のっけからニッチなスキーネタ。
スキーはボードと違い、基本的にインビスされていない。
取り付けも認定者しか取り付けしてはならない事になっている。
(1日の講習で名人もバイトも同じ扱いというところがね〜)
という事で、自己責任で取り付け!
対象は[アルマダTST]+[マーカーバロン13]
初めての為、あらゆるトラブルを想定してツールを用意した
■テンプレート (今回の奴はパッケージに入っていたけど、海外のサイトよりDLした。)
■ドリルガイド(新規購入)
■デジタルノギス
■4.1×9.5mmドリルビット
(専用ビット※今回は使用せず)
■3.5mmドリルビット(本穴用)
■1.5mmドリルビット(下穴用)
■皿もみ
■カッター
■2液エポキシ
(通常木工ボンド?という店もあるけど僕はエポキシ。)
■ポジドライバービット
(スキービスはコイツじゃないと締切れない。)
■スコヤ
(意外に便利、普段はフラットゲージ代わり)
■マスキングテープ
■ポンチ&小金槌
その他いろいろ・・・
結構、こまごまと道具がいるし、金属のジグが無いので時間もかかる。
(このビンディングは店でもメタルジグがあるところは少ないだろうけど)
そう思えばショップの取り付け価格って高くは無い。
写真はここまで・・・
取り付け時はとても余裕が無かった。
■まずは新品の板にマスキングテープを貼り
ブーツセンター/スキーセンター(幅に対してのセンター)をマーク。
※最近のツインチップスキーはブーツセンターがトップシートのプリントしか無く、
精度に欠けるので一応トップからの長さが同じかどうか確認した。
■プリントアウトしたテンプレートを2つのセンターに合わせテープで止め
穴の位置をポンチする。
※後で開けるドリルのガイドになる様、強めにポンチする。この機種は1/2ペアで9つ
■次にいよいよ穴開け!
最初は1.5mmでプレドリルする。
ドリルガイドにドリルをセットし深さを9.5mmにセットしさっきのポンチに合わせて穴開け
※9.5mmを計りながら合わせるのは困難なためデジタルノギスを9.5mmで固定してドリルの突き出しを揃える事でセットした。
※この板がキャップスキーの為、メタルの有無を確かめるためにも小さな穴をあけてみた。やはり無い・・・・■本穴開け!
この板の指定ドリルは3.5/4.1mm ※つまり3.5ないしは4.1mmの穴のいずれでもよい?
ビンディングの指定は深さ9.5mm
このメーカーの専用ドリルビットは4.1×9.5mm
かなり迷ったが3.5×9.5mmで開ける事にした。
※というのもこの板がキャップの為、基本的にトップシートでしかビスが止まらない?正確には中に木もあるがかなり柔らかい。
■開けた穴を掃除機で吸い、3回転程ビスをもむ。
すると、トップシートが若干膨らむので、膨らんだ分だけカッターでカットし平にする。
※くどいようだがこの板がキャップの為、皿もみしすぎると強度が不安のため最小限で・・・
■開けた穴にエポキシを入れ、ビンディングを乗せる。
※通常木工ボンドを使用するらしいが、個人的にエマルジョン系の白ボンドは湿気で白濁するイメージがあるので、僕はエポキシを使用。
■ビスをセットして、ポジドライバーで締める。
※このビス締めのトルクが経験のいるところだろう・・・ビスは金属でスキーは樹脂と木だから余り垂直に押し回しすぎるとバカになるので
ほどほどで締めるのだが、この板は案の定最初こそトルクがかかって進むが、最後の方はやや手応えが軽い・・・仕方が無いので少し押しながら回すと手応えが戻り本締めできた感じ。
※おおよそ同じトルクで全部締めれた。途中怪しいのが数本あったけど・・何とか同じくらいで揃えれた。
常に2本を交互に作業は進めた。
※というのも1本づつ進めると、片方だけ上手くいき片方は駄目というのは具合が悪い。
最悪、同じミスが左右にあった方が、まだましじゃないかと・・・
■ブーツをセットし、ブーツセンターを確認。
前圧と開放値をセットし、トーピースのコバを調整。
※このメーカービンディングはヒールピースのツラにビスが揃えばOKなのだが少し出てしまう。
かといってヒールピースを前にやりすぎると明らかにブーツソール長より小さい。ちょっと困った。
後は2日程エポキシが硬化するのを待ち
週末シェイクダウンの予定。
※今回、ビンディングを取り付けるにあたり諸先輩方のブログの記述を参考にさせていただき、
幾つかの質問に対しても快くお応え頂き大変助かりました。有り難うございました。
なお、あたりまえですが個々の記載はあくまで個人の経験談であり上記にも書きました様にビンディングの取り付けは講習を受けた技術者でなければ行けない事になっていますので、私同様、参考になさる場合は自己責任となります事をご理解願います。
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