スキーワックスは大雑把に言えば
- 「パラフィンの硬度」
- 「フッ素の含有量」
でクラス分けされている。
多くのメーカーは
□柔らかい雪?→柔らかいワックス(イエロー等)
□硬い雪→硬いワックス(グリーン、ブルーなど)
※柔らかい、硬いの表現はメーカにより雪温だったり気温だったり、雪の新古だったりするので表現としては一律ではないが、基本的にメーカーは色によりパラフィンの硬度が解る様にしている事が多い。
□湿雪→フッ素入り(含有量により低フッ素、ハイフッ素など)
というのがスタンダード。
※価格はフッ素の含有量でほぼ決まり、パラフィンの硬度では価格差はほとんどないようだ。
[ベースワックス]
柔→硬の3~4種のパラフィンワックスを使い、システムでベース(下地)を作る事を薦めている。
下地として事前に入れておくワックス。
※専用のベースワックスと呼ばれる柔らかいパラフィンワックスやドミネーター等の硬度変化するパラフィンをベースワックスとしているメーカーもある。
[トップワックス]
主に滑る条件に合わせた表面に入れる滑走ワックス。フッ素の入った物を基本的には指す。
※フッ素含有のワックスをベースで使うのは、いろんな意味で勿体ない。
[オーバーワックス]
スタートワックスと呼ばれる純度の高いフッ素ワックスの事を指す場合が多いようだ。
レース等で直前に、その1滑走の為だけに表面に塗り込むワックス。極端に持続性が低い。
このジャンルは手を出していないのでよく解らない。
その為、基本的には入れる順番や、目的が分かれているので、効率よく滑走性を求めると、おおよそメーカーのマニュアル通りがおおむね効率がいい。
その昔、ワックスが入っていればいいのだろうと、
硬度や、フッ素含有など無視して、1シーズンを通して純パラのイエローだけ入れ続けたシーズンがあった。
夏場の暑い時期から、シーズンに入ってもイエローだけ入れ続けてシーズンを通した。
※ワックスは十分満たされていたと考えられる。
結論から言うと、イエローだけでシーズンを通すのは無理。
※というか?今はイエローの必要性すら感じない。
表記の温度帯から言えば、春先なら「当たり」そうだが、実際イエローの温度帯の雪というのは、ほとんど無い。
ハイシーズンはワックスが柔らかすぎるため雪との摩擦が高く、抜ける?のが早い。全くソールも守れない。
個人的には、イエローが「当たり」の雪など無いのじゃないかと思う。
※正直、ハイフッ素のイエローなど、ラインナップには必ずあるが、いつ使うのか解らない?
混ぜて使う以外、どういうシチュエーションで使うワックスなのか教えて欲しいくらいだ。
その上、入れても、入れても、抜けが早いので「ベースバーン」が無くなる事は無かった。
以来、僕は柔らかいワックスはベース作りの最初にたっぷり入れ、後はクリーニングで使うのみだ。
※春先でもイエローというシュチエーションはまず無いと思うのだけど・・・
PS:このシーズンのイエローワックスは[SWIX CH10]900g
まだ、板も少なかったので1シーズンで半分位は入れたと思う。
理解の深い方から見れば、「当たり前」という事も本当にそうなのか?
試してみたい「天の邪鬼」なので毎年、何かしらシーズンを通して試している。
未熟な知識と経験の為、アドバイス、ご意見頂けると幸いです。
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