預かり物の[Vector glide CORDOVA]
先日、預かってきた山使いのシロコル(白いコルドヴァ)
山使いの板は、ゲレンデ使用の板と違い、ダメージが深い・・・
預かった物の、案の定。エッジのダメージが酷い。
僕の山板も同じように、岩場を登坂したりと、ソールは案外シールで傷つかなくても
むき出しのエッジは、岩をよけるが故に「ガリッ」とやる。
すると、簡単に言えばエッジの角が欠け、一見、大きなバリが出たようになるが
欠けているので、ちょっとやそっとファイルを当てた位じゃ、角は出せない。
山仕様の板はなにしろ、エッジを維持するのが難しい
ゲレンデ板のように目立てというより、リペアなので、ある程度は妥協も必要
ソールもおそらくキャンドルでリペアしたのだろうが
ところどころ、剥離している上、ススが目立つ。
大まかにリペア部を削る |
直したかったが、やり直さず凹み部だけリペア材を入れ埋めた。
ある程度、リペア部を平らにした上で#280のペーパーを木片に巻き
ひたすら削る。
あまりWAXが入っていないせいか、思ったよりは削れるが
コノ段階で、エッジごとフラットが出るのが理想・・・
ただ手作業で、シンタードベースをそこまで削るのは難しい。
ベースでおそらく1°入ったベースをエッジごと木片で削れるまで削るのはほぼ無理。
※正直、ここまで傷が深いとファイルをあて傷を削る事でベースエッジが緩くなるのは否めない。
それでも、汚れごと一皮むき終わり、ベースエッジも
とりあえず引っ掛かりはほぼ無くなった。
脇に転がるペーパーの白いのが 削られたソール。 |
その時点で、当てたボダーカッターがガタガタ安定しない。
荒めのファイルでノコギリのような状態を削りならす。
赤のマッキーでサイドエッジを塗り、均一に削ってみるが、
やはりダメージの深いエッジ部は
ベースとサイドの間にもう一面?!ノコギリ刃が残る。
※ベースとサイドの面の間に赤く細いノコギリ面が・・・
このノコギリ部を取るには、サイドもかなり深く削らないと行けないが
部分的にソレをやると、エッジの厚みが部分で薄くなってしまうので
なんとな〜く、ソレとな〜く前後をぼかす・・・・?
荒目のファイルで、ガシガシ削り、傷の深い所でアベレージを取ると、おそらくエッジは半分に!
レーシング仕様になってしまう。
初めて、フィニッシュパッドの 荒目を使った! |
削りすぎないように注意して、妥協ラインを探す。
個人的には、奇麗にしてしまいたいが、傷を取るが故に
ベースがタレてしまっては意味がない。
それでも、殆どノコ刃部が無くなり、傷は残るが角がやや出た。
とは言うものの、もう一度ボーダーを削り、もう一立ててしたいところだ・・
とりあえず、手持ちの柔らかいワックスとブロンズでガシガシを繰り返し保管。
ワックスもしっかり入れてあげたいので、
もう少し、エッジが仕上がったらワクシングに入ろうと思う。
「チューンナップと言うより、ちょっとした工事」と言う感じになってますね!
返信削除綺麗な面とシャープなエッジになり、ワックスも良く効くと良いですね。
だいぶ出来ました・・・!
削除後は、カサカサのベースにワックスを・・・
既に4、5回柔らかい奴入れましたが、ようやくココからRED入れ始めます。