ハイフッ素の季節ですが・・・?
「ハイフッ素ワックス」フッ素の含有率が比較的高いもので、
主に滑走ワックス、トップワックスなどと呼ばれる。
各メーカー毎に、フッ素を含まないハイドロカーボン(パラフィン:ワックス※添加物が入らない事から、純パラなどとも呼ばれる)から「低フッ素」と呼ばれる、少しフッ素のは入ったもの・・・沢山フッ素のは入ったものまで、各温度帯ごとにラインナップされる。
ココ最近の石油の高騰で、スキーワックスもかなり価格が高騰し、ハイフッ素のワックスなどは、とてもじゃないがおいそれと買える値段じゃなくなった。
ただ、これからのシーズンは、雪に多くの水分が含まれているため、フッ素含有のワックスが有用だとされる。
そもそも「滑る」という状態が、相対的に比較する事が難しいのに、ホットワックス用のワックスというのは、対費用効果が解りにくい。
価格が3倍のワックスが3倍速かったり、3倍長持ちしたりすれば理解しやすいのだが・・・
よく、ネットでも
「ホットワックスしてみたけど滑らない!」
「ホットワックスなんて無駄です!」
とか、ネガな意見も多い。
個人的には、「そんな事は無い!」と反論したい所だが、効果的なプロセス、コストを考えると、とてもじゃないがおススメするには、あまりにもコストパフォーマンスが低い。
上記のような意見が出ても仕方が無い様に思う。
要は、価格と手間程の効果が少なく。解り難い。
だからといって、効果がない訳ではなく、複数の条件を満たさないと、分り易い「(良く)滑る」という状態にならない。
僕自身も、かなりワックスマニアの類いに入る方だと思うが、
今だに「(よく)滑る」という状態の線引きが難しい。
ただ、WC(ワールドカップ)で他の方法が持ち入れられない事からも、少なくとも最高峰の滑走性はホットワックスを欠いては得られない。
もちろんWAXだけでは無いですけどね。
少なくとも現時点ではホットワクシング抜きで最高峰の滑走性は得られないのではないかと思う。
では、レジャーでホットワックスが有用か?
正直に言います・・・微妙です。
まして、ハイフッ素の高額ワックスがいるか?
これも・・・微妙。てか・・・要らない。
ただ、これからのシーズンに限っては、その効果は幾らか高い。
限られた回数、もし1回しかワックスをしないのなら・・・
フッ素入りのワックスは有用だ。
正直、ハイフッ素を掛け過ぎたスキーは、ベースを作る事が難しくなるので
僕も、自分の板にはほとんど使わないですけどね。
※フッ素がソールに残っていると、パラフィンワックスが弾かれ、入りニクくなる。
長くなったので、また・・・続く
だいぶ前にコメントを頂いていたMizushimaです。
返信削除いつもハイレベルな記事を読ませてもらっています。
ワックスは…麻雀みたいなものですよね。
いい滑りの確率は上げてくれるけど、最終的には運次第、という。
でも、ホットワックスだけで格段にその確率は上がりますし、ソール保護の観点でも、入れたほうが良いか悪いかで言えば100%良いですよね。
これからも参考にさせていただきます。
Takeshi Mizushimaさん、コメありがとうございます。
削除ワックスは、確かにそうですね・・・
僕は、皆があきれる程ワックスしますが、メーカーには余りこだわりが無く、とにかくパラフィンを入れまくります。
以前Takeshi Mizushimaが書かれていた。ドミネーターなどは興味があるのですが、ドミネーターだけで仕上げるにはコストが・・・・