THERMOSの[山専用ボトル]の性能は十分満足している。
しかし、自宅から熱湯を入れて行ってもやはり現地スタート前には沸かし直す必要がある。
※朝2,3時位に起き、準備をして現地にはたいてい7時前後だから、そのままでは昼までとなると9時間後。
さすがに80°キープは難しい。
スタート前の時間のない時にお湯の沸かし直しは少々手間。
それに大抵は、スタートとはいえ若干高所だから自宅で沸かす様にはいかない。
もちろん急ぎの場合はガスバーナーを使うが、手持ちのガスバーナは[G-ストーブ STG-10]。
低重心で家庭用のガスボンベが使えるのが魅力なのだが、如何せんパワーが足りない。
※2.9kw
バーナー部も局部的にしか当らないので焦げつき易かった。
まともなクッカーも持っていないので、これを機に買おうと選んだのが[DUG HEAT-I]。
コレに決めたポイントは
■ヒートエクスチェンジャ-付き
※ジェットボイル同様ヒートロスが少なく燃料消費が少ない(早く沸く?)
■500ml+コーヒー分のお湯を沸かせる容量。
※1000ml
■焦げ付かない表面加工
※ハードアノダイズド加工処理済
メーカーホームページでは[EPI]以外のバーナーは使うなとあるが、それはヒートエクスチェンジャーの内側のみに炎があたるタイプ(局所的な炎)が望ましい事からかと思われる。
その点で言えば、[G-ストーブ STG-10]との相性は悪くは無いはず。
という事で、先日の御岳BCでスタートの「田の原」で使用してみた。
高所での(2100m位か?)湯沸かしがどんな物かよく知らないので、早いのかどうかもよく解らないが、とりあえず山専用ボトルのお湯と少し水を足し、[DUG HEAT-I]を火にかけた。
お湯から沸かした割には遅い印象(ちゃんと計測してません)。
ただ、立山の時も同じ様にアルミのコッヘルで沸かした時は、なかなか沸かず、かなり時間がかかったので、おそらく時間的には早かったはず。
残念ながら注ぎ口のくぼみが無いので、ボトルに移す際は気を使うが以前使っていたコッヘルよりかは深いせいか継ぎ易い。
※ただ、沸騰したが高所の為100°では無いのだと思う。
実際、立山の時は低所で沸かしたため昼でも熱々だったが、御岳では比較すると少しぬるかった事を思うとそういう事じゃないかなと思う。
※田の原の高度が2170mほど、300mごとにおおよそ1℃沸点が下がるとすると、沸かしたお湯は93℃程だったと思われる。
※立山の時は470mほどの標高?で沸かしたのでほぼ100℃と思われる。
スタート時で7℃違えば少しぬるく感じても当然だ。
湯沸かし用としては十分満足な性能だが、湯沸かしだけなら山用のやかんでも良かったかも・・・
ただ、探してみると500mlに対しヤカンも500mlでは吹きこぼれてしまう物が多く、容量の点で良い物が無かった。
700ml位の容量でヒートエクスチェンジャー付きのチタンケトルなんかがあったらベストなのだけど。
そもそもクッカーのカップ形状の深い物のメリットって、よく解らない。
おそらく山ガスボンベとバーナーの納まりが良いことから
この形状の物がメジャーなのだと思うが、T型バーナーを持たない僕にはメリットが少ない。
ただ、この[DUG HEAT-I]。
もしや!と思い、以前紹介した自作の[アルコールストーブ ストームクッカー]に合わせてみた。
ジャスト?で乗る。
なんだか形はジェットボイルより低重心で納まりがいい感じ・・・
※自画自賛?
炎もヒートエクスチェンジャー内に当るはずなので、案外こちらの方が相性がいいかも!
※そのうち燃焼実験をしてみようと思う。
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