ラベル SWIX の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル SWIX の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2012/06/14

ワックス考[ベース編]硬度変化ワックス


[SWIX]を使う以前、特定の板だけ、[マツモトワックス]の[極上仕上げ]なる各温度帯をパッケージングした物を、使用した事もあったが、当時はあまり差が解らなかった。
※今にして思えば、入れた絶対量が少ないうえ、ワクシング技術も今より未熟だった

[マツモトワックス]には[アンチBB]とよばれる、ベースバーン防止用の専用ワックスがある。

当時これで、BBが防げると、盛んに入れていたが、あまり目に見えた効果は無かった様に思う。
 というのも、硬度の高いワックスだけ入れるのは、技術がいる上、いったん出来た毛羽は削らないと取れないのだから、いくら硬いワックスでも取りきれる話じゃない。
※当時はあまりブラッシングの重要性も稀薄だった。

アンチメジャーの天の邪鬼精神から1、2シーズン使っていたが、安くも無いので、[SWIX]に乗り換える・・・

で、硬いワックスの重要性を[SWIX]で改めて学も、[アンチBB]のように硬いワックスは、溶解温度も高く、結果アイロン温度も高く、常に焼きのリスクと浸透のしにくさがネックだと思っていた。

ソコで、気になりだしたのが[ドミネーター]に代表される温度変化ワックス。
溶解温度は低いが、雪温で硬質に変わるマルチグレードワックス?だ。
低温で溶解し硬度もあるので、理論的にはイエローからグリーンなどという、段階を踏まずに1つのワックスで済む。

同時期にドメステックワックスが複数発売され、中に[ナノムワックス]があった。
※液体ワックスの[ナノワックス]ではない。

共に低温で溶け、浸透し易い上硬質、その上フッ素も含み、本当の意味で「オールインワックス」と言えた。

※印象的には硬化後は[ナノムワックス]の方が硬い印象で、[ドミネーター]は常温では柔らかく粘つく感じで浸透性は高そうだが、硬い印象は無かった。

ただ、この2つのワックス、ワリと高い。

その為、2台の板にそれぞれ使用してみたのだが、
当時のワクシングの仕方にも問題があった。
 共にワックスを厚くかけ、冷ましてはアイロンをかけるといった、ケチケチワクシングで使用していた。
※熱さえかければワックスは浸透する物と思っていた。まあ、あながち間違いでもないが・・・

今ならこのやり方では、効果が薄くなる事が理解出来るが、当時はスクレイピングの意味も、ブラッシングの意味も稀薄だったので、コレでもいいのではないかと思っていた。

その為、このワックスも「当たり」の印象は薄い。

このワックスは安くは無いので、僕のベース作りとしてはハイコストの部類だと思っている。

ただ、2つ共、滑走性も高いベースワックス?なので、トップワックスとの使い分けをしないなら
良い意味で「ハイグレード オールインワックス」といえる。

僕の使用の仕方と、使用量からすると、あえてこれらを使う事は無いかな・・・・




2012/06/11

ワックス考 [ベース編]イエロー



スキーワックスは大雑把に言えば
  1. 「パラフィンの硬度」
  2. 「フッ素の含有量」


でクラス分けされている。

多くのメーカーは

□柔らかい雪?→柔らかいワックス(イエロー等)
□硬い雪→硬いワックス(グリーン、ブルーなど)

※柔らかい、硬いの表現はメーカにより雪温だったり気温だったり、雪の新古だったりするので表現としては一律ではないが、基本的にメーカーは色によりパラフィンの硬度が解る様にしている事が多い。

□湿雪→フッ素入り(含有量により低フッ素、ハイフッ素など)
というのがスタンダード。

※価格はフッ素の含有量でほぼ決まり、パラフィンの硬度では価格差はほとんどないようだ。

[ベースワックス]


柔→硬の3~4種のパラフィンワックスを使い、システムでベース(下地)を作る事を薦めている。
下地として事前に入れておくワックス。

※専用のベースワックスと呼ばれる柔らかいパラフィンワックスやドミネーター等の硬度変化するパラフィンをベースワックスとしているメーカーもある。

[トップワックス]


主に滑る条件に合わせた表面に入れる滑走ワックス。フッ素の入った物を基本的には指す。

※フッ素含有のワックスをベースで使うのは、いろんな意味で勿体ない。

[オーバーワックス]


スタートワックスと呼ばれる純度の高いフッ素ワックスの事を指す場合が多いようだ。
レース等で直前に、その1滑走の為だけに表面に塗り込むワックス。極端に持続性が低い。
このジャンルは手を出していないのでよく解らない。

その為、基本的には入れる順番や、目的が分かれているので、効率よく滑走性を求めると、おおよそメーカーのマニュアル通りがおおむね効率がいい。

その昔、ワックスが入っていればいいのだろうと、
硬度や、フッ素含有など無視して、1シーズンを通して純パラのイエローだけ入れ続けたシーズンがあった。

夏場の暑い時期から、シーズンに入ってもイエローだけ入れ続けてシーズンを通した。
※ワックスは十分満たされていたと考えられる。

結論から言うと、イエローだけでシーズンを通すのは無理。
※というか?今はイエローの必要性すら感じない。

表記の温度帯から言えば、春先なら「当たり」そうだが、実際イエローの温度帯の雪というのは、ほとんど無い。

ハイシーズンはワックスが柔らかすぎるため雪との摩擦が高く、抜ける?のが早い。全くソールも守れない。

個人的には、イエローが「当たり」の雪など無いのじゃないかと思う
正直、ハイフッ素のイエローなど、ラインナップには必ずあるが、いつ使うのか解らない?
混ぜて使う以外、どういうシチュエーションで使うワックスなのか教えて欲しいくらいだ。

その上、入れても、入れても、抜けが早いので「ベースバーン」が無くなる事は無かった。

以来、僕は柔らかいワックスはベース作りの最初にたっぷり入れ、後はクリーニングで使うのみだ。

※春先でもイエローというシュチエーションはまず無いと思うのだけど・・・

PS:このシーズンのイエローワックスは[SWIX CH10]900g
まだ、板も少なかったので1シーズンで半分位は入れたと思う。

理解の深い方から見れば、「当たり前」という事も本当にそうなのか?
試してみたい「天の邪鬼」なので毎年、何かしらシーズンを通して試している。

未熟な知識と経験の為、アドバイス、ご意見頂けると幸いです。


2012/02/22

ワクシング#4 [激硬 ]


某マニア制作「激硬」WAX

今年はいわゆるベースワックスというものを大量に買い、
使っている事は以前も書いた。

それまでは、一応滑走ワックスと言われる、純パラフィンの「イエロー」「レッド」位をベースワックスとしていた。
その他、マツモトワックスの「アンチBB」やホルメンの「グリーン」の硬いワックスまでをオフシーズンにいれてベースとしていた。

さすがに、どこのメーカーでも「グリーン」や「ブルー」などは硬くアイロンの温度も高い、寒い小屋ではなかなか入る感じがしない。
それでも、ブランド品(ホルメン、SWIX、TOKO、ガリウム等)は寒い中でも何とか溶けるし、塗り難いが単品だけでも何とか作業出来る。
※他の温度帯のワックスと混ぜずに単品で使用するという事。

その中でも、今、手持ちのワックスの中でダントツで「激硬」のものがある。
今まで、手にしたワックスで間違いなく一番硬い。それはブランド品ではなく、ガレージメーカー、プライベートメーカー?のワックスだ。

以前、その筋では有名なワックスマニアの方から分けて頂いたワックスで、その方がご自分で工業用パラフィンをセレクトし作られたようだ。僕が分けて頂いたのはベースワックスとして使う純パラのモノで「ミディアム」と「ハード」の2種類を分けて頂いたのだが、どちらもブランド品と比べると硬めなのだが、この「ハード」が、尋常じゃないくらい硬い!

WAXを垂らした様子
見て頂ければ解る様に、板にたらした先から剥離し・・・・
※僕は「ポタポタ」と垂らさず、「ツ~」と線で垂らすのだが・・・
ワックスが反り返かえってしまい、そのままではアイロンをかけようとしても、パラパラと落ちてしまう。
もちろん溶ける温度も高い為、ソールの上でアイロンを溶けるまでゆっくり動かすという訳にも行かない。
そのため、この「激硬」ワックス、主に夏場の気温の高い時期に入れていた。
※夏のワクシングについてはそのうち書こうと思う。


テムポの「激柔」ベースワックス
それでも、今年の様にシーズン半ばで新車(板)を手に入れた時は、入れる事が出来ない。
※現にARMADA TSTは、「激柔」テムポのベースワックス位しか入っていない。

※もちろんトップワックスは別でかけて、ナノムワックス(液体ワックスメーカーのナノワックスじゃなく)のベースも2回程入れてはいる。

それでも、今年の様に気温も、雪温も低く、新雪が多いと、柔らかいワックスではしぶい。
やはり、フッ素の有無より硬いワックスの方が明らかに滑る。

深くは浸透しないまでも、ソールを少しでも硬くしたい。
そこで、硬いワックスと柔らかいワックスを一緒に溶かし、とりあえずソール面で剥離する事を防ぐのだが、驚いた事に溶解温度があまりに違うため、混ざらない!
柔らかいワックスは液状化するが、硬い方はその液状化したワックスの中で白濁するだけで、完全に溶けるまで行かない。

余り高温のアイロンをあてたままは嫌なので、ある程度であきらめるのだが、
冷えた後スクレーピングすると、もちろん「シュルル~」とは剥けず、「バリバリ」と粉末状にしか剥げない。
※あまりに硬いのですこしアイロンをかけ直してから削ったりするが、それでもストレスだ。

ただこの「激硬」ワックス、入れば光沢、滑走性共に具合が良い。
ただ、かける時はかなりストレス。

このワックスの制作者はサーモバック的なモノもご自分で作る方で、
十分にスキーを温める事がワックスの浸透に大きく影響する事を解いていた。
僕のワクシングの考え方はこの人の影響が強い。
もう少しチューンスペースが広ければ、僕もペネレーションヒータ、ワックスフィーチャーなり作りたいのだが・・・・

2012/02/16

SWIX VIPER カーボンストック [長さ調整]


以前USEDの[SWIX VIPER]がリサイクルショップで数千円で置いてあるのを見つけて買ってあった。
今時、長さ調整ポールも多く昔ほどポールのカットはしなくなった。※僕も普段は調整ポールだ。

個人的には調整ポールより1本物の方が好みで、そのうちカットして使おうと考えてはいた。
ただ普段使うには少し長く、しばらく放置してあった。
というのも、このSWIX。カーボンポールだ。
アルミのポールであれば、何度か調整しているので手順も扱いも理解しているのだが、最近のポールはグリップ部が複雑な物も多く、グリップの取り外しがややこしい。

基本的にはグリップを外せれば、ポールを切り詰めはめ直すだけなのだが・・・・

グリップの外し方が素材によって違う。
アルミポールであれば、グリップの固定は圧着とエンド部のネジ止めなのでストラップなどの付属品を全て外し、グリップ部を十分に温めてあげれば容易に抜ける。※僕はお風呂につけて芯まで温める?!
アルミポールの場合は素材自体が熱伝導性が高いためグリップの内側も温められる事により抜けやすい。
そのうえ金属なのでプライヤー等で挟む事も出来るので、力がかけやすい。

しかし、

カーボンポールのグリップは基本、接着だ。
これが始末が悪い。

一応、接着材は控えめに付いているのだが、ランダムで、均一に塗られている事は少ない。
その上、カーボンポールは加熱してもアルミの様には暖まらない。
グリップ部を温めてはずす他無いのだが、アノ厚いゴムの固まりを中まで温めるにはほぼ無理。

カーボンは軽量高強度のイメージがあるが、プライヤー等で押さえると、あっさりパイプが潰れる。
※この辺りはメーカーにより編み方、樹脂の硬度もあるので一概に一緒ではないと思うが、SWIXはプライヤーで挟んで引き抜こうとしたら・・・・「メリメリ・・・」と表面の繊維が塗膜ごと割れた。

仕方が無いので、もう少しグリップの接着を物理的に弱める方法をとるしか無い。
※スマートな方法じゃないので少し恥ずかしいが・・・

再度、ホットガンでグリップを出来るだけ温め、
グリップとポールの間に極細のドライバーをねじ込み
接着を無理矢理少しずつ剥がし、空いた隙間にシリコンオイルを注入しながら、
何カ所か繰り返す。
一回りし再度ホットガンで温め直し、後は力技!!

柔らかくなったグリップをぞうきんを絞る様にぐりぐりし、接着を完全に外す。
あとは回りに気をつけて重いっきり引っぱり抜く。

「ポン」

と抜けてしまえば、作業の70%は終わり。

アルミポールなら、中にエンドキャップがハマっていたりするのだが、
カーボンポールはそれすらない。
だから、カットすればいいだけだが、アルミと違いカーボンは少し勝手が違う。

1:カット面にそってテープを貼り、カット面を記すのと、
カット面がほつれない様にする。

2:パイプカッター(もしくはカッター)で表面の塗膜をすこし切れ込みを入れておく。

3:アルミならそのままパイプカッターで切っていいのだが、カーボンは
パイプカッターでは潰れ、ほつれてしまうので、表面だけ切った後は金ノコで切った。

4:切り口もカーボンがほつれやすいので、車用のタッチペンを切断面に塗り、
塗装膜を作った。
※どうせエンドキャップも無く、グリップでカバーされるので、してもしなくても問題は無いと思うが。

5:後は、何か適当な接着剤か、薄くテープを巻くなりしてグリップを差し込む。
※今回はまだ後で調整の可能性があったのでそのままシリコンオイルも拭き取らずはめ直した。

6:後は付属のストラップ等をもどしたら終わり。

よく、カーボンストックはカット出来ないと言うが,
確かにアルミと比べるとカットに対応しているとは言い兼ねる。
しかし、ストックの長さは滑り方などにより違ってくるので
調整出来ないと言うのは困る。

今回はSWIXだったが、基本的にカーボンストックならLEKIあたりも
同じ様な作りと思う。