2015/01/20

パウダー!パウダー!パウダー![VectorGlideスキーインプレッション]

例年、雪質はいいものの、さほど量は降らないホームゲレンデだが、
今年はオープニングからゲレンデパウダーに当たり、かなりの確率でパウダーを頂けている!

ゲレンデでこんなだから、裏はいつでもスタンバイOK!
今シーズンは12月からハイクアップできた。

先日も2日連続でハイクアップ。

2日目はNさんがVectorGlideを3台持ち込み、ノートラックのパウダーで試乗会!?その日のVectorGlideは
  • Butter Knife 185
  • Mastiff 193
  • Aventura glass 185
※あとCordova 180も・・

ビンディングはDynafit TLT、ブーツはDynafit TITAN ULで統一!
※一人は足のサイズが小さいのだが、無理矢理詰め物をしてTITAN ULを履く
これで3人ソールサイズが揃うのでBCでスワップが可能に!!
こんなシチュエーションで滑れるなんて、贅沢なプライベート試乗会!!

僕は最初、自分の
[Aventura glass185]
これまで手こずっていたのが嘘の様に具合がいい、ターン弧も自在、トップも浮きすぎず、沈みすぎず。
パウダーの中でもARMADAの様に減速感が無い。
この後乗る2台と比較すると、あまりに守備範囲が広くて、ソツが無いので、個性を表現しにくいが、前にも書いたがすべてにおいて「良い塩梅」のスキーだ。

昨年預かった時のマスティフ
メインのバーンを登り返し、今度はNさんの

[Mastiff 193]
これ、ゲレンデで試乗してみてトップ部からビンまで柔らかいのだが、そのボリューム感と重量感に圧倒された、パウダーでもその印象は大きくは変わらず、軽いパウダーの中でも「重厚」な乗り味。
正直、僕の足前では、ごまかしがきかない感じ・・・・乗れば、この長さも個性なのが解るが、実際ほかの2台と比較すれば軽快感は薄い。印象的には速さより、強さを感じる「剛」の板。
※個人的には、これまで乗ったVectorGlide4台中で、一番手強い印象。

2度目の登り返し・・今度はNさんの新車!
[Butter Knife 185]
その個性的なディテールからも、一番興味があった。フラットキャンバー、テールよりもトップの方が若干細く決してゲレンデで楽しい板でない事は想像出来たし、(現実このあとゲレンデのグルーミングバーンは大変だった)VectorGlideの中にあって、唯一ロングノーズ系のシルエット。
ちょっと、ARMADAポイのかと思っていた・・・・これ、
メチャクチャ速い!圧倒的に浮力がある中で、パウダーの表層だけを斬る感じ。バターナイフとは、まさに的を得たネーミング。ターン弧も自在。パウダーだけの専用機だろうが、コノ疾走感は他の板じゃ味わった事が無い。
見かけもさることながら、個性的な乗り味だ。
同じロングノーズ系でも、ARMADAtstやROSSIGNOLsuper7が、やはり速い板でなく「面」で乗るイメージなのに対して、不思議だけれど「線」で斬る感じ、除雪感が少ない。
取り回しも、この3台の中では圧倒的に軽快で、僕のような足前でも自在性がある。

僅か200m弱の高低差を2本登り返えしたが、僕の足も終了間直・・・帰還する。

何となく解っていた事だけど・・・VectorGlideの板というのはVectorGlideの中でも乗り味が被らない、モデル事に明確な個性があると思う。
正直、VectorGlideじゃなくたって良い板はあると思うけれど、Nさんの様に全部欲しくなるメーカーというのも稀じゃないかな。乗っちゃったら欲しいもの・・・VectorGlide!

※この後、一緒に試乗したMさんは、そのままNさんのTITAN ULを譲ってもらい、VectorGlideのHPとにらめっこ!
彼、昨年BDのQuadrantとREVERTを一式買ってTLTデビューしたばかり・・・卸したての時から苦い顔してたからな〜(笑)

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