この板はNさんの・・・ |
今年、ある人から「このワックス使っていいよ!」と・・・
僕のペースで使用しても、10年分はあるんじゃないかと思われる量のHolmenkol。
それはそれは、ありがたいお申し出に、気を良くして仲間の板もカケまくり(笑)
そもそも、僕の回りでは、ホームゲレンデの雪が良いので、余りワックスの必要性を感じている人が少ない。
先日ホームゲレンデのBCを2人で上がった時、帰りは林道をラッセルでゲレンデに戻るのだが、トップを行く僕より、トレースしてくる仲間の方がどんどん遅れるので、さすがに彼もワクシングの必要性を感じたらしく・・・
「ワクシングおねがいします・・・」と
基礎板は楽チン! |
斜度の無い場面での滑走性は、体力の消耗に大きく関わって来る。
まあ、普段ワックスを入れていない人なら、簡易ワックスですら「良く滑る!」と言うと思うのだが、せっかくホットワクシングするなら、簡易ワックスとの差は感じてもらいたい。
自分の板ならベースワックスから仕上げて行くが、この後、マメにワクシングする人は稀なので、純パラのレッドをひと塗り、すぐさま剥がして汚れ取りとソールを温めつつ、フッ素入りのレッドをかける。
パラでも十分低温の雪なら滑るが、それは下地がある場合、一発の滑走性はやはりフッ素が少々入っていた方が解りやすい。
とはいうものの、正直ワックスの滑走性は、スクレイピングとブラシで大きく変わる。
いわゆるヌリッパ!なんてもってのほか・・・!
ましてや、BC用となれば、ワックスの残りカスはシールにダメージを残す。
ビッグファットは大変!! |
ちゃんとスクレイピングして、ブロンズでガシガシワックスをかき出す。
※BC用なら一滑りするか、水拭きしておく。
TIPとしては、エッジに残ったワックスはちゃんと落としておく事。
サイドやベースエッジに残ったワックスなど、一度滑れば取れてしまうのだが、朝スキーを雪上に置き、ブーツをビンディングにセットした瞬間に「アレ?」と思わせたい。
案外、ワックスに無頓着な人は、滑り出してスピードが乗ってしまっては、さほど滑走性能というのは差が解らないものだ。
むしろ、斜面や、リフト待ちなどの停止状態の時にスキーが思った以上に動く事を感じる場面が多い。
ワックスの効果って、トップスピードが変わる程の差を出すのは難しい様に思う。
どちらかと言えば、0速度からの初速に大きく差が出る。その結果、限られた条件下で、トップスピードも変わる事もあるかもしれない。
レーサーでもない絶対速度の低いボクにとっては、その差が「操作性」の差になると思っていて、低速でスキーが横にも滑るか否かが、良く滑る板という感覚がある。
Aventuraもベースエッジがフラットだった事も在り、横に滑りにくい、引っ掛かる印象だったが、ソールも出来上がってきた今は、0.5°とはいえベースを落とし過ぎたか?と思う程良く動く。
やはり、ソールが出来上がってこないと、そのスキーの滑走性能、操作性というのは解りづらいもののようだ。
ファットを数台 仕上げるとこんな感じ |
僕の回りでも、ようやくワクシングの必要性を感じて頂けてきたようで、ソレ以来ワクシングを続けている人も増えてきた。
やっぱり、同じシチュエーションをリピート出来ないBCでは、最高のパフォーマンスがいつでも出来る様にしておきたいよね・・・・
道具くらいは・・(笑)
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