2012/05/01

御岳BC[10'回顧録]#1


この週末、御岳BCの予定だったが、田の原駐車場までの除雪が完了せず延期に!
※田の原開通は5/3の予定らしい。

ということで、御岳BCネタを書くつもりが・・・・

仕方が無いので数年前のスノーシューによるBCデビューから、翌年自分の体力と技術を補うため、シールデビューし、その様子を、某SNSに上げていたので、
なつかしく、未だ消えないトラウマを紹介・・・※長いけど


当時の装備は
■スキー:ディナスターレジェンド8800
■ビンディング:ナクソー
■シール:G3
■ブーツ:レクザム リベロ
※クランポン無し(今にして思えばコレがキツい・・・)

以下当時の日記。
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入念なパッキングと装備を準備してこの日を迎えた
前日に御岳ロープ駐車場に集合! 
澤○さんのステップワゴンに10人詰め込み、ささやかに乾杯! 
実質今シーズン最後の宴会? 

 当日天気は大方の予想通りのピーカン! 
ただ一つ心配だったのは前前日の雨による凍結! 
今回は、シールで登るためアイスバーンではスノーシューより分が悪い。 

9:27 スタート! 

樹林帯では今までになく快調!シール登坂も全く問題なし! 
ただ、樹林帯の雪がやや硬い!やはり雨の影響か!森林限界の上が少々心配。 

森林限界を超えいよいよ稜線を目指す

出だしは問題ない、シューの連中はそのまま最短で直登し稜線の鐘の丘をめざす。 

僕はなるだけ斜度の緩い側から稜線を目指すが、ここまでが良好だったため、いささか直線的にコースを取っていた。(かも?)今にして思えばもっと手前のから回り込んで稜線に出るべきだった。 
しだいに斜度が増し雪も硬さを増す。 

先行していた隊長が直登をやめ、横に斜面を切り始めた。 
見るからに不安定なのが見て取れる。 
自分はまだ直登で行けると感じていたが、遠くから隊長が横に出た方がいいとの指示! 
で、初めての斜登行!通常と違いエッジを立てないように斜面にスキーを合わせる。極めて不自然な重心移動を強いられる。アルペンブーツではかなり難しい。 

しかも、身に染みついた感覚でつい山エッジに乗ってしまう。 

「ツルっ!! 」

谷スキーがあり得ない方向に滑る! 
ほんの僅かだが滑った。 
身が凍る!今まで経験したことのない感覚!!! 
なんでこうなるのか状況が解らない。 
(ヒール側がフリーになっているために、ヒールを引き上げようにもスキーが付いてこない。) 

そこからは、今まで登ってきた斜面が急にやばい斜面に見える!(最初からヤバイのだが、たまたまスリップせず登れていたため気がつかず上がってきてしまった。) 

そこからは慎重になるが、どうスキーにテンションをかければいいのか解らず、自分の中で色々試しながら1歩ずつ踏み出すが・・・


「ツルっ!!」滑る。 
その度ごとに変な緊張が走る・・ 

稜線の反対側は日が当たっているため少しは柔らかいと思い、稜線向こうを目指す・・あと数メートル 
 1歩づつ、シールのグリップを確かめ体重をかける。 
山側スキーを1歩前に出しグリップを確かめた瞬間、僅かにトップが滑った。 

「?!」 

次の瞬間、谷のスキーも期待を裏切り、有りえない方向に滑った!! 

「あっ!?」 

突然足場を失った僕はなすすべもなく、平坦な急斜のアイスバーンに叩きつけられ、後ろ側へ急加速を始める!!!! 

長くなりすぎたので、つづく・・・


御岳BC[10'回顧録-滑落編]へ・・・つづく

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