドライワックスをさす)
[今、唯一所有のオーバーワックス?]
今じゃ、コレを塗った方が
滑らなくなってしまうので
自分のスキーに使う事は無い・・・
個人的には1・2のホットワクシングが、僕がワクシングとしているところで、3のオーバーワックスについては、ほとんど使用しないし、経験も少ない。

個人的にはワックスはこの3種類(3レイヤー)でカテゴライズしていて、スプレー、ステック、生塗り等の簡易ワックスの類いも、滑走性の優劣に関わらずオーバーワックスと分類している。
ただ、一般的にはベース~オーバーワックスも、ホットワックスもコールドワックスも、ワックスと言う認識が普通なので、ベースワックスやオーバーワックスだけで滑る人もいるし、それでも、何もしないよりかは滑る訳で、全部したからと言って、倍滑る訳でもないのが、ワクシングの理不尽な所だ。

という事で、山猿さんの様に滑走前にワックスを塗るスタイルは、トップライダーでもスタートワックスを使用し、不意の雪質の変化にも対応している事からも、BCでは効率的と言える。

※トップライダーのベースがどの程度のものかは、解らないが・・・アルペンのレーサーのように専属チューナーがいるワケではないので、現実的には、さほどワクシングを重要視しているとは思えないし、必要性もそれほどでもないような気もする。

BCの場合、シールとの相性という点でも持続性の低いスタートワックスの使用は合理的だ。
というのも、シールのグルーにフッ素のワックスが残るのは、シールの粘着性にダメージが残る。グルータイプのBD,G3等はまだしも、Gecko等のグルーレスタイプには致命傷になりかねない。

ただ、滑走前に塗るタイプのワックスをBCで使用する際、気がかりなのは、滑走後、登り返し等で、再度シールを装着することがある場合、完全にワックスが剥げてしまっていれば良いが、部分的にも残っている場合は、滑走性の高いモノ程、フッ素の含有率が高いので、シールの糊面にダメージが残る可能性が高い。

僕の場合はというと、ホットワックス後のスクレイピングの粉がスキーに残っているのは、シールにはもっと致命的だ。
シールを貼るまえに一滑り出来る場合は、問題ないが、登坂から始まるツアーなど、自宅からシールを貼っていくか、もしくは、駐車場などで貼ってからスタートというのはよくある話しだ。
その為、最近はBCスキーについては、ワクシング、スクレイピング後に水拭きをするようにしている。
※正確にはブラッシングした後のワックス粉がヤバい。その為、霧吹きで水をソールにかけてロールブラシをかけ、ウエスで再び水拭きしている。
BCスキーをホットワクシングで仕上げるならば、コノ作業は欠かせない。
そう言う意味でも、オーバーワックスで対応するのは合理的と言える。
むしろ、ホットワックスする方が、リスクが多いとも言えなくもない。
普段、ホットワックスをヌリッパにしている人など、現地でシールが貼れない!なんて事も無くはないし、
現地で、スクレイピングなど始めたら、目も当てられない。

※前回のソールの話しでも書いたように、BCスキーの一部が、あえてエクストリュードソールなのは、このようなオーバーワックス使用にはベストマッチという事なのだろう。

また、長くなったので・・・BC用のホットワクシングについてはまた次回・・・

2014/10/16

ソール考#2 [シンタードvsエクストリュード]

ワックスの入っていないシンタードベースは、エクストリュードより滑らない?

BCメーカーや、スノボメーカーで、ミドルエンドモデル以上の機種でもシンタードベースを使用していないのは、上記のような理由からと思われる。つまり、BC用の板などは、圧倒的に登り(スキンを付けての登坂)が多く、滑走時の時間は圧倒的に少ないため、手間のかかるシンタードベースを必要としないという事か・・・

個人的には、ワクシングをしない板に乗る事自体が無いので、本当にワックスを入れないシンタードベースが滑らないのかどうかはよく解らない。
ただ、ワクシングの回数で差が出る事からも、シンタードは、ワクシングの有無で滑走性が左右され易いとは思う。

コノ数年ワクシングに手間をかける中で、幾つか気づいた事がある。

柔らかいワックスというのは、あまり滑走性という点でも役に立たない印象が強い。
※あくまでも個人的な見解です。
特に顕著に感じるのは、新雪時。
新雪の雪の結晶が整っている状態というのは、結晶がソールに刺さる事で抵抗が生まれ、滑らない。
※滑らない・・・と言うと大げさだが、新雪で在るが故の減速要素が雪にあると思う。

よく言われている話しだが、結晶が刺さっているのを見た訳じゃないので、実際あまりイメージ出来なかった。
確かに、降りたての新雪は、見た目のイメージに反して、若干渋い。
だから、メーカーのマニュアルでも、比較的、硬いグレードのベースに硬い低フッ素のトップという組み合わせが推奨されている。当然、新雪時は気温も雪温も低い。
※つまり、新雪もアイスバーンもワックスグレードは似ている。新雪もまた氷なのだ。ただ細かく、新雪時は結晶が残っているので鋭利。

じゃあ、逆に気温、雪温が比較的高い時は?
柔らかいワックスが有効か?というと・・・・
個人的な見解ですが、柔らかいワックスが滑走性に優位に働く場面はほとんど・・無い。と、思う。

気温、雪温が高いときはパラフィンの硬度より、水分が増えることから、撥水性が有効で、フッ素の含有率の高いものの方が有効に働く。その際、ベース・ソールが柔らかい事が?優位に働く事は少ないように思う。

という事は・・・ソールは基本的に硬い方が滑走性能が引き出し易い。
つまり、硬いソールと柔らかいソールでは、圧倒的に硬度の高いシンタードの方が有利。

その上、エクストリュードは素材自体が柔らかく、ワックスの浸透も低いので、硬いワックスを浸透させ硬くする事も難しい。
逆に、シンタードベースはソールの素材より硬い高いワックスを浸透させる事で、ベースの硬度を高める事も無理ではない。
※実際、特定メーカーのグリーンやブルーなどは、ポリエチレンのソールよりも硬度が高いものもある。
※実際、メーカーの進めるベースバーン対策も同様の内容だ。

逆に撥水性、フッ素の含有率だけが滑走性の大きな要因だとしたら、デュポン社あたりがテフロンソールを作っても良いんじゃ?と浅はかな発想にいたるが・・・
おそらく、テフロン(商標名)は、低摩擦性の高い素材だが、柔らかいのでスキーのソールには向かないのかな?
とも思う。
とかくワクシングで、滑走性を語る時には、フッ素の含有率を如何に高め、持続させるか?と言う事に集約されますが
個人的には、如何に硬いソールを作るか?
というのがベース作りの基本かななどと、素人ながら考えています。
もちろん、ソレ以前にソールの平滑度、均一なストラクチャーなどの条件は満たされたうえでですけどね。

個人的には、ソールの硬さというのが、随分と滑走性に影響する印象を持っています。
柔らかいワックスから順に入れて行き、ベース作りをするのは、全ては硬いワックスを入れる為の準備と考えています。
実際、ソールの硬度以上に硬いアイスバーンでは、ソールが摩耗してしまうのは必然だと思う訳です。

いくら、撥水性が高くても、硬さの違うものを擦れば、柔らかい方がストレスを受けるのはイメージ出来ます。
幾ら撥水性が高くても、全面が水を挟んで浮いている訳ではないだろうから・・・
幾ら十分に柔らかいワックスを入れていても、柔らかいワックスではソールの摩耗(ベースバーン)を防ぐ事は出来無いんじゃないかと思うのです。
※ワックスが切れて(ドライアウト)摩耗が進む(ベースバーン)事は確かに在りますが・・・ソレ以前にレッド位までしか入っていないソールは、ワックスの有無にかかわらず摩耗するような気がします。
結果、ベースバーンが酷くなれば、幾らスペシャルなストラクチャーを入れていても、滑走性は落ちます。

ただ、アイスバーンでの滑走性自体は、ソールの影響を余り受けないので、アイスバーンで受けたダメージは、少し雪が緩んだり、湿雪時に現れます。

よくレーサー仲間が「ベースが緩む」というのは、そうなる事を嫌ってとにかくソールは硬くしたいのだと思われます。

ただ、個人的には新雪時の滑走性にも興味が在り・・・
それも、結局ベースを硬くするしか無いんじゃないかと・・・また長くなったので続きは、またいずれ・・書きます。

2014/10/15

ソール考#1 [シンタードvsエクストリュード]

滑るソールって・・・?

今更だけれど、スキーのソールは基本的にポリエチレンで出来ていて、
国産メーカーも今はシンタードが普通
その製法により、 [シンタード][エクストリュード]の2種類が在る。
ソコにグラファイトを混ぜた黒いソール、グラファイトベースが今の主流だ。
僕は化け屋じゃ無いので、まったく化学式も解らないし、
ポリエチレンも柔らかいプラスチックと言うくらいの認識しかないが、
スキーのトップモデルのほとんどがシンタードベースのグラファイトである事からも、グラファイトシンタードベースが最も滑る(滑走性の良い)ソールという事なのだろう。

その昔、シンタードベースのソールが出始めた頃、P-TEX2000だとか3000?だとか、数字の大きい方がワックスの浸透率が高くて、硬く傷つきにくいと
毎年の様に、メーカーがカタログスペックを上げて行ったのを覚えている。

当時、小さなスキーショップでバイトをしていたので、朝から晩までリペアばかりで、特に柔らかいソールの中初級者の板と某国産ブランドにはウンザリだった。
だから、シンタードベースの板は、ワックスの浸透というより、硬くて丈夫!というイメージが当時は強かった。
※当時、ゲレンデ整備も悪く、シーズンを通して無傷でいる事は少なかったように思う。

今では大半のスキーがグラファイトのシンタードベースな今、カタログにはP-TEX0000とか記載される事も無く、ソールのグレードを記載するような事は少なくなった。
※P-TEXは商品名で、あとの数字はポリエチレンの分子量を示すグレード。当然、数字が高ければ高品質?なワケだが、スキー用として適しているのは、3000~4000番くらいで6000くらいまで行くと、細か過ぎて逆にワックスの浸透が難しいとか・・・
最近のトップモデル、レーシングモデルは、どれもグラファイトのシンタードベースなので、ソールによる差は感じにくい。ただ、メーカーもソコは商売なので、いわゆる、デモモデルのミドルレンジ以下のものは、同じシンタードでも、かなり番手が落ちるようだ。[エクストリュード]程ではないが、ワックスをかけていると、やっぱりトップモデルのソレとは違う。
実際スキーソールの製造メーカーと言うのは、数社しか無く、良いソールと言うのはやはり数が限られているようで、やはりビックメーカーが先に押さえてしまうものらしい。
ガレージメーカー等は、ワンランク下、下手をするとシンタードベースですら無い場合も在ると聞く。
ガレージメーカーでなくとも、BCモデルなどでは、トップモデルでも、あえてシンタードでないの物もある。
ワックスの入っていないシンタードベースは、何もしないエクストリュードより滑らないと言われてる事からも
メンテナンスと使用用途からするとシンタードの方がメリットが少ないと言う考えなのだろう。

確かに、[エクストリュード]ソールは、ほとんどワックスが入らない。
子供の板など、ワクシングすると感じるが、いわゆる染み込む感じが殆ど無い。
だから、ワックスの持続性は低く、ホットワクシングしても液体の簡易ワックスでも、滑走性、持続性についてはあまり差はないように思う。

じゃあ、あまりワクシングをしない人、簡易ワックス、生塗り、ヌリッパの人ならば、シンタードでない方が、メリットが在るように思う・・・・が、結局エクストリュードベースは、柔らかいが故に「滑らない?」・・・

ワックスを入れる前に様々磨いてみたのだけれど・・・
長くなったので続く・・・

追記

2014/09/29

夏のワクシングの薦め [ワックス考2014]


先日、友人から「チューンから帰って来た板を日干し(サーマーワクシング)したいんだけど?」とFBで連絡があった。

微細な気泡が・・・
僕は、今から?
もう時期じゃないでしょ?(9月初旬)
とも思ったが、
サマーワクシングなどと呼んでいるが、特に特別な事も無く
ワックスを厚めにアイロンした板を、日向に水平に置くだけなのだが。
せっかくなので、僕の個人的なノウハウも織り交ぜ、僕のやり方を伝えた。

友人は昨シーズン、僕の板と交換した際、自分の板とあまりに違うので、
僕がシーズン前にやる、夏の日干しでのワクシングに興味を持ったようだ。

彼はSAJのク◯ウンの所有し、一般的には、いわゆる上級者で、毎年技術戦に挑戦しており、わりと仲間内の中では道具の手入れをちゃんとする方の人だ。
ただ、実際の夏場のワクシングの頃合いや、ワックスの種類なども含め、解らないらしく
極、基本的な事?と思う事まで一応伝えた。

ワクシング、特にホットワクシングの効果、やり方については、「滑る」と言う曖昧で数値化しにくいため、単純に相対的評価を簡単には比較出来ない。その為
プラシーポ的なものから、宗教のような宗派まであり、迂闊な事を書くと炎上しかねないので(笑)
あくまで、個人的なやり方と、考えを・・個人的にメモがてら記載する。

僕も最初の頃はメーカーのガイドブック通りに手順を踏み
ただ、記載された温度でアイロンをかけていたし、一晩置けと書いてあれば、書かれた事をおおよそトレースするだけで、どういう状態が理想なのかは解らず、ただ、行為を繰り返すだけだった。

しかしながら、繰り返せば、それなりに経験則でいろいろ解って来る。

僕のワクシングのベースはこちらのページこちらの本の影響が強い。

ともに、やり方だけのHOW TOだけでなく、個人の実験に基づく「こうした方が良い」と言う理由があるのが、
よくある一般的な雑誌のチューンネタとは違っている。

目的が解れば、素人なりに同じ作業でも工夫が出来る。
つまり、同じ作業でも、効果を上げるやり方を考え実践出来るはず
ワックスが必要なのは冬だが、下地をつくるなら暖かい(熱い)夏の方が効果が高いと思い
サマーワクシング・・・という事になる訳だ。

個人的な経験則で言えば、コノ夏の作業は圧倒的に効果があると思っている。
逆にシーズン中のベースづくりは、ほぼ不可能なのも想像に難しくない。
※もちろん暖かい環境で、ワクシング出来る方は良いですが・・
それでも、夏の気温が高い時のワクシングはやはり差があると考えている。

それは、板が冷めにくい事に起因する

温度だけで言えば、室温を上げれば同条件なようだが、実際はスキーの為にドライサウナのような環境は維持しづらく、夏のソレとは異なる。
※ソレを可能にしたのがTSUNEさんの「ぼかぽかくん」やTOKO等のサーモバッグだ。
当時、僕も真剣に制作を考えたが、我が家の居住環境がゆるさなかった・・(泣)

下地の無い新車などは条件がいいと
コレくらい気泡が出て鱗状に硬化する
上記の本やTSUNEさんも書かれていたが、ワックスは冷める過程で浸透する。
僕もそう考えている。

そう考えると、夏のワクシングの有用性が理解出来る。

要は、おでんの「大根」宜しく、ゆっくり冷める過程で味が染み込むのとよく似ている。
よくアイロンをかけ、外気で急に冷やしてしまう人をみるが、あれは浸透という点で不利だと考えている。熱々のできたてを冷蔵庫で冷やすようなものだ。
おでんは、ガスを止め徐々に冷めて行く時間が長ければ長い程味は染みる(馴染む)
夏場は、日中、日光で加熱されたスキーは、中々冷めない。
日陰に入れた時点で表面のワックスは白くなるが、ワックスは完全には硬化せずかなり長い間暖かい。
その上、気温が高いので均一に液状化したワックスがスキーを水平にする事で、浸透の時間はかなり長く取る事が出来る
※とは言うものの、硬化しはじめたワックスが浸透するとは思えないので、早く液状化させ、その時間を長く取る事が有効だと思う。
※SWIXのカタログにも在るが、アイロンは高温の方が効果が高いというのは、同じような理由であろう。


つまり、夏の気温が高い時期にワックスをかけるのは、高温でワックスが溶ける事よりも
スキーが芯から暖まった状態が長く続く所に意味が在ると考えている。
同時に、長い時間ワックスが液状化していれば、重力で浸透するのではないかとも思っている。
※浸透の要素が毛細管現象で浸透するというのも、イメージにはあったが、ポリエチレンの状態はそれほど均一のものではないようだ。
その為、夏に放置されたスキーのグラファイトソール日光により熱を溜め、液状化した状態が続き
ソールの中の空気と入れ替わる事で、ソール面に無数の気泡が出ると考えている。
※現に上記の状態で置かれたスキーのソールのワックスが、途中で少なくなることがある。
特に新車(新品の板)などは顕著で、ベースが出来た板と比較すると、明らかに吸収?(浸透)する量が違う。

一見すると、スキーをワックスで煮てしまえば浸透ししそうなものだが
過去にヤマハのファクトリーチームで実験したとかしないとか・・・?
※毛細管現象でワックスが入る訳ではないと考える1つの理由だ。

友人は中々その状態にならない為に、浸透しているのか解らないというのだが・・・
僕も浸透しているかどうかなど解らない。

ワックスメーカーでも浸透と言う考えが無いメーカーも在るようで、従来のベースづくりとは違うアプローチで持続性を持たせるメーカーも出て来た。
静電気による吸着や、ナノ化、ワックスの粘度など、さまざま・・・

ソールの厚みが1mm弱?ワックスが入るのは僅か0.2mmと言われている。
おそらく、何度ワックスをかけようが、1mm単位で浸透する事は無いと思われる。

と考えると、いわゆる「ベース作り」が、ワックスの持続性(トップワックスとの親和性?)やソールの保護(ベースバーン防止)と考えると、アイロンによるワクシングが、手間とコストに見合うかと言われると、個人的には微妙だ。
正確に比較した事が無いので、解らないが、単に滑走性を求めるならば、他にも方法が出てくるのもうなづける。

ただ、個人的にはワクシングもスキーの楽しみの1つで、明らかな違いを感じる場合「当たった!」というのが密かな楽しみでもあるので、多分僕はコノ習慣を変える事は無い・・・多分(笑)