ホームゲレンデの裏山、通常であれば1時間程のハイク。
ただ今回は、シール組5名、スノーシュー2名、その上シューのうち1人は初めてのハイクで、女性。
前日の雨で、ゲレンデはカチカチのアイス。
天候は、昼には晴れるとの情報。
しかし、またしてもご褒美は期待出来ない。
薄いウエハースですむか?ホワイトチョコレートのブロックか?
はたまた、テロンテロンのアイスバーンか?
いってみないと解らない。
まずは、[Gecko ]の初おろし。
純正のスタッフバックは、チープな作りでサイズもギリギリ。
出し入れのストレスが予想出来たので、[G3]のスタッフバッグに入れ携帯した。
※[G3]のスタッフバッグは軽量で形状もチマ付きのBOX形状で、折り畳んだシールがちゃんと収まる形になっている。
その上、ループが付いていたり。強風の中シールを取り付ける際、空のスタッフバッグなど飛ばされやすいので、バッグとヒモで繋いだりする為のループらしい。とにかく改めてみると、プロダクツとしてのレベルがあらゆる所で違う。
[G3]からこのタイプのシールが出たら、間違いなく[Gecko]の市場は無くなるな・・・ソレくらい、
[Gecko]はチープだ。
それでも、チトシート要らない[Gecko]のアドバンテージは大きい。
のり面を互いに貼付けても、剥がす強さはそれほどでなく簡単にはがすことが出来、すぐにセット出来る。
※以前は[G3]のシールをイージースキンセイバーにセットし携帯していたが、
それでも[Gecko]の方が絶対的にストレスが無い。
トリミングをタイトにしたので、いささか位置決めはデリケートだが、エッジ際ギリギリまで使う為には仕方が無い。
テールフックは、[G3]に付け替えて加工しているため少しテンションをかけて貼る必要がある。
※本来は[CooltexCT40]同様、素材的にテンションをかけてほしく無いのかもしれない。
新造した[G3]のテールフックとコネクターは、事の他上手くハマる。
一緒に登った友人達は
K2のツインチップ ■Gecko:[BD]のベルト+[G3]のツインチップコネクター
※ツインチップの丸いテールは、テールフックが外れるまではいかないが、それでもズレる。
KARHUのノーマルテール ■Gecko:純正仕様
※やはり今回のハイクでも一度テールフックが外れた。
FISCHERツインチップー ■CooltexCT40:純正仕様
※吸盤シールの[CooltexCT40]だがテールフックは[Gecko]と同じく伸縮の無いベルトで、やはり途中何度か外れていた。
コネクターのレイアウトは[Gecko]に近い印象だ。
※スキーのトップ部が舟底形のためトップのワイヤーフックが左右に分離し、外れるトラブルもアリ。
※シールをスキーごと友人に貸したのだが、見た限りノントラブル。
のりの宿命である、取扱いの難しさを別にするならパッケージとしては[G3]はプロダクツとしてあらゆる面で精度が高い印象だ。
今回は厚いクラストながら、急斜面は少なく、ジグを切る場面もほとんどなく
急斜面のトラバースなど、片側にだけストレスがかかる場面もなかったので、シールが剥げる様な場面はさすがに無かった。
しかし、ツインチップの丸いテールは厄介でテールフックが外れるまではいかないが、[G3]のツインチップコネクターでもズレる。
時々、後ろの友人に直してもらう場面がなんどかあった。友人の[BD]ベルトもソレは同じ。
若干、ベルトの長さや、シールのエンド位置が違ったり仕様が違うため、ズレやすさは若干違うだろうがやはりずれるようだ。
あと、気になったのは自分の技術的な問題でもあるのだが、スキーのテール側を良く踏んづけた。
※通常時でも[ARMADA]の大きなロッカーは、トップ部の接地点がずいぶんとビンディングに近く、
その分整地ではテールが長く感じていた。その為かよくテールを踏んだ。
ただ、[BARON13]はクライミングモードに切り替えると4cmほどセットバックする仕組みになっているものの
太さも手伝い、ヒールを踏みがちだ。
そのためにテールフックがずれる場面も何度かあった。
ハイクそのものは難易度の低いものだったので、このレベルで些細でも、トラブルがあるのは頂けない。
[Gecko]のテールフックの交換はツインチップかどうかを問わず、ほぼ必須かと思う。
※純正のフックは使い物にならない印象だ。
早急にテールフックのズレなど対策して、難易度の高いハイクに備えたいと思う。
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